yoshのブログ

日々の発見や所感を述べます。

軽羹(かるかん)

2010-05-24 06:11:33 | 文化
鹿児島から我が家に到来した銘菓、軽羹(写真)です。この菓子の由来は江戸時代、安政年間に遡ります。由来記によりますと、播州明石の人、八島六兵衛翁は江戸に出て製菓を業としましたが、その技術と工夫の程は堪能の域にありました。偶々、島津斉彬公が在府中にこれを知りました。そこで江戸の風月堂主人の推挙により、六兵衛翁は公に従って鹿児島に下りました。これが安政元年(1854年)のことです。翁は明石屋と号し、生まれながらの剛直至誠をもって職に励み藩公の知遇を得ました。薩摩の良質な山芋と米を按配して苦心研究の末、
遂に「軽羹」の創製に成功したと言うことです。
食感はもちもちしており、風味は甘くかつまろやかです。これぞ、かごうまの菓子でごわす。


コメント (1)
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