村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

きさらぎの懐の会 その1

2010-02-14 23:34:56 | 懐石・料理
あさ10時から
今日は三名 勝殿とサカチカさんと飛姫

献立をノートに付けて
珈琲に今日は
そうチョコレート
写真はサカチカさんから頂いた
皆さんで食べましょう

他に飛姫から各自にと
みんなでと生チョコ
食べてばかりで時間が過ぎる

そろそろ始めよう
まず今日は飛姫がだしを引く
どうも変だ 
色が薄い
味見をしたら 
昆布が味が出てない
今までこんな事は一度もなかったが
どうしたのだろう
カツオ節は昨日築地で買ったばかり
昆布は以前のだ
これがきっと出しが出ないのだ

買ったばかりの利尻の昆布に替えて
もう一度出しをとる
全く違う
2度目の方がよく出しが引けて
黄金色 香り高く
おいしいし 嬉しい

素材がなんでも重要なことは
誰でも知ってはいる事
知っているはずだったが
目の前で比べてみると
ほんとにそうなんだ
何より今日は勉強になった

美味しい料理は
だしが決め手

だしは
美しく黄金色で
なにより
かおり高い

 
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雨は霙みぞれは雪の築地かな

2010-02-13 23:16:17 | 懐石・料理
川邉商店でかつおのけずり節
血合いのない一番良いのを
昆布は日高の一級

生身と磨きゴマをいつもの店 高木で買う

藤本商店では山葵
みょうがたけ、紫芽を買うと店の人
芽蕪はいらないの
懐石に使えるよ

と教えてくれる
今日はいらないと答えて
ホントは料理教室なんだけど
まあ同じようにものか

ここしばらく茶事をしてない
何だか忘れ物をしているかのようだ




雨は霙に
霙は雪になってきた

大江戸線の築地へと向かう
ふと
振り向くと
街路樹の柳が
もう芽吹き始めたよう
若緑色の葉を揺らして


写真を撮ったが
うまくとれない
芽吹き柳は
若々と雪空に揺れていたのだが
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春曙光

2010-02-12 23:56:33 | Weblog
稽古日ではない水谷は
寒い
昼間でも暗い
電気をつけると
パッと目に入った

椿が花開いている
誰もいない水谷で

その椿の名は
春曙光
ピンク色のぼかしが綺麗だ
誰もいないのに
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貝母

2010-02-11 20:35:05 | 植物・茶花
春になると
一番はじめに貝母が芽を伸ばす
冬枯れの黒い土に
若緑の貝母の葉がフサフサと微かに揺れている

木戸の脇の狭い隙間に
土が少しある
ここの場所は朝日が当たり
この貝母だけは花を付けるのだが
さて
今年はどうだろう
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雪笹

2010-02-10 23:59:35 | 村雨庵 稽古 
低気圧が来ているらしい
雨が降ってきた


茶碗は筒茶碗
乾山写しの雪笹
京都の粟田焼きである
作者は岡田佳山


釜の湯の沸く
松風の音を聴く

釜の蓋を開けると
湯気の白く高く上がる

手にした茶碗の温もりを愛おしみ
一服飲めば体中のこわばりが解けていく


会社帰りに稽古寄るも

明日は休み
休みの前日の稽古はよいもの
そして
冬こそ茶の湯ぞ
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如月うつろものの会

2010-02-09 22:54:27 | Weblog
朝のラッシュを少し避けて
9時15分に四谷に着いた
袋物の会
今のところ茶入の仕覆を作っている
今日は製図をして、仮縫いをしてみる
茶入ごとにひとつひとつ
誂えるのだからいわゆる
オートクチュールだ



五島美術館に2時半
我ら3人はひいろんさんとさわわさんと待ち合わせる
2月14日まで
館蔵茶道具取合せ展
ちょうど袋物の帰り
名物裂の手鑑が四冊出て勉強になった


光悦の赤楽の十王と
黒楽の七里


光悦
そのまま
作品にはその人が
あらわれる
と云う

よおく見て
教えを乞おう
光悦その人から
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きさらぎの福目乃会

2010-02-08 23:57:16 | お勉強
会が終わり
お菓子とお薄を頂く
お菓子はふくやの上用饅頭
餡は晒し餡
焼き印に梅
織部色に少し染め
形はまん丸に近い
美しい形だ

勿論
美味しい

銘は忘れた

今日は好文木  にしておこうか

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イルカ

2010-02-08 23:45:07 | Weblog
昨日の日曜日
夕方は品川に行った
品川水族館の
イルカのショーを見た
イルカ達の気持ちよさそうに
泳いでいるを
見ているだけでもとても楽しい

それから映画を観た
アバターを観た
3Dではなかったが
空を飛ぶ場面がたくさんあり
観客も同じように
飛んでいる気分を味わえる
ハッピーエンドでもあるし
良かった
楽しかった


じっと静かに座って
観ているだけだ
受け身の楽しみである
キット
あちら側の方が
何十倍も楽しく
そして大変だろう
大変でもそちらに行きたい

思っても
そうなれるものではない

いつでも
誰もが
殆どは観客だ

出きることなら
イルカになりたし 

観客よりも

生きるか
イルカで


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寒川神社 寅年

2010-02-07 22:00:01 | Weblog
寒川神社へ
年に一度だけお詣りに行く
茅ヶ崎から
相模線に乗換宮山へ
たくさんの人が降りた
みな寒川神社へ行くようだ
こりゃ大変
少しでも早く行かないといけない


一番に降りて
早足で行く
そして軽い駆け足して
次は本気でダッシュ

なんとか一位を保ちつ
境内に着くと
物凄い人
混んでいる
あまりの人に力が抜けた


神様に
頭コウベを下げ
祈ろう
全てわがことなれど
祈ろう
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木賊が伸びたら

2010-02-06 22:51:26 | Weblog
木賊が伸びて
何となく雑然となってる

根から抜くか
それとも
切るか
らしい


揃えて切れば
すっきり

なるほど

すっきりした
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雪間の草

2010-02-05 23:06:21 | お勉強
金曜日

晴れ空が青い
大気が冷たい

午後の4時から文の会
みかわ様と勝殿
夜の7時からはバイ様

平日なのでサカチカさんと飛び姫はやむを得ず不参加

あまり進むも何だから
休憩して
薄茶をのもう
菓子の銘は
雪間の草

藤原家隆の歌
春のみを待つらん人に山里の雪間の草の春を見せばや

この
雪間の草であろう

菓子器は樹木の皮である
山中塗りだ

まずは一服
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村雨会 立春

2010-02-04 23:50:54 | 村雨庵 稽古 
中島来章作の 水仙の画である

来章の別号は春分斎とか
立春の今日では
あいにくであったが


来章は
1796年生まれ
1871年 75歳にて没す
幕末の丸山派を代表する一人
渡辺南岳、丸山応瑞に師事、
弟子に幸野楳嶺、川端玉章がいる とある

今日は立春だが
寒い 寒い
朝は零下何度だった
それに今日は
何故だか稽古に来る生徒も少ない
それで余計に寒いのか

昼からひいろんさんと
サカチカさん 勝殿と
夜は清秀庵氏
計4名



寒いから
みな
体にに気をつけて
特にサカチカさん少し風邪気味だから
体を暖かくして体を休めるように

春はすぐ だが


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村雨会 節分

2010-02-03 23:47:38 | 村雨庵 稽古 
朝八時過ぎ アイさんが見えた
ラッシュで座れなかったとう言うも
身も軽く稽古の準備をする

ちょうど節分の日
道具は何が出るかと電車の中であれこれ思い
楽しみにして来たと のたまうアイさん
お茶人であるよなあ

二月の稽古
今日は
大炉と逆勝手の炉を開けた

頭を良くよく使う点前
きっと寒さも忘れるはず

ふくさを右に付ける
袱紗を畳むに勝手付は右なので
右に立ててから中心で三つ折り草に畳む
建水も右に持ち入る
客付けが左になるので
左足から入り帰りは右足で出る
立つ時は壁付の足の方を立てる
まだ他にも逆勝手ゆえの点前の違いがあるが
頭を使いつつ
体をうごかし 
まさに
脳トレ筋トレの点前でもある


節分には升に豆
升には宝尽くしの絵がある
以前紫兎庵様に頂いたものだ
豆をとる為に 
椿の大きめの葉を添え
並ぶ干菓子器は折り据の形
末富の今年の菓子 干支の寅と
千草庵の梅の絵のせんべい

稽古の道具はおのおの自分で選ぶ
薄茶碗にはお福さん
または柊文様の中棗を取り合わせるも
あまり全ての道具が趣向ではくどくなる
たとえ稽古の取り合わせでも
あっさりと すっきりと取り合わすよう


まず大炉にての初炭
そのあとに薄茶
大炉は炭が良く見えるのだ
次々と炭が燃え移る様
赤と黒との対比
見るとは無しに
燃える炭の焔に見入る
心地良いものだ
そうこうしていると
薄茶が点てられた
皆で順に飲むと
わが寒い茶室もほのかに温まって
茶を飲めば体も中から暖まる

明日は立春だ


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きさらぎ

2010-02-02 23:47:17 | 紫廼茶話会
昨日の雪は
朝にはほとんど溶けてしまったが
空気は冷たくさすようだ

予約した整形外科へ寄り
その後茶の稽古へ行く
果して正座ができるだろうか
少しでも点前が出来るだろうか
不安であるが

試しに
台目の筒茶碗での薄茶をすると
正座が出来た
少し休んで次は思い切って
盆点の点前をしたが
足を直しつつ なんとか出来た 
今までとは膝裏の具合が違う気がする
良い方向に向かっているのだと
思うことにしよう

垂撥は春日大社の古材に扇子
古材は横木を取ったあとに
胡粉がちょうど縞になっており
華やかで雅びな風である

薄茶は暦手の筒茶碗
作者は加藤丈佳

刻刻止まらぬ季節の廻りを
常として取り込むのが茶だ
それを味わい楽しみ面白がろう

明日 節分
明後日は立春

さあ私はどう取り込むか
思案の最中だが







 


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雪降る夜

2010-02-01 23:10:05 | Weblog
外は雪

雪だ

今23時すぎだ
二階の窓を開けて
隣の庭を見下ろすと
少し白い雪が積もっている

明日の朝にはどうだろう
シーンと静まって銀世界かも だ

降ると
色々大変な事もあるが
雪が降ると

嬉しい
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