村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

五島美術館「日本の名蹟」 最終日

2013-07-28 23:54:09 | 美術館・博物館
和菓子のお稽古へいく
今日は葛焼きだったが
蒸す時間の間に金魚入り錦玉を教えて頂いた
金魚の作り方を御指導のとおりつくるが
なまずのようなのも出来た




お昼の後は
サカチカさんと飛び姫と五島美術館へ
特別展「日本の名蹟」
行きたかったが今日が最終日だ
だから どうしても今日行かないとと・・・あせるため
自由が丘で危うく降りるのを忘れ
大井町線では反対方向へ行きそうになった


すぐ「大聖武」があった
これは東大寺の戒壇院に伝来した奈良時代の「賢愚経」の写経
『賢愚経』は『賢愚因縁経』ともいい,
賢者愚者に関する譬喩的な話を集めた経典 とのこと
伝聖武天皇筆である 「大和切」ともいう
料紙は荼毘紙ダビシ
釈迦の骨粉を混ぜたいわれるが,香木の粉末を漉きこんだものとある
古筆手鑑の巻頭に貼られ手鑑の格式を高くする
字の大きさによって「中聖武」「小聖武」もある

われらが前に それをじっと見ておられる方
三美女のお一人エミ様であった
「何だか聞いた事のある声だったわ」と
変な説明を聞かれていたのかと思うと恥ずかしい
そんなに大声のつもりはないが
「お静かにお願いいたします」と係の方が優しくおっしゃる
小さくなってその場を離れた
思いがけず知り合いとあうと
つい嬉しくなるので・・・
また進むとネコ様のご姉妹にも偶然会い
「お静かに」のご注意を受けないように
ひそひそ 


高野切が一種、二種、三種と並んであるのも珍しい
伝承筆者は紀貫之だが 筆者は三名だと習った
並べてあると確かに人が違う
料紙は雲母キラのキラキラしているのが
よくわかった 私たちはちゃんと見た

つぎは
東博へ 行かねば



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