百姓通信
自然と素直に向き合い、全身で風を感じて私は百姓しています。
①土づくり②循環型③無農薬・無化学肥料④永続性を大切に!
ビジネスブログランキング
 



いつの間にか、高校野球も始まり、噂の大物・中田選手が早くも二打席連続ホームランを打った。プロ野球もパリーグは、もう今夜で5試合目、楽天の田中投手が先発(2回でノックアウトを喰らったようだが…)したようだし、セリーグやメジャーリーグもいよいよ始まる。
こんないよいよ春が本番に・・という今日この頃、今夜は一番下の子供と二人でハンバーグをつくった。子供と料理を作るのは結構久しぶりだったのだが、一緒に何かをするといろいろなことに気がつく。
神経質なところがあったり、段取りがよかったり、しっかり料理を作りながら洗い物が交互にできたりすると、思わず子供の成長を微笑ましく思う。
子供も本当に、個性がそれぞれあり、それぞれの成長過程で、感じ方や表現方法が違ったりする。おそらく植物もそれぞれの成長過程や、育つ環境によって様々な個性をもつのであろう。そう考えると、育つ環境づくりにも必ず正解というものはなく、あくまでも共に成長しながら、共に暮らしながらその個性を知り、その個性に応えられる環境の整備をすることが重要になってくるのだろう。
※写真はハウスの中のアマガエル!!

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




ムラづくりの一環として“大工+農業の学校”を核として開講し・ムラの活性化及び・若者の就労/就農支援を同時に行い、ムラの今後のあり方を問いたいという人がいる。
そういえば、その昔、弟子入りをして技術を教えて頂きながら、若干の給料をもらう仕組みや農業をしながら別の仕事をその季節ごとでする働き方など、さまざまな就労スタイルが様々なカタチで存在した(昔といってもつい最近までその仕組みはあったのだが)。
少し考えてみれば、よくわかるように、人は利便性や効率を追求するがゆえに、収入をどこかで得て、そこから得た収入によっていろいろなものを購入することで、出来るだけ手間をかけずにお金をかけて暮らすようになってきた。そうすることで、例えば“家”のように、施主が大工さんと共に創り上げてきたものが、いつの間にか購入するものに変わってしまい、購入するものになったことで、共に創り上げてきたときならば「家は年々いろいろ手を加えることで住みやすくなるもの」という考え方から「家は入居したときが一番良く、何かあれば施工業者にクレームをつけるもの」になりさがってしまう。また、日々の生活で、農作物は裏の畑の野菜を料理に使い、時々鶏を絞めて頂いていた生活そのものから、田舎でも近くにコンビニエンスがないとやはり不便と感じるよう変貌を遂げてきた。
もしかするとニートやフリーターもひとつの就労スタイルであり、昔は、いろいろな働き方(賃金を得ない働き方も含めて)が許されていた社会であったのが、現在は、しっかりと収入を得る就労スタイルでないと社会的に認められなかったり、金銭をはたいてモノを購入することで、買う者の立場が売る者の立場より常に上になり、買う者は、上になってしまったことで、そのものの本質が見えなくなり、売る者は下になることで、変に卑屈になってしまっているのではないか(これはどの産業界にも見受けられる現象だが・・・)。
また別の視点では、現状の都会の生活は、人間の本来持っている自然の生理との狭間をなんとか人間は頭では埋められているものの、もはや身体が埋められなくなっているようで、田舎でもそのギャップを補う手段を徐々に失くしつつあるように思える。
今回のムラづくりへの想いは、そんな都会と田舎の交流の中に、21世紀の人の生き方を考える何らかのスタートになったり、都会の知恵と田舎の技の融合の中に、20世紀に垂れ流してきた問題を、21世紀に何とか修復し、解決するヒントがありそうな気がした彼の、そんな想いの中から沸々と沸いてきたもののようだ。
※写真は大戸洞舎で開催された第七回アグリ部会(滋賀県中小企業同友会)の模様

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )