18年前の全国ツアー『UTADA UNITED 2006』は7月1日から開始で、そのツアーブログがスタートしたのは今日6月6日だった。今年の『SCIENCE FICTION TOUR 2024』は約2週間後の7月13日からだから、仮に同じようにツアーブログが始まるとすればこれまたここから2週間ほど後になるのかな。
https://blog.goo.ne.jp/ultrablueunited
当時はTwitterがなかったから、ツアーの反応は基本的にこのツアーブログへと集まった。今見返すとなかなかに楽しい。
今はその Twitter/Xがあるから、ツアーの感想はハッシュタグに集中するだろう。また、当時と異なり写真や動画をシェアすることも可能だ(例の公式同士の記述の齟齬は今は置くとして)。だが、同じようにこうやって何年も後になってから振り返る事が出来るかどうかは未知数だ。togetter やtwilog だってTwitterありきだからな。全部スクショするわけにもいくまい。
18年前のブログも、アップロードされた動画が現在は閲覧出来ないなど不備はある。だが全体を見ると、送り手側と受け手側、双方のリアルタイムでの感想が今も読めるのは非常に有り難いし興味深い。更に途中にはヒカルの即席インタビューまで掲載されたりしていた。
https://blog.goo.ne.jp/unconsciousnessdiary/e/85bc11337cf9a71e5f0ef9d09e8407e3/?st=1
これくらいフットワーク軽く様々な事が出来るんなら、またこうやって公式ツアーブログに取り組んでくれてもいいかもしれない。今現在宇多田ヒカル公式はTwitter/Instagram/TikTok/bilibili/stationheadなどなど、外部サービスのアカウントを種々持っているが、これらのサービスがいつまであるかはわからない。それを言ったら上記のウタユナツアーブログも外部サービスなのだが、gooはNTTが運営してるので、たとえ総務省が解体されようとも大丈夫なくらいには頑健だ。たまたまだけど、私も現在このようにしてその頑健さに乗っからせて貰って書いている。
頑健だからって安泰とは限らないけどね。Yahoo!がGeocitiesを切り捨てたのはまだまだ記憶に新しいし。
他方、余談になるが、Google検索はやはり日に日に使い勝手が悪くなり、個人サイトに辿り着くのはなかなかに絶望的だ。Twitterで個人ブログの管理者のアカウントを探してから行く方が早い。それでもやはり余計な手間は掛かる。閑話休題。
SONYがどれだけ巨大な企業だろうと営利活動であれば「ファンが十数年後に閲覧するかもしれないから」という基準で今現在何かに取り組むのは馬鹿げてるように映るかもしれないが、さにあらず。こちらからみれば、「我々は何十年経とうとこのアーティストと活動していくつもりでありますよ」というステートメント/メッセージを“たった今”発信することは、信頼構築のアピールとして非常に大きなものと考えるからだ。腰掛けで利益だけくすねとってすぐさまトンズラするスタッフを応援してもらえると考えるのは、それこそ馬鹿げている。今現在の時点で楽しみな未来を見せる事が、たった今「どのアーティストを応援していくか」の選択判断基準の一つとなるだろうから、ね。なのでツアーブログ設立、少し考えてみて下さいね宇多田公式スタッフの皆さん。
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