無意識日記
宇多田光 word:i_
 



チケット当たってるくせにまだ何かツアーに向けて前向きになりきれてない私。ネガティブな理由とポジティブな理由がある。

ネガな理由。そりゃもうチケット販売がゴタゴタしてるから。本日正午から追加席販売抽選応募が始まっているけれど、今度こそうまく行き渡って欲しいなと。


ポジな理由。ヒカルがやたらと頑張ったせいなんだけど、アルバム『SCIENCE FICTION』が楽し過ぎて…! 更にこないだSACRéが追い打ちをかけてきやがった。トドメの一撃みたいなもんでしたよこの曲は! つまり、「もうちょいこのアルバム+1曲を聴き込みたいからツアーをもうちょっと後に…」みたいな気分になっているのだ今の私。いやマヂで。

18年前の『UTADA UNITED 2006』を思い出す。この時はオリジナル・アルバム『ULTRA BLUE』が6月19日に発売されて、ツアーが始まったのが7月1日。まさに間髪入れずに…というか、そもそもがアルバムとツアーが同時という感覚に近かった。ツアーブログの名前も『ULTRA BLUE UNITED BLOG』っていうアルバムとツアーの名前を合体させたものだったしな。それに、実際ツアーが始まると、その『ULTRA BLUE』から選曲されたのは『This Is Love』、『Keep Tryin'』、『誰かの願いが叶うころ』、『COLORS』、『Be My Last』、『Passion』の6曲で、いずれも先行シングルとして馴染み深い曲ばかりだった。直近に配信された『This Is Love』さえ覚えていけば十分だったのだ。

さて、これが今回の『SCIENCE FICTION TOUR 2024』ではどうなるか? いや直近の新曲なんて『Electricity』だけじゃん他の曲はどれも馴染み深いから全然大丈夫なんじゃ?と思いかけるとこれがさにあらず。考えてもみよう、さて『traveling』は、オリジナルとRe-Recordingのどちらのバージョンで演奏される? 我々はどっちを期待する? 『Can You Keep A Secret?』が歌われるとして、エンディングのアレンジはオリジナルに沿う?それとも2024 Mixに準拠する? はたまたもしやそのどちらでもないライブアレンジが生まれる?

そうなのだ、リレコーディングとリミックスとリマスターのお陰で、既存曲についての、こちらの耳の整理が必要になってくるのだ。もしかしたら今の時期(発売から2ヶ月が経とうとしているところ)、『SCIENCE FICTION』の収録曲について、「そろそろ元のバージョンも聴き直してみるか」と思い始めてる人も在るかもわからない。今の私がまさにそれで、SFツアーにおいて演奏される曲について、それに直に生で遭遇した際に

①オリジナル・バージョン
②2024バージョン(Re-Recording/Remix/Remaster)
③ SFツアー・オリジナル・バージョン

のいずれであるのか、ちゃんと即時に反応出来るようにしておきたいのだ私ゃ。でないと、観た後に感想が必ずや混乱する…! その夜何を観て何が聴けたかを後から反芻して楽しむ為に、そして何より、その瞬間を思い切り楽しんで没頭する為に! 今回の予習は、かなりハードなものになりそうなのよね。だから結構時間が必要なのです。嗚呼、もう初日まで5週間てとこか。結構頑張って予習していきますですよ、ハイ。

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18年前の全国ツアー『UTADA UNITED 2006』は7月1日から開始で、そのツアーブログがスタートしたのは今日6月6日だった。今年の『SCIENCE FICTION TOUR 2024』は約2週間後の7月13日からだから、仮に同じようにツアーブログが始まるとすればこれまたここから2週間ほど後になるのかな。
https://blog.goo.ne.jp/ultrablueunited

当時はTwitterがなかったから、ツアーの反応は基本的にこのツアーブログへと集まった。今見返すとなかなかに楽しい。

今はその Twitter/Xがあるから、ツアーの感想はハッシュタグに集中するだろう。また、当時と異なり写真や動画をシェアすることも可能だ(例の公式同士の記述の齟齬は今は置くとして)。だが、同じようにこうやって何年も後になってから振り返る事が出来るかどうかは未知数だ。togetter やtwilog だってTwitterありきだからな。全部スクショするわけにもいくまい。

18年前のブログも、アップロードされた動画が現在は閲覧出来ないなど不備はある。だが全体を見ると、送り手側と受け手側、双方のリアルタイムでの感想が今も読めるのは非常に有り難いし興味深い。更に途中にはヒカルの即席インタビューまで掲載されたりしていた。
https://blog.goo.ne.jp/unconsciousnessdiary/e/85bc11337cf9a71e5f0ef9d09e8407e3/?st=1

これくらいフットワーク軽く様々な事が出来るんなら、またこうやって公式ツアーブログに取り組んでくれてもいいかもしれない。今現在宇多田ヒカル公式はTwitter/Instagram/TikTok/bilibili/stationheadなどなど、外部サービスのアカウントを種々持っているが、これらのサービスがいつまであるかはわからない。それを言ったら上記のウタユナツアーブログも外部サービスなのだが、gooはNTTが運営してるので、たとえ総務省が解体されようとも大丈夫なくらいには頑健だ。たまたまだけど、私も現在このようにしてその頑健さに乗っからせて貰って書いている。

頑健だからって安泰とは限らないけどね。Yahoo!がGeocitiesを切り捨てたのはまだまだ記憶に新しいし。

他方、余談になるが、Google検索はやはり日に日に使い勝手が悪くなり、個人サイトに辿り着くのはなかなかに絶望的だ。Twitterで個人ブログの管理者のアカウントを探してから行く方が早い。それでもやはり余計な手間は掛かる。閑話休題。

SONYがどれだけ巨大な企業だろうと営利活動であれば「ファンが十数年後に閲覧するかもしれないから」という基準で今現在何かに取り組むのは馬鹿げてるように映るかもしれないが、さにあらず。こちらからみれば、「我々は何十年経とうとこのアーティストと活動していくつもりでありますよ」というステートメント/メッセージを“たった今”発信することは、信頼構築のアピールとして非常に大きなものと考えるからだ。腰掛けで利益だけくすねとってすぐさまトンズラするスタッフを応援してもらえると考えるのは、それこそ馬鹿げている。今現在の時点で楽しみな未来を見せる事が、たった今「どのアーティストを応援していくか」の選択判断基準の一つとなるだろうから、ね。なのでツアーブログ設立、少し考えてみて下さいね宇多田公式スタッフの皆さん。

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