百姓通信

自然と素直に向き合い、全身で風を感じて私は百姓しています。
①土づくり②循環型③無農薬・無化学肥料④永続性を大切に!

高騰の穀物相場!!

2007-03-31 21:15:01 | 農業
穀物市場の高騰!! 穀物相場は、生産地の異常気象(オーストラリアの干ばつ等)やバイオエタノールの需要の増加、中国を始めとしたBRICS諸国の消費の拡大により、昨年初めに2ドル/ブッシェル台をつけていたトウモロコシのシカゴ市場は、投機的な意味合いも強まり4ドル台に突入、更に上値を狙う勢い…。
こうなると日本における飼料や食品の原料として、今後も全量輸入が可能かというと難しくなる。トウモロコシは戦後、アメリカを中心に輸入され、現在でも全使用量の90%以上がアメリカ産、国内自給率は1%も満たない。
もし輸入が可能になったとしても、飼料の高騰により、・肉・卵・牛乳等の価格の上昇は避けられず、コーンスターチや糖に加工され、食品に使用されているお菓子やビールも値上げが間近なのではないかと安易に予測される。
大豆や小麦も世界的な価格上昇が始まっており、もうひとつ忘れてはならないのが、そろそろアメリカや南米の農業者が「GMOしかつくりたくない」といっていることだ。有機と慣行栽培とGMO栽培の価格差が20%しかない現場では、出来るだけ手間のかかる栽培は避けたいと思うのが現実の百姓の思いであり、そろそろ日本人も『自国の安全な食をどう確保するか』『食をもう一度考え直し、日本の農業のあり方を真剣に考える』必要がある。
※写真は、シバタプラセールファームの今年の種籾!!かわいい芽が、しっかり出ていて、今年も楽しみです!!!