村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

海のある街へ・春は暮れゆく茶事へ

2019-04-15 23:28:04 | 茶事 茶会 
にほふより
春は暮れゆく
山吹の花こそ
花のなかにつらけれ
藤原定家
続古今集 洞院摂政家百首歌
洞院摂政家百首は
貞永元年(1232)
定家七十一歳の時だそうだ


今日は茶事に招かれ
ビュンビュンと
すごい速さで走る京浜急行に乗り
海のある街へ向かう
夜中に雨が降ったようだが
空が青い晴天
気温もポカポカと心地よい
茶事日和だ

ホームに降りると
連客のお二人と偶然同じ電車だったようで
手を振って 盛り上がった
ちょうど広島からいらしている凛さんと
幸せMさんと私目
お客様三名という贅沢な茶事だ

汲み出しを頂戴して
腰掛から蹲い
そして本席
床は古筆か掛かる
鎌倉時代の歌二首
花は牡丹
富貴草と言われる大きな蕾
紅色を少し見せふさふさと葉の中に鎮座
香合は呉須赤絵

茶事や茶会の帰りの電車の中で
今日のお道具を思い出し
会記をメモする
これも あれも 楽しい
だから
お茶は 止められない
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