無意識日記
宇多田光 word:i_
 



『SCIENCE FICTION』発売日から9週間が経って、やっと呪縛から解き放たれたというか、(個人的な)通しで聴く拘りが無くなってきた。つまり、これからは一曲ずつバラバラに聴いたりしていけそう。見事に同じような再生回数が並んだiTunesの表示もこれからバラけていくだろう。そうだ、まずはオリジナル・バージョンを27曲(SACRéの分も足したよ)並べたプレイリストを作って、そしてこれを『SCIENCE FICTION 』と一曲ずつ行ったり来たりするプレイリストも作って一曲ずつ比較しながら聴いていけば面白いな…(総演奏時間4時間半っ…新幹線乗ったら小倉あたりまで行けてしまうな…)…とかね、あれやこれや色々と作業をしてる間中、私の頭の中でずっと流れてるのは

『 E・e・e・e ・le・e・e・e・lec・・・』

…なんですよ。またお前か!(笑)
どんだけ脳内ヘビロテしたら気が済むんじゃ!

そうなのだ、こいつ結局この9週間、私が26+1曲を満遍なく聴いてる間も脳内ヘビロテ率圧倒的1位を独走し切りやがったのだ。ここからは更にこの曲を重点的に聴いていくだろうなこれ…もうずっと耳元で「私を聴きなさい?聴きなさいよ?聴きたいんでしょう?ほら早く聴いて??」って囁かれ続けてきたようなもんだからな、よく我慢したよ(我慢してたつもりもないけど、結果としてはね)。

不思議なのは、特にこの曲がアルバムの中で突出して好きだというわけでもないと、今のところは私が感じている点。だからこそこいつのことを特別扱いせずにここまで来た。特別さだったらSACRéの方がずっと上だわ。なのに、気がついたら『E・e・e・e・le・・』なんですよ。やばい。なんかもう脳裏に染み付いてるっぽい。

今まで散々書いてきた通り、綾鷹トラベのプロモ攻勢と違って伊藤忠商事は限定的なオンエアで来たので、『Electricity』の認知度・浸透度は低い。SF関連のリーダー曲が『Automatic (2024 Mix)』『Somewhere Near Marseilles ーマルセイユ辺りー (Sci-Fi Edit)』『traveling (Re-Recording)』と幾つもバラけたのも相俟って、『Electricity』の存在感はそんなでもない。更に、アルバムでも26曲中25曲目と、頭から聴く人はなかなかここまで辿り着けなかったりしそう。悪条件てんこ盛りだ。

が、ツアーが終わる頃には『The Electricity shall rule !』となってる気がしてならない。この曲、ライブで演奏されたらあたしと同じ症状を訴える人が激増する気がする。あんなに新旧取り混ぜて色んな歌を歌ってくれたのにいちばん印象に残ったのはこの奇妙奇天烈なリフレイン…みたいなことになりかねない。いいのか!?そんなことでいいのか?? リリカルでエモーショナルな歌唱をたんまり聞かせてもらって涙腺を刺激されまくった挙句、記憶に最も刻まれるのがこの奇っ怪なリズムとライムで、本当にいいのか?? うーむ、特に好きな曲になってはないからこそ、色んな戸惑いが現時点ではある。だから、今こうやって書いておきました。9月を過ぎて自分がどんな感想を持っているのか、何が変化しているのか、今から楽しみでありますっ! さーでも、これからは遠慮なくこの最新曲をエンドレスリピートしていきますぞいっ。

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