無意識日記
宇多田光 word:i_
 



「2024年度上半期全国FM/AMラジオ・エアプレイチャート」ってのが発表された。
https://www.musicman.co.jp/chart/621181

毎度ながらよくこんなのすぐ見つけてくるねぇありがたい。でヒカルの名前は総合チャートに次の2つ。

9位 宇多田ヒカル「何色でもない花」
18位 宇多田ヒカル「traveling」

再録版と合算ってことなんだろうかねトラベの方は。そして『何色でもない花』が第9位。この曲は聴いた時に真っ先に書いた「売れそうにない」という予想を悉く擦り潰しにきてくれるねぇ。ホントすいません侮ってました。(何度でも謝る)

実際、チャート自体が乱立する現代においては、何であれトップ10に名前があると現役感が出るのよね。普段ヒカルを聴いてない人も「あら宇多田は今年も元気にやってるんだな」と認識してくれる。なのでこの曲がここまで売れたのはキャリア的には数字以上にプラスだろうな。

アルバム『SCIENCE FICTION』を聴いていて『何色でもない花』が流れてくると、この26曲の中でいちばんの“異質感”を感じる。アルバム全体の雰囲気の中でかなり端っこというか異端というか。収録理由が「まだ今年リリースしたばかりの新曲だから」なのだろうからね。例えば前に触れた『ULTRA BLUE』の楽曲群が『SCIENCE FICTION』の傾向やムードから少し距離があるからあまり選曲されていない、という話とはまた事情が違う。

逆に言えば、『ULTRA BLUE』の楽曲がもっと収録されていたなら『何色でもない花』の異質感も薄れる筈だ。そこに親和性を見出す事も出来る。その上で『気分じゃないの(Not In The Mood)』も放り込めばバッチリ…嗚呼、それではSFが違う作品になってしまうわね。

『ULTRA BLUE』はセールス的には“底”の作品で、次作『HEART STATION』アルバムでV字回復していくのだが、ここだけ「ミリオンではない」というのがCD時代を生きてきた人間の認識である。ただ、いうほど印象が悪くないのは、その前の『Single Collection Vol. 1』で“一丁上がり感”を出してヒカルが一旦キャリアを総括したからでもあった。そのあと実験に走っても「まぁもう一時代を築いた人だから好きにすれば」と思われてた節がある。

その後の歴史をみても、『Single Collection Vol. 2』は人間活動に入る直前のリリースだったし、それなら今回の『SCIENCE FICTION』アルバムもキャリアの区切りになっていくのか?というのは少し気にかかる。が、アーティストの本能というか、ヒカルの現在の創造性の性質からすると、ここで立ち止まるのは少々考えづらい。寧ろ、リスナーの方がここでSCv1の時のように勝手に“一丁上がり感”を感じてしまうことの方が不安だわな。なので、こうやって旧曲より新曲の方が数字が上のチャートを見せられると安心するというのは、少しあるね。

しかし、これだけ人気だとやっぱりツアーでもこの『何色でもない花』は歌わざるを得ないか!? だったらラストの映像演出or照明演出で、効果音に合わせて花火を飛ばしてくれたら嬉しいんだけど、はてさてどうなるでしょうかね。あたしとしては当初のチャート予想がダメダメだっただけに、直にオーディエンスの反応が見てみたいってのも、ありますわ。

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前回の日記のタイトルは【『First Love』はもう全然孤高じゃない】だったけど、これ私にとってはかなり初期の時点でそうでしたのよ。確かに、『First Love』アルバムリリースの時点ではこの曲がひとつだけ突出してた印象なんだけど、2年後の2001年にリリースした『Distance』アルバムに『Eternally』が収録されてたからね。これには吃驚させられたですよ。まさかたった2年のインターバルで『First Love』と遜色無いバラードを書いて歌ってくるとは、と。間に全国ツアーと進学挟んどいて、だよ? ソングライターとしての凄みを遺憾無く感じさせてくれた随一の名曲でした。でもこの曲は不憫でねぇ。結局当時はシングルカットされずにいて、そこから7年後の2008年に新しいミックスで単曲配信されるもそこでも特にヒットすることはなく…。曲の出来と知名度の相関の無さってもんをあらためて実感しましたわその時も。どうせならその『Eternally- Drama Mix -』を今回『SCIENCE FICTION』に収録して貰ってもよかったんだけど。一応シングル曲になったんだし? まーでも、無理だったかー。

そんな認識なので自分にとっては2001年の時点で『First Love』はひとつだけ突出した曲ではなくなっていたのだけれど、「世間」というのはそうはならなかったですよ。

そこからヒカルは、特にライブでアピールを始めたね。前も一度特集を組んだ『First Love』の次に何を歌うか、ってヤツですよ。ヒカルは、2004年の『ヒカルの5』では『Deep River』、2010年の『WILD LIFE』では『Flavor Of Life (Ballad Version)』、2018年の『Laughter In The Dark Tour 2018』では『初恋』と、折に触れて「その時々の代表的バラード」を『First Love』の次曲として当ててきてた。

それを思い起こすと、例えば今回の『SCIENCE FICTION』アルバムだとその役割は『花束を君に』になるわけで。上記の歴代曲と並べてもなるほど納得のできる選曲だわね。朝ドラ主題歌になってた&紅白歌合戦で歌っただけあってかなりの知名度だし。

であれば、私に限らず、長年ずっと聴いてるリスナーにとってはとっくに『First Love』は孤高ではなくなってる、なんてケースももう珍しくないかな?と思ったりも。

ただ、特にこの2年のリバイバル・ヒットでますます突出したという印象も一方であってここらへんはそれぞれのリスナーがどれくらいの頻度や密度で宇多田ヒカルを聴いてるかで大分変わってくるんだろうな。

それをヒカル自身がどう捉えてるかは、それこそもうスタートまで残り1ヶ月を切った『SCIENCE FICTION TOUR 2024」で、ヒカルが『First Love』の次に何を歌うかで見えてくるように思われる。もちろん、例えば18年前の『UTADA UNITED 2006』では仕切り直してUTADAパートに突入したりもしていたのだし、『First Love』の次はすぐには何も歌わない(間を空ける)というのも選択肢の一つなんだけど、はてさて今回はどうしてくるでしょうね? あたしはアルバム通りの『花束を君に』が第一候補、次は「最後のキス」繋がりで「One Last Kiss』が第二候補かなと思っているけれど。

いずれにせよ、もう『First Love』は孤高でも何でもないし、役割を代わってくれる曲がこのように沢山出てきているので、孤独ですらないんですわ。仲間が沢山、出来たので。こうやって『First Love』がone of themで居られるって、どんな凄い公演になるのやら。楽しみねぇ。

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毎年お馴染み宇多田ヒカル地上波初登場記念日がやってまいりました。Mステで『First Love』を歌った日ですね。25周年とはなぁ。

アルバム『SCIENCE FICTION』で『First Love』は26曲中2曲目に収録されている。最初この曲順で聴いた時に「もうとっとと消化しちゃおう。後に鳴らさなきゃいけない曲が山程詰まってるんだ!」という雰囲気を感じて笑ってしまった。本来ならばいわば伝家の宝刀とか必殺技とか御老公の御印籠とかとにかくとっておきのものなので終盤までとっておくような曲がこんな早い段階で披露される。「ドラゴンボール」のセル編でコルド大王が出落ちした時の事を思い出す。(流石にそれはちょっと違う(笑))

1曲目でもないのよね。『DEEP RIVER』アルバムの『SAKURAドロップス』があるように、バラードからスタートするのは宇多田ヒカルの御法度ではない。『This Is The One』のアメリカ盤も『Come Back To Me』から始まるしな。なので宇多田ヒカル初のオールタイムベストならば最大のヒット曲である『First Love』から始めてもおかしくはなかった。

(余計な事を書いとくと、この「最大のヒット曲」という形容が使えるようになったのは昨年今年くらいからだったりする。シングルカットだったこともあって『First Love』のCDシングルはミリオンセラーではなかったし。CD総売上なら『Automatic/time will tell』だし年間売上なら『Can You Keep A Secret?』だしダウンロード数なら『Flavor Of Life』とそのバラードバージョンだし…ということで、数字上でやっと『First Love』のことを「宇多田ヒカル史上最大のヒット曲」といえるようになったのは、YouTubeやサブスクでの再生回数が1億回を超えてきた最近のことなのでした。いや勿論、宇多田公式チャンネルではずっと再生回数1位ではあったのだけどね。)

なのに、実際の1曲目は『Addicted To You (Re-Recording)』だった。ここは攻めたねぇ。もっと言えば、作り手側送り手側としても「このアルバムはただのオールタイムベストではないから!」というのをアピールしたかったんだろうね、この曲順。

結果、『SCIENCE FICTION』での『First Love』は、例えばアルバム『初恋』での『あなた』みたいな位置どりを取ることになった。同曲はアルバム『初恋』収録曲では最大のヒット曲だが、他があんまりにも充実しているので要の曲というよりはどちらかというと看板曲みたいな雰囲気で。人気と知名度はあるけれど流れの中では1曲目を引き継ぐ位置ですよ、てな具合で、、、

、、、ほんと贅沢なアーティストだな! 邦楽史上有数のスタンダード・ナンバー『First Love』をそんな扱いって!

25年前の今日のことを思い出すと(あたしは留守録だったのでリアルタイムでは観てないんだけどね⭐︎)、楽曲『First Love』はあらゆる意味で突出していて別格中の別格で、「日本語バラードでこのクォリティは信じられない。永遠のスタンダード・ナンバーだ!」と確信して憚らなかったが、こうやって25年経つとその確信は粉々に砕け散っている。なんせこの最新作『SCIENCE FICTION 』では『First Love』は26曲の中の1曲に過ぎない。私という聴く方のテンションとしてはここでそこまで極端に上がるわけでもないのだ。後に沢山の感動が待っていた。

うぅむ、邦楽市場全体が進化して次世代次次世代の手によって宇多田ヒカルの『First Love』を相対化する夢ならみようとしてもよかったのかもしれないが、四半世紀経って本人自らがこうやって相対化を成し遂げてしまうとは、もう何がどこまで凄いのかよくわからない。あーでも25年経ったんだね。やっぱり、流石に感慨深いよ。宇宙や地球規模では大したことないのかもしれないけれども!

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KADOKAWAへのサイバー攻撃は、こちらの視界からみるとかなりの大ダメージをもたらしてるのだけど大部分の人にとっては「ニコニコ落ちてら」くらいのニュースだと受け止められてるようだ。ほんに、普段何に触れてるかで温度差ってのは出来るもんなんだな。KADOKAWA関連のアニメサイトが落ちてたり、角川の文庫新刊の注文が出来なかったりと結構なもんなんだけども。

そういえばヒカルも、というか所属のソニーも4年前の4月頭にサイバー攻撃を受けて、ヒカルのサイトがアクセス不能になった事があったか。あの時は大して影響はなかったが、もしこれがコンサートチケット抽選応募期間にツアー公式サイトに仕掛けられていたらと思うとゾッとする。今後もそういった事態が起こらないとも限らないので、少なくとも9月1日のツアー千秋楽までは無事に過ごせるようにと祈らずにはいられない。

普通なら、そういうサイバー攻撃があった場合には応募の締切をその分延長して貰えたりもすると思うが、例えば今回のヒカルのコンサートチケットの取り扱いは

・2月の一般応募
・3月の一般応募当落発表
・4月のCD発売(シリアル封入)
・4月末のシリアル応募締切
・U-NEXTプレゼント
・綾鷹プレゼント
・追加席販売
・リセール

という風に幾つものステップが連動している。そして、抽選がアカウント主体で「まだ当選していないアカウントを優先的に当選させる」条件をつけているのなら、各抽選の時系列は崩せないから、そうそうそれぞれの締切を遅らせる事は出来ないのだ。結構スケジュールがギチギチなのである。各方面への調整とか考えただけで頭が痛くなる。

んで何が言いたいかというと、ツアーサイトもいつサイバー攻撃を受けるかわかったもんじゃないので、1日分くらいでいいから余裕をもってアクセスしておいた方がいいよねという話。今ツアーグッズの第1弾応募中だけど、あまり駆け込みにし過ぎず、ある程度の目処でお買い物しといた方がいいよねと。受取だって配送が絡むから2024年問題で予定通りとはいかないかもしれないし…

…って、心配し過ぎだけどね我ながら。そういうのは。ぶっちゃけ、もうあらゆる事について「こんなのは娯楽なんだから何が起こっても楽しめればよし!」と開き直れるなら全然気にしなくていいんだろうけど、アーティストのコンサートツアー関連になるとそういうお気楽モードってマイノリティになっちゃうのよねぇ。あたしとしては宇多田ヒカルのコンサートなんてふらっと当日気が向いたら「いっちょ観てみるか」くらいのノリで来て貰えるのが理想的だと思っているので、こういう少し張り詰めた空気でなくてもいいでしょと思ってるのだけど、でもまぁそもそも前回のツアーの出来栄えを思い出すに当のヒカルが物凄いこれ賭け感を出してパフォーマンスにあたっていたので、観る方も気合い入っちゃうのは仕方がないか。特に10代のファンとかにとっては、その後の人生変えちゃうかもしれない威力だからねぇ。その真剣さを茶化すつもりもまた毛頭ない、とここで念押しもしとくか。ただ単に、思い詰めて観る人も物見遊山で観る人も、シンプルにチケット取れたらいいのになというだけのことですわ。

─話がとっ散らかったけど(笑)、対岸の火事は他山の石にしとくのがいいわよねといういつものお話なのでしたとさ。

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ふむ、今日以外もう書くタイミングがないかな。「『SCIENCE FICTION』に『ULTRA BLUE』の楽曲が少な過ぎる」問題。…もう既に何回か書いてるけどもねっ。

そう、オリジナルアルバム8枚からセレクトされた26曲の中に1曲しか収録されてないんですよ『ULTRA BLUE』から。『COLORS』のみ。何なら同曲が初めてアルバム入りしたのは『Single Collection Vol.1』だから同作からのご登場という事にしてしまうと1曲も選ばれなかったという言い方すら出来てしまう。アクロバティックに過ぎるけど。

散々言ってきてる通り、『SCIENCE FICTION』は所謂「オールタイムベスト」と呼ばれるような過去の業績を振り返るアルバムではなく、2024年現在の宇多田ヒカルがたった今の感性と感覚と感情で過去の素材をさまざまなレベルで生々しく料理した異色の一枚、というのが妥当な見方だと思うので、つまり、『ULTRA BLUE』の楽曲群は、宇多田ヒカルのベストアルバムに収録されるべき曲が無いというよりかは、

「今のヒカルの気分から遠い作品」

とみる方がより適切な気がするわけです。つまり、この頃顕著だったややダウナーな雰囲気とか内省的な切り口とか、そういうやつと今のヒカルパイセンのモードがかなり違うと。(まぁ、そのダウナー路線の最先端がアルバム『BADモード』収録の『気分じゃないの(Not In The Mood)』だったりもするのですが…)

『ULTRA BLUE』に関して、ヒカル自身は好きな曲として真っ先に『日曜の朝』を挙げていた。確かに、シングル曲でもないかなり地味目のこの曲を中心とした作風だというのなら、今のダンサブルで伸びやかで華やかですらある路線からは程遠いわよね。準タイトル・トラックの『BLUE』からして苦悩に満ちてるしな。今のヒカルが歌詞で『あんたに何がわかるんだい!?』とは歌いそうにないもん。息子に聴かれたら心配されちゃう。他にも『Be My Last』に『誰かの願いが叶うころ』といった宇多田史上いちばん重いサイドのバラードが2曲も入ってるし。更に『海路』が追い討ちを掛けてだな…いや、『Keep Tryin'』とか『Making Love』とかはかなり華やかなんだけど、それでも何となく少し病んでるといいますか、病んでても狂えないともがく理性的なヒカルさんと言いますか。

…ふぅむ。18年前の今日リリースされたこのアルバムについて振り返れば振り返るほど、なるほど『SCIENCE FICTION』のムードじゃないわなと納得感が強まってきたな…。唯一収録されてる『COLORS』だって一曲だけ制作時期が離れてるんだしな。

でもなー、『This Is Love』についてだけは、Re-RecordingかRemixで聴いてみたかったというのはあるわな。あの強烈なイントロダクション、アルバムのオープニングでもよかったくらいだし。ん?『Passion』?あれは時期関係ない楽曲だから多分そんなに変わらなかったと思うわ。

でも逆からみれば、『SCIENCE FICTION TOUR 2024』でサプライズ選曲をするとしたら『ULTRA BLUE』から、ってのがいちばん効果的なわけでね。1曲くらい『SCIENCE FICTION』アルバムに収録されてない選曲で聴衆の意表を突くとなると…当時からのリスナーとしてはやはり『One Night Magic』が来たらかなりいいなとは思う。けれども今のリスナー層に18年前のアルバム収録の非シングル曲はキツイかぁ。他にも山程候補曲あるしなサプライズ枠。『Wait & See 〜リスク〜』とかでいいんだもんね。(「とか」って言ってるけどミリオンセラーシングルだからね…。)

てなわけで、文句を言おうかと書き始めたけど思わず結構納得してしまったので、今宵はこんな具合です。…なんだよそれ(笑)。

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え、なんですか、サッカー観戦だけじゃなく、くま関連でも行き過ぎた発言をして削除をしたことがある? そうなのよね、いつも冷静に物事の推移を捉えてるヒカルさんも、ことくまの事になると冷静さを欠く場面がある。こういう時に、フォロワーの皆さんが追従してしまわないようにしたいなと、昨日の緑林檎夫人炎上の件を通じて思いましたよ。「いや待てそれはおかしい」と言えるようにしないとね。


そのくまへの愛情を節々に見せつけてくれるツアーグッズ第一弾の概要が昨日発表になりまして。もう既に注文してる人が幾らも。結構安くない買い物だと思うんだけども思い切りいいわねぇ。
https://store.hikaruutada-tour-official.com/pages/hikaru-utada-science-fiction-tour-2024

このURLの様子だと、今後のツアーもこのサイトを利用する気満々ですね。チケット運営会社については再考して欲しいですけどもそれはおいといて、なるほど、前回『Laughter In The Dark Tour 20182024』で怪我の功名的に好評だったシンプルでモノトーンなグッズが主流なのね。そんな中しっかりくまちゃんグッズが投入されている。これは14年前の『WILD LIFE』以来ということになりそう!? あんときゃCDからして「くまチャーム」(くまちゃんのお守り(charm))が入っていたけれど、今回はCDには一才くま要素が無い中、sf-kuma.com で顕現した数々のヒカル謹製描き下ろしニューくまちゃんたちがツアーグッズにも降臨、とこういう具合か。前回ツアーと前々回ツアーのいいとこどり。誠にこちらのニーズを的確に捉えたラインナップと言えるでしょう。しかもこれはまだ第一弾で、今後第二弾も発表になるというのだから嬉しい限り。単価がだいぶ上がっててお財布に優しくないですが、これもチケット代同様昨今の洋楽ライブのマーチャン代に照らし合わせるとほぼ相場価格なのよねぇ。流石に今回はMade in Japanを強調してたりしないかな。


ワームホール(wormhole/虫穴)シャツを着て会場を熱くしよう!(“Warm the hall !”)という日本語英語駄洒落がそこに隠されているかはさておいて、SFアートワークを用いたこれらのTシャツにAR的な仕掛けが施されているかどうかも楽しみだ。会場の位置情報を取得しつつ、ある柄のTシャツを着てアプリで記念撮影したらスペシャルなくまちゃんが出現!なんてのは今のsf-kumaの延長線上にあるからすぐにでも出来そうだけど果たしてどうだろうね。

https://store.hikaruutada-tour-official.com/products/980106070028
取り敢えず、ツアーに当選した人は「マグネットライト」があるのでまずはこれの購入だろうかな。会場に着いてから買えば良いというのもあるけど、事前に手に入れておいた方が安心ではあるか。値段的には、スイッチを入れたら光る機能だけのものだろう。流石にヒカルの名前を駄洒落にした商品名にはしなかった模様。↑頁記載の「付属の電池はテスト用です。ご使用時は新しい物との交換を推奨いたします。」という注意書きが怖い。2時間ずっととなると確かに不安になるけど、CR1620なんてコンビニに売ってるかなぁ?


斯様にグッズのコーナーが出来ると、一気に気分がツアーモードに突入していきますな。出来れば、ここからぐんと当選者が増えることを願います。一方で、出来れば行けない人も行かない人も一緒に楽しめるように、公式もこちらもあれやこれやとアイデアを出していきたいとこですわね。暑くなって参りました。



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今日に関しては、昨夜21時に発表され半日程で公開停止となったというMrs. GREEN APPLE の「コロンブス」MVについて触れないわけにはいかない。詳しい顛末は「コロンブス」で検索すれば沢山出てくるのでここでは省略するとして。

私ゃ運良く消される前に観れたんだけれど、どれだけ擁護しようにも尽く曲タイトルが総てを踏み潰していくのでこれはもうどうしようもないわよね…99.9%以上「ダメですこれは」と言い切るしかないヤツ。彼らの事を好きな読者さんもいらっしゃるかもしれないが、今回ばかりは鎮火するまで沈黙を守る以外にないだろう。謂れのない中傷とかには抗うべきだけれど、これ出すとこ出したら簡単に国際問題に発展するレベルのやつだからね。ドイツで卍の鏡文字を掲げて歩くようなもんだよ。

まぁそれはいいんだ。これについては他山の石としたい。彼らを愛するファンの皆様が必死に擁護してるのをみると気の毒になってくる。が、やっぱこういうのは自浄作用が要るなぁと強く思った。熱心なファンやリスナーが率先してアーティストの瑕疵を指摘していかなくてはね。私も改めて「アーティストや公式がなんかやらかしたら真っ先に止めに入ろう」と決意した。もっとも、宇多田ヒカルという人は国際感覚が豊かだしそもそも人格的に最も問題発言から遠い人なので、そんな出番が来そうにないとは思うのですけど。ん?何ですって?サッカー観戦に夢中になり過ぎた時なんかには注意してあげて欲しい?そうだね、そんなことあったねと過去の数少ない問題発言を確認しに行ったら日付けが10年前の今日でしたわ…なんなん6月13日って?

それとは別に、個人的に棚上げしていた問題に取り組まなくてはならなくなった。いやこれはヒカルは直接関係ないんだけどね、私「コロンブスの卵」って言葉をよく使うんですよ。今検索したらこのブログでも10回以上登場してる。そもそもの意味は「どんなシンプルでイージーなアイデアも、最初に考えつくのは難しい。」みたいなことだ。この考え方が私大好きでねぇ。座右の銘にしたいくらい。(実際の座右の銘は「腹が減ったら食うんだ」ですが。モンキー・D・ルフィですね) なので事あるごとにこの「コロンブスの卵」って言葉を使ってきたのよ。

でもね、ずっと気になってたんだわ。小さい頃から私は「新大陸発見」という言葉に反感を持っていて、何なら人類史上最高楽曲の一つドヴォルザークの交響曲第9番も唯一、“新世界より”というタイトルが気に入らないと言って憚らないんですよ私。これアメリカのことでないならまぁいいんだけどねぇ。そんな私なので常々コロンブスの名前を嬉々として使ってていいんかと自問自答してきたのでありました。

自分の小さい頃はまだ日本語圏での彼の評価は「冒険家」「新大陸発見者」としてポジティブなものも多かったけれど、こうやって時代が下って侵略者としての側面が認知されてきてる令和の現代、そろそろこの言葉は使わない方がいいよねと。だってこれがもし仮に「ヒトラーの卵」だったら言わないですよねって話ですわ。

今回のMrs. GREEN APPLE のMVは、そういった彼の侵略者としての側面を強調する風潮に今後拍車を掛けるかもしれない。なので今日あたしゃ今まで棚上げにしてきた「コロンブスの卵をどう言い換えるか」問題について結構考えたんだけど、これがまだ何も思いつかない…っ! ないんですよ、代替句。この短さでアイデアの大切さを解く常套句や慣用句が! なので今後かなり苦闘する事請け合いなのですが、元々探さなきゃいけないと自分に言い聞かせてきたテーマ・言葉なので、もう逃げてはいられませんわね。その点に関しては、Mrs. GREEN APPLE に感謝してる。でも、謝罪文も読んだけど、ごめん、どう転んでも擁護は無理ぃ。タイトルが「コロンブス」でなければ、好意的な解釈も出来てたかもしれないけどね。ドイツでヒトラー礼賛MVを作るとか、日本で原爆讃美歌を歌うとか、そのレベルの所業ですので…。ああ、まぁ今回は歌だけなら穏当だったけどね。あの映像とそこにデッカく被さる題字はもう無理。言い訳のしようがない。

こんなことがメジャーのレコード会社所属のアーティストでも起こるだなんてねぇ。ヒカルの古巣のEMIですよ、えぇ。そしてタイアップ相手はヒカルさんも現在お世話になってるコカ・コーラ! うわぁ。無縁じゃないぞこういうの。今後も気を引き締めて参りたいと、思います。

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なんか昨日急にキングダムハーツ関連のニュースが飛び込んできたみたいで。

 

 

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「キングダム ハーツ」シリーズのSteamでの発売(2024年6月14日)にあわせて、本日6月13日21時に宇多田ヒカルさんが歌う「Face My Fears(English version)」の新ビジュアライザーがプレミア公開される。

 

https://www.gamer.ne.jp/news/202406130006/

 

 

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ほうほう、そうか、この間『光(Re-Recording)』とSACRéでトレイラー的なビデオを公開していたけど、これに更に『Face My Fears (English Version)』のも加わるのね。明日6月14日からキングダムハーツシリーズがSteamで配信開始になるのに合わせたもの、か。音楽で言ったら「サブスク解禁!」みたいなものだろうからねStream配信って。ヒカルの最初のサブスク解禁は『あなた』が新曲として配信開始されるのに合わせてだった。その次、アルバム『初恋』のサブスク解禁は『Face My Fears』のリリースに合わせてだったな。

 

…こうやって色々と日付を並べてると何が何だかわからなくなっていくな(笑)。

 

更に混乱をもたらせば(こらこら)、これちょうど6年前の今日もキングダムハーツのトレイラー解禁があったのよね。

https://x.com/hikki_staff/status/1006295998656724992?s=46

 

この時は「キングダムハーツIII」関連てことで、『誓い』と『Don't Think Twice』が日本語版・英語版それぞれのビデオでフィーチャーされた。『誓い』が収録されるアルバム『初恋』リリース2週間前のタイミング。なおこの2曲の初解禁は2018年2月10日だったね。この4ヶ月前になる。

https://x.com/hikki_staff/status/962249979153678336

https://twilog.togetter.com/hikki_staff/date-180210?tweets_order=asc

 

 

2月10日といえば、2年前の2022年2月10日には『Face My Fears (A.G. Cook Remix)』のMVが公開されてたな。

https://x.com/hikki_staff/status/1491746068522237956

https://twilog.togetter.com/hikki_staff/date-220210?tweets_order=asc

 

 

え、なんなの? キングダムハーツシリーズにとって2月10日と6月13日(or14日)って何か特別な日なの? まぁそれはいいのか、宇多田ファンとすれば、毎年この日付になったらキンハ関連の情報をチェックする癖をつけとけばそれで事足りるわな。

 

 

あら? 最初に引用した記事には続きがあるのね。

 

 

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「キングダム ハーツ」シリーズ ディレクターの野村哲也氏による描き下ろしイラストが使用された、作品のジャケット絵柄をベースに展開していくスペシャルな映像は必見だ。

 

6月14日11時からは、Listening Partyが「Stationhead」(hikkistaffアカウント)で実施。「キングダム ハーツ」に関する宇多田ヒカルさんの楽曲を中心に構成されたこの日限りのプレイリストで行われ、チャット欄には宇多田さんのスタッフも参加予定だ。

 

※アーティスト本人の出演はございません。

 

https://www.gamer.ne.jp/news/202406130006/

 

 

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おぉ、明日夜(だよね?)にリスニング・パーティまであんのかい! あたしは追い切れてないけど、Stationheadのチャットルームでは梶さんが裏話的な事を呟いてくれたりするそうなのでそういうのに興味のある人は参加してみるのもいいのではないかな。たまにはあたしも参加して質問攻めしてみようかしら? 「『Sanctuary』みたいに、やっぱりディズニーが関わるとリリースに漕ぎ着けるのは大変なんですか?」とか訊いてみようか。…まず間違いなくスルーされるわね。Stationheadってチャットルーム出禁とかあるのかな。不名誉第一号になりたくないので(笑)やっぱり明日は遠くから見守ることにしようかね。いずれにせよ、新しい映像でヒカルの歌声がまた世界中に響くかと思うと嬉しい限りでございます。



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『SCIENCE FICTION』発売日から9週間が経って、やっと呪縛から解き放たれたというか、(個人的な)通しで聴く拘りが無くなってきた。つまり、これからは一曲ずつバラバラに聴いたりしていけそう。見事に同じような再生回数が並んだiTunesの表示もこれからバラけていくだろう。そうだ、まずはオリジナル・バージョンを27曲(SACRéの分も足したよ)並べたプレイリストを作って、そしてこれを『SCIENCE FICTION 』と一曲ずつ行ったり来たりするプレイリストも作って一曲ずつ比較しながら聴いていけば面白いな…(総演奏時間4時間半っ…新幹線乗ったら小倉あたりまで行けてしまうな…)…とかね、あれやこれや色々と作業をしてる間中、私の頭の中でずっと流れてるのは

『 E・e・e・e ・le・e・e・e・lec・・・』

…なんですよ。またお前か!(笑)
どんだけ脳内ヘビロテしたら気が済むんじゃ!

そうなのだ、こいつ結局この9週間、私が26+1曲を満遍なく聴いてる間も脳内ヘビロテ率圧倒的1位を独走し切りやがったのだ。ここからは更にこの曲を重点的に聴いていくだろうなこれ…もうずっと耳元で「私を聴きなさい?聴きなさいよ?聴きたいんでしょう?ほら早く聴いて??」って囁かれ続けてきたようなもんだからな、よく我慢したよ(我慢してたつもりもないけど、結果としてはね)。

不思議なのは、特にこの曲がアルバムの中で突出して好きだというわけでもないと、今のところは私が感じている点。だからこそこいつのことを特別扱いせずにここまで来た。特別さだったらSACRéの方がずっと上だわ。なのに、気がついたら『E・e・e・e・le・・』なんですよ。やばい。なんかもう脳裏に染み付いてるっぽい。

今まで散々書いてきた通り、綾鷹トラベのプロモ攻勢と違って伊藤忠商事は限定的なオンエアで来たので、『Electricity』の認知度・浸透度は低い。SF関連のリーダー曲が『Automatic (2024 Mix)』『Somewhere Near Marseilles ーマルセイユ辺りー (Sci-Fi Edit)』『traveling (Re-Recording)』と幾つもバラけたのも相俟って、『Electricity』の存在感はそんなでもない。更に、アルバムでも26曲中25曲目と、頭から聴く人はなかなかここまで辿り着けなかったりしそう。悪条件てんこ盛りだ。

が、ツアーが終わる頃には『The Electricity shall rule !』となってる気がしてならない。この曲、ライブで演奏されたらあたしと同じ症状を訴える人が激増する気がする。あんなに新旧取り混ぜて色んな歌を歌ってくれたのにいちばん印象に残ったのはこの奇妙奇天烈なリフレイン…みたいなことになりかねない。いいのか!?そんなことでいいのか?? リリカルでエモーショナルな歌唱をたんまり聞かせてもらって涙腺を刺激されまくった挙句、記憶に最も刻まれるのがこの奇っ怪なリズムとライムで、本当にいいのか?? うーむ、特に好きな曲になってはないからこそ、色んな戸惑いが現時点ではある。だから、今こうやって書いておきました。9月を過ぎて自分がどんな感想を持っているのか、何が変化しているのか、今から楽しみでありますっ! さーでも、これからは遠慮なくこの最新曲をエンドレスリピートしていきますぞいっ。

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今日で『SCIENCE FICTION TOUR 2024』の追加席分応募が締切。具体的な席数次第だけど、ともかく当選者がゼロでないことを祈るよ。

海外勢が壊滅的だったのは、地元有利な抽選システムを間違って流用してしまったからでは?という「あり得るんかそれ?」な推測も書いたけれど、そうであってもそうでなくても、今回の追加席分抽選に関してはそのバイアスをシステムから取り除く必要がある。「間に合うの?」というのが率直な心配。またも海外勢壊滅だと「何のためにやったんだ」と言われかねない。30枚だか40枚だか1アカウントで応募した猛者もいるようだからね、フェアな抽選をした場合、そういった人たちが何人も居て全員一枚も当たらない確率は本来相当低い。「同じクラスに同じ誕生日の2人がいる確率は案外高い」ってやつだね。これ、「“私と”同じ誕生日の人がいる確率」とは別な点に注意。ひとりで何十枚も応募してその人が外れる確率は結構高いのだ。何人も集めて誰一人として、というのが低い。そういう話。

確率は難しいのでそれについてはおくとして。応募要項を斜め読みした分には当選者発表日が公表されてないようにみえる。アカウント管理で抽選する以上、綾鷹枠、U-NEXT枠などと時期や期間を調整しなきゃならない。昔ならそれぞれに紙チケット送付して終わりだったろうけど、フェアになった代償みたいなもんか。フェアになったはずなものを今回混乱させたんだけどもね。

当選か落選かとやきもきしてる間は気持ちの持って行き方が難しい。余程胆力が強くないと、ツアーに向けての準備に取り掛かろうとはならない。もうあと1ヶ月余りで始まるんだもんね。そうなってくると、グッズの事前通販があるかどうかが心配になってくる。当選してる人なら逸早く手に入れたいと思うケースも多いだろうし、落選したなら現地に買いに行く事はないとやはりこれも通販を利用したくなる。どっちつかずだとどうすりゃいいかわからない。なので、当落発表と日程調整しながらツアーグッズの発表告知も行われるかな。

目下のところ、特に追加分チケットに関しては@u3musicからも@Hikki_Staffからも@RIA_Staffからもほとんど反応がない。ここは、しっかりと区分けしときたいとこだね。「チケット販売」と「ツアー制作」は全く別のセクションなのだ。特に今回はその「チケット販売」を外部の会社にまるごと委託している為、@Hikki_Staffも「何がどうなってるの?」状態なのかもしれない。

とはいえ、ひとまず、今日で一旦チケット応募は懸賞枠を残して終わるので、今日明日あたりから@Hikki_Staffがツアーに言及し始めても不思議じゃない。というか、そろそろ触れ始めないとツアー自体の盛り上がりに響くのでは? 全会場ソールドアウトなら、別にわざわざ盛り上げなくてもいいかもしれないけど、例えば『SCIENCE FICTION』のアナログレコードを各会場で販売するとかだったら、やっぱりその宣伝も必要になるしな。こちらは2週間後の6月26日水曜日の発売ですが、価格が強気だね。3枚組とはいえ税込12100円か。流石にここまで高騰すると「買おうかなと思ったけど高いからやめる」人が有意に増えない? 全体収益が落ちる方向で。せめて4桁に纏めといた方がよかったと思うんだけど、「一枚で5000円なんだから三枚でこの値段はお買い得だよ」ということなのかねぇ? 

っとと、というわけでそろそろ公式がツアーモードに入っていくのではないかなという話でした。暑くなってきたね。うちの地方は梅雨入りまだなんだけど。

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前回「ツアータイトルに因んだ演出」の話をしたけれど、冷静に考えるとヒカルさんのツアータイトル/ライブ・タイトルは必ずしもセンス抜群という訳ではないとあたしゃ思う。

『Luv Live』『Bohemian Summer 2000』『ヒカルの5』『UTADA UNITED 2006』『Utada In The Flesh 2010』『WILD LIFE』『Laughter In The Dark Tour 2018』『SCIENCE FICTION TOUR 2024』などなど…。語呂で選んでたり、意味はわかるけどダサかったり、大胆な駄洒落でインパクトはあるけどカッコ良くはなかったり、ライブ内容がUNITEDしきれてなかったり(聴衆の責任でもあるけども)、歌詞の一部を引用してたり、カッコいいけどコンセプトを表してはいなかったり、これまたカッコいいけど幕間を指すってのはどうなの…だったり。どうにも、響きも見た目もよければ内容とコンセプトに結びついてて名前を目にしただけで耳にしただけでコンサートの方向性がわかる、みたいな「八方すべてよし!」といえるタイトルがない。あちらを立てればこちらが立たずというか。アーティストとして常に夢のような八方すべてよしを体現してきた人なのに、ツアータイトルだけどうしてこうなの。

(強いて挙げれば、『Utada In The Flesh 2010』は、歌う歌の歌詞からの引用でかつライブハウスツアーの生々しさをよく表していて、響きも語呂もカッコいいかなと思わなくもないけどこれ私の思い入れ補正が大きそうなのでちょっと評価保留。)

その流れの中で、『SCIENCE FICTION TOUR 2024』というタイトルは、既存の単語ではあるものの、見た目のよさとコンセプトへの期待感が感じられて、このままいけば歴代屈指の好タイトルになる予感が結構ある。なんとかそこがうまくいって欲しいところ。

が、まず既存のロゴが私はカッコいいと思えない。アプリを開いたら出迎えてくれるあの電卓フォントなやつね。7セグ…縛りでもないのか。どうにも緊張感がないというか無機質というか。ただ、ああいうのはコンサートでの演出で如何様にも化けれるのでそこは期待したい。実際の電飾であの電卓フォントを表示してからのプロジェクションマッピングなどは如何でしょう。オープニングやエンディングに最適でしょう。

そもそも、シンプルに「SF」というコンセプトで演出を固めても面白いんだし。宇宙船を模したステージセットとか、星空をイメージしたライティングとか(『traveling』で月を出したりさ)、なんぼでもやれることはあるだろう。そういった様々な要素を盛り込むことで、『SCIENCE FICTION』という名前が“ツアーを通してかっこよくなっていく”んだと、思うよ。

だなんて書いてるけど、もっとそもそも論を言わせて貰えれば、ヒカルのツアーにタイトル要る?というのが本来の私の持論で。ヒカルが出てきて歌ってくれればそれでいいのだからロゴだライティングだ演出だコンセプトだなんていうのは別になくてもいいのよ。だからツアータイトルなんて「Hikaru Utada Asia/Japan Tour 2024」とかでいいんですよ本来。そこに特定の名前つけちゃうとどうしても何かのイメージや先入観と結びつけちゃうからね。歌った歌が総てでいいじゃないのさ。

ま、流石にそれは今更なので、そのそもそも論はクローゼットの奥に仕舞っておくとして。『SCIENCE FICTION TOUR 2024』という名前をつけちゃった以上、それに合った演出・ライティング・ステージセット・ツアーグッズ・アプリ配信なんかをしてって欲しいですね。特に今sf-kuma.com がとても成功してるので、あんな感じのをどんどん畳み掛けていって欲しいですな。もうそろそろ「ツアー開始まであと1ヶ月」になるんだし、チケット運営ではない、エピックとU3の皆さんの動き出しが気になるところですっ。

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あれまぁ、日本時間午前6時台、ロンドン時間22時台の呟きは結構珍しいのでは?
https://x.com/utadahikaru/status/1800281208477085937?s=46

これを勘繰るなら、ツアーに合わせて少しずつ生活を夜型にシフトしているのかなと解釈したくなるが、来日時のジェットラグはいつどうやって調整するのやら。ともあれ、元気そうで何より。

『SCIENCE FICTION TOUR 2024』を占う楽曲のひとつに『Somewhere Near Marseilles ーマルセイユ辺りー (Sci-Fi Edit)』もまた挙がるだろう。この“Sci-Fi Edit"というクレジットも、「アルバム『SCIENCE FICTION』用のエディット」という意味にプラスして「『SCIENCE FICTION TOUR 2024』に向けたエディット」という意味もあるだろうからね。十中八九、ライブで演奏されると思われる。

何より、歌詞がいいからね。『僕はロンドン君はパリ、この夏合流したいね』─違う土地に普段居る者同士が合流するというエピソードはまさにコンサート・ツアー向け。

『Electricity』は更にこれのパワーアップバージョンで、星間レベルで離れた者同士がこの地球で出会うのだから全国ツアー?世界ツアー?いやさ宇宙ツアーだよねもう。

『何色でもない花』は『そんなに遠くない未来 僕らはもうここにいないけど』と逆説的に「今現在は僕らはここに居る」と歌ってるわけだし、『Gold 〜また逢う日まで〜』は『楽しい予定をいっぱい入れるの』からの『また逢う日まで』という、ツアー全体を歌った歌詞にも聞こえてくる。

…こういうのなんぼでも後から言えるんやけど(笑)、だからこそこういうとこからコンサートの演出が決まっていくから侮れないのよ。

前から言ってる通りその『Gold 〜また逢う日まで〜』はラス曲に相応しいし、『Electricity』の『僕らの席だけ一気に違う惑星みたい』は特殊なライティングと共にオープニングを飾るに相応しい。いや、『traveling (Re-Recording)』で始まるのもいいかな…如何様にもなるか。

『Bohemian Summer 2000』や『WILD LIFE』ではそれぞれに“宇宙”を感じさせる演出でコンサートの幕が開けた。『SCIENCE FICTION TOUR 2024』のオープニングも、その方向性が期待される。歌の歌詞のどこを拾うかで決まる…もんでもないか。WILD LIFE』は(『Utada In The Flesh 2010』と違って)歌の歌詞に由来しないツアータイトルとそれに伴うオープニングの演出だった。『Laughter In The Dark Tour 2018』もしかり。ナボコフ由来ということで『夕凪』に繋げられなくはないが、ひとまず歌詞にこんな言葉は出ない一方で、幕間に喜劇を挟み込んで聴衆の笑いでタイトルを回収した。

今回の『SCIENCE FICTION TOUR 2024』でも、タイトルに因んだ演出が加えられるかもしれない。因まない演出も加えられるかもしれない。いずれにせよひとまず、今回書いた幾つかの歌の歌詞がリンクしてくることは十分に考えられるし、歌の歌詞とは関係なくする可能性もまた十二分に考えられる。ツアーのリハーサルは歌唱や演奏の練習は元より、そういった演出面での打ち合わせも含んでいる筈。このタイミングで飛行機のツイートを引用したのは何かの暗示と捉えるのは、でも、やっぱり勘繰り過ぎかな? タイミングよすぎだしな。あ、だから、か?

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でも実際、『何色でもない花』〜『Electricity』の歌詞を鑑みると、歌手としてうちら庶民に寄り添いながら如何にして更に普遍性を高めていくかという課題に現在進行形で取り組んでいるようにみえるのよね今のヒカルさん。ただ普遍性を追究するだけなら哲学者や科学者になればよいので(そう簡単になれるかよと言われそうだけどヒカルの頭脳と財力があれば現実的な話かなと)、そこは音楽家として、そしてポピュラー歌手として譲れないというか、ある程度簡単な言葉がわかれば通じる/感じれる所まで落とし込めるようにしているよつに見えるし、言葉がわからなくても音楽でフィーリングを繋げれるようにしているようにも見える。


ここで少しちっちゃい話を整理しておくか。

『SCIENCE FICTION』というタイトル、ヒカル自身はこんな風に語っているのは皆さんもご存知だろう。


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――アルバムタイトル「SCIENCE FICTION(サイエンス・フィクション)」にした理由は?

宇多田:(私の)歌詞はノンフィクションというわけでもないし、かといって架空の話でもない、でも、私にとってはリアルに自分が感じたことしか書けないじゃないですか。だから、あくまでリアルなんだけど、詞だから(「Automatic」の歌詞)“7回目のベルで電話を取ったか?”って言ったらそんなの数えていないし、あくまでも描写だから。

“何が事実で何が事実じゃないのか”というのとはまた違う話なんだけど……とにかく説明しにくくて、「じゃあ、サイエンス・フィクションってよくない?」って気づいて、私が大好きなジャンルの科学と文学も合わさっていて“いいな”って。

https://news.yahoo.co.jp/articles/c6a380f570364799eb71c065765747a9e49298f8


***** *****


つまり、「宇多田ヒカルの書く歌詞の形容として」この『SCIENCE FICTION』という語を選んだと語っているわけだ。「宇多田ヒカルの書く歌詞」というのは、それは「25年ずっと」通じての話だから、25周年でリリースするベスト・アルバムのタイトルにするに相応しい理由づけにはなってるんだよ、と。

けど、これもっとシンプルな理由をつけられるんだと思うのよね。最近の曲、『Gold 〜また逢う日まで〜』『何色でもない花』『Electricity』の3曲って、どんどん歌詞にSF要素が増えてるんだから。『Gold〜』に関してはアンドロメダくらいしかSFちっく要素ないかもだけど。(タイアップ相手の「キングダム」はSFじゃないしな) 『何色でもない花』もヒカルの歌詞の解説あってのSFみというのはある。量子力学だシミュレーション仮説だっていうね。

『Electricity』についてはタイミング的にベスト・アルバムのタイトルが決まってから歌詞を書いた可能性が結構あるけど、でもまぁこの3曲を並べた時のSF風味の増え具合は結構ナチュラルなグラデーションだし、それがなくても『Electricity』の歌詞はこんな風になってた気がする。

何が言いたいかといえば、

「この2024年上半期というタイミングで、仮にベスト・アルバムではなくてこの3曲を含むオリジナル・アルバムをリリースしていたとしても、タイトルを『SCIENCE FICTION』にしてたよねヒカルさん?」

ってことよ。ヒカルさん、方々で「ベスト・アルバムを出す意味がわからなかった」って言ってるけど、出してもなおそれを(世間的な意味での)ベスト・アルバムのリリースにしてるつもりがない。この新曲3曲を中心にしたニュー・アルバムなんですよやっぱり。ヒカルの心理的には。この『SCIENCE FICTION』は。

なので、実現はしないと思うけど、次のオリジナル・アルバムが完成した時にヒカルさん、「『SCIENCE FICTION』ってタイトル残しときゃよかった!」って言いそうな気がするのよさ(笑)。ま、それなら『SCIENCE FICTION PART 2』っていう名前のオリジナル・アルバムを出して世界を混乱に陥れてもいいんだけどね⭐︎ …却下されるか…。

だから私、この『SCIENCE FICTION』というタイトルは、今まで通りに、いやさ今まで以上に、「宇多田ヒカル25年の総括を表すタイトル」“ではなく”、「2024年の宇多田ヒカルを表すタイトル」として意識しながら、引き続き取り上げていきたいと、思いますですよ、ハイ。

…ちっちゃな話ですが、整理しておきました⭐︎

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Twitterをちらっとみると、すごく楽しそうに充実して過ごしている人と、人といがみ合ってばかりの人が隣り合わせで流れてきて、観てる景色がこうも違うのかと感心するというか呆れるというか。Instagramを覗くとまぁそれなりに穏やかにみえてもなんだか沢山罠が張られているようでもあり。その隣のThreadsを覗くと期待されている程平和でもないかとなり。SNSも様々ですな。今の時代にBBSやmixiが存在したらどうなってたのやら…って過疎るだけか。5ちゃんねるはなんというか老人の棲家ですかねぇ。

と、ろくにネットサーフィンをしていない時期に限ってそんな語り口で話を始めたくなってるのも、こういう様々な人たちを相手にして25年間歌詞を書いてきたヒカルさん凄いなと改めて思ったからなのでありまして。

特にTwitterに顕著なのだけど、

「主語がデカいほどいがみ合う」

という傾向はあるなと。個々人でなく属性、それも属する人数が多ければ多いほど対立構造が強いなと感じさせられる。いちばんデカいのは「男」vs「女」で、なるほど人類を粗方二つに割るこの構図はいちばん属する人数も多いわよね。二項対立の最たるもの。あとは人種や国や職業やという風に少しずつスケールダウンしていくんだけれどもやはり「男って」「女って」という切り口で語り始めると悪口が多い。傾向の話だけどね。

平和な界隈をみると、属性でみてないよね。どこまでも個々人同士の話になる。「うちのパートナーが素敵」とか「うちの相方かわいい」とか、男と女の話というよりかは、特定の誰かを称えるというか。主語の(人数的な)サイズが小さい。相対的な傾向として。

(思い切り余談だけど、「主語」といいつつ「それ目的語やんけ」「それ述語やな」と言いたくなる場面も多い。何だったら今書いてる自分の文章もそこがあやふやだ。でも話が通じればいいかとここは見過ごしておくことにする。)

で。不思議なのは、ヒカルさんの歌詞って、そのどちらでもないのよね。特定の誰かについて歌ってるわけではなくて、むしろ出来るだけ多様なリスナーの誰もが…少なくとも、一人でも多くの人に共感してもらえるように歌詞を書いている。ベンジーにグレッチで殴って欲しい、みたいな特定の人物、特定の事物はなかなか歌わない。たとえば『BADモード』で『ウーバーイーツ』や『Netflix』といった固有名詞は出てくるが、じゃあこれは出前館やU-NEXTを敵に回してるかというとそうじゃない。寧ろ時代を通して「あるある」と思ってもらうための装置としてはたらいている。

つまり、結構「大きな主語」を使いがちなのだヒカルさん。最たるものが『初恋』の

『人間なら誰しも』

のフレーズだけど、これも、そういった言葉で何か強く主張するのではなく

『だけどもしもあなたに』

という段落を通じて、個々人の内面的体験に帰着させていく。つまりはこの振り幅だ。『人間』という、属する人が80億(ああもう81億超えてるのかな今は)にも上るでかい主語から『あなたと私』という属する人が2人のみの空間に着地する。だから「誰しも」が「自分のこと」を歌われているように感じられる。改めて、凄い。

ポピュラーソングというものは、より多くの人たちに響くように「みんな」を主語にとりがちだ。そちらは応援歌に帰着しがちだが、、或いは、シンガーソングライターとして私小説を綴るラブソングもあるのだけど、これを多くの人に響かせるには「憧れの理想的な恋愛」や「こうあるべきな失恋」に話が行きがち。宇多田ヒカルはそのどれらの道でもない、普遍性を追究しながら私とあなたの空間に辿り着く稀有なやり方でここまで来ている。

なので、ヒカルさんのスピリットは、様々なSNSの中でも比較的異様な空気感を作ってはいるのだけど、最近は発言自体が少ないからね、それはそれ、になってるねぇ。

だからといって宇多田ヒカルの作詞術が怯んでるわけでもなく、寧ろ更に話を前に進めようとしてる。だからこの80億を超えて『Electricity』みたいな“地球という枠”すら飛び越えていく歌詞も書き始めてる。でもまそういうのは、ツアーが無事終わってから考える事、かな? ライブで歌われてる所を観れるかどうかで話が変わるかも、しれないしね。楽しみにしてる。

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前回、チケット運営さんのことを「相手を騙そうという気満々」と書いてしまって言い過ぎたかなと思い直しつつも、自分がこう言いたくなってしまった感情を整理してみる。

やはり依然引っ掛かるのは

・当選確率が上がらないのに同一公演複数回申込可能
・海外勢ほぼ全滅

の2点だろうか。

ここらへん、どうしても「肝心なことを黙っていれば沢山CDを買わせれるぞ、うひょひょ!」みたいな“悪意”を感じ取ってしまっていたのだが、追加販売告知での

「アルバム購入者対象受付にてお申込みいただいた方に於きましては、多くの方がチケットのご用意が出来ない状況となりました。」

という謝り方をみるに、もしかしたら悪意じゃなくて無能だっただけなのでは?という疑念が湧いてきた。よく言われるように、責任ある立場の無能と悪意はしばしば区別がつかないものなのだ。セクシー田中さんの件だって…とか言い始めると話が逸れるからそこには踏み込まないけれども。話を戻して。

つまり、仮説を述べるとこうだ。「チケット販売システムとして、SFツアー独自のものではなく、過去のどこかで使ったシステムをそのまま流用してしまったのでは?」と。

例えば同一公演を複数回申し込める仕組み。これ、CDシリアルを想定したシステムではなかったのではないの? つまり、過去のチケット販売で「申込が無料で出来る」ケースに対応したシステムをそのまま使ってしまったのでは? であれば、AKB商法などより遥かに悪辣な今回の仕様が生まれたのも納得できる。普通ならそんな流用を放置するなんてあり得ないけれども、論理的にはあり得る。

次に、海外勢の惨憺たる結果。これも、恐らく他のアーティストで使われた仕組みを流用していたのではないか? どんなものかといえば、全国ツアーにおいて、会場に近隣にお住まいの方の申込を優先して当選させる仕組み。これは、特に公演数の多いアーティストでは有用なバイアスとなる。そもそも全国ツアーというものは、アーティスト側から出向いてその土地の人たちに観て聴いてもらうのが本来の趣旨だ。それを一部の熱狂的なファンや物凄いお金持ちが全国のチケットを買い占めてしまってどの土地でも最前列は同じ顔触れ、みたいな事になると「ちょっとそれはどうなの?」となりかねない。あぁうん、そういう場合もなくはない、ってだけね。殆どのケースでは「わざわざ遠征に来てくれるなんて!」と大喜びされると思いますデスよ、ハイ。そんなこんなで、住所を登録してもらってそれに基づいて当選を割り振る、というやり方は一定の妥当性があるだろう。

ところが、これはあクマで申込者ほぼ全員に対して「地元の公演」が行われるのが前提だ。「皆さん、遠征よりもまずは、地元で楽しんでね」ということでしかない。つまり、そもそも地元に来ない申込者が多数居る場合はこの仕組みを使っては絶対にダメなのである。

今回の宇多田ヒカルの『SCIENCE FICTION TOUR 2024』に、万が一このシステムを使っていたら大変な事になる。全世界からファンがやってくるのだもの。地元で公演が開催される申込者なんて一部でしかないのだ。なのに、海外の住所で登録してればそりゃ真っ先に弾かれるよね。つまり、宇多田ヒカルという国際的な人気のあるアーティストに適用してはいけないシステムを今回適用してしまった結果この「海外勢ほぼ全滅」という事態が齎されてしまったのではないか?という疑惑。なお香港台北公演も同じく地元勢が強かったという呟きを見かけた気がするがこれについては私は調べてないのでわからない。同じ傾向があったのかもしれないわね。


以上2点、普通であればあり得ない話だが、チケット運営会社が人手不足か何かで従前のシステムを、そのシステムが援用されるべき前提条件をまるで踏まえずにそのまま流用したのだと仮定すれば、このような今回の結果が生まれた可能性もなくはない、とは言えるのだ。自分でも書いてて「流石にあり得ないだろ」と思ってはいるんだよ、本音としては。でもねぇ、そもそも2月発売分で当選者出し過ぎて四苦八苦って、各所への報告連絡相談を怠った結果にしかみえないしな…少子高齢化ってこういうことなのかな…(遠い目)…。

まぁ、流石に今回のこの日記は妄想に留まるとは思うものの、こんなことを顧客に考えさせてる時点で色々とまずいのよ、えぇ。前回も祈りましたが、どうかこの後からはつづがなくチケットが皆さんに行き渡りますように。どうか、お願いしますわよ運営さん。

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