日本の農業の将来

有機農業が国を変えた!!　ソ連体制の崩壊以降、化学肥料などが輸入出来なくなり自国で有機で栽培をするしかなくなったキューバは、肥料を生ゴミやミミズなどから作り、化石燃料を消費するトラクターの替わりに牛を使い、89年には食糧自給率43％だったものを98年には95％に伸長、現在ではほぼ100％を誇るという。容易に輸入できない化学肥料にかわって、バイテク（バイオテクノロジー）を活用した微生物肥料を普及させ、マメ科作物などが持つ根粒菌で窒素固定を図り、自然の力で肥沃化するという。食用作物は、輪作を行うことで、土の養分の偏りを防ぎ、土を維持する働きとともに、土壌病害虫の防除効果も同時に図る。またバクテリア等の散布で、作物にビタミンやホルモン、アミノ酸などを供給し、作物の生育を早めている。すべてのものを海外に依存している日本の農業も、様々な工夫をすることで単なる模倣ではなく、日本に似合った農業への転換を、図ることは出来ないか。僕自身もひとつひとつじっくり紐解いて考えてみたい。