百姓通信
自然と素直に向き合い、全身で風を感じて私は百姓しています。
①土づくり②循環型③無農薬・無化学肥料④永続性を大切に!
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昨日は五月の陽気、今日は生憎の雨でしたが、この勢いで春がやってくるのかと思うと、急ぎ足の『春の訪れ』は少し困ったものです。圃場にはカエルやてんとう虫が戻って来たし、ハウスの脇には土筆も顔を出していて、それはそれでいいのですが、いずれこの天候のリバウンドが何らかのカタチで現れそうな気がするから。
最近、鋼材の高騰でステンレスや銅線の盗難が増えています。世界の穀物市場も高値安定?!・・・つまり、中国の成長と共に世界中のすべてのものが中国に流れ込み始め、もしかしたら日本にはもう様々なモノが入ってこなくなるかもしれない(輸入できるのがあたり前であったモノが‥)・・・そんなことを思うと、あの73年のオイルショックのような再来があるのではという思いが過ぎったりするのは、僕だけではないはず。食料の視点からみると、アメリカの農家は「もう日本のための有機大豆をつくりたくない(GMOの大豆との価格差があまりない為)」と言い、日本の農家も「補助金がないのなら、大豆なんかはつくらない方がまし・・・」と言う。本当にそれでいいのだろうか。誰がどこでどう正しい判断をしているのか?みんながみんなここに個別の論理で利益のみを追求し、効率でしかモノを測らなくなると、結局は栽培する者や製造する役割を果たす方がいなくなる。だって時間がかかったり、コストがかかったり、リスクがある仕事よりも実態のない仕事のほうが儲けやすく、楽できるのは明白だから。でもどう考えても、社会を支えているのは現場であり、そこにある現実であり、そこにある現物のはずなのですが。

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