百姓通信
自然と素直に向き合い、全身で風を感じて私は百姓しています。
①土づくり②循環型③無農薬・無化学肥料④永続性を大切に!
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先日、今年度の琵琶湖塾も最終回を迎え、終了後に関係者だけのささやかな打ち上げがあった。打ち上げの席には、田原さんも出席され、短い時間ではあったが、大変盛り上がった。私は『オフレコ!別冊』を頂いたうえに、田原さんにサインまでして頂き、大満足!!また、この別冊は、あの小泉前総理を支えた飯島前秘書官の特集で、戦後三番目に長い5年5ヶ月の長期政権の裏舞台が鮮明に描かれていて、なかなか面白い!!果たして日本の政治のレベルは、高い?低い??・・・


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レイ・クロックは、マクドナルドを世界的なチェーン化に成功した人物です。あのユニクロの柳井さんやソフトバンクの孫さんが「成功の教科書」と「人生のバイブル」と評した『成功はゴミ箱の中に(プレジデント社)』は、なるほど中身には彼の生き様・考え方がしっかり詰め込まれており、なかなか面白く、また反面、身につまされることも多く、ビジネスの捉え方、考え方、行動の視点等々学ぶべきところが多くあった。
農業をする前は、グローバル化を図り、世界的な巨大企業になることは素晴らしい事のように思っていたが、農業を始めて、実は、大きくなること、効率化を追求すること、標準化を図ること、どこでも同じモノが食べられること等が実は人類や文化にとって決して正しい姿ではないことに気づいた。
今回、マクドナルド(現在世界に約3万店舗、1日に5,000万人のお客様が訪れるという)は何故、こんなに巨大になりえたのか、何を志向していたのか、また現在いるのかを少し知りたく思い、この本を手にしたが、改めて、マクドナルドはただ単に巨万な富を求めて世界を席巻したのではなく、時代の要請、大衆のニーズに応えるべく、たえまぬ努力の結果現在の地位を築いたことに今更のように感激した。
企業というか、ビジネスはやはり顧客のニーズのないところには存在しない。そのニーズに如何に素直に、かつ特色を持たせてビジネス化を図るかということがベンチャービジネスの基本になるようだが、マクドナルドの場合、《いつでも何処でも誰でも食べられる・・・早くて安くて、しっかり美味しい》を基本的なコンセプトに、お客様の期待(店頭に来られるお客様だけではなく、フランチャイジーにやる気になっていただく為にも)に常に応えるべく日々業務の改善・改革を図った結果が現在に至ったわけだ。
だが、今一度、考えたいのは、本当にこのマクドナルドの進化がわれわれ人類に幸せをもたらしたのかということで、顧客ニーズはただ単なる人間の我侭で、コンビニエンスは生活は便利にしたが、生活を“豊かに”してくれたかという決してそうではなく、その真実は、このマクドナルドの功罪?!というより、やはり人類の功罪?!と捉え、今一度我々は何を未来に期待し、何を目指すのか、原点に立ち戻る必要がありそうだ。

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