村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

橘千蔭タチバナチカゲ

2022-08-18 23:45:08 | 村雨庵 稽古 

今日は木曜稽古
掛物は
水風秋の如し

水風如秋 スイフウ ニヨシュウ
水の音松の響きは秋ながら
夏をことわる蝉の声かな

水の音や松風は秋そのものだが
まだまだ夏をきわめる蝉の鳴き声だ

との
加藤千陰カトウチカゲの詠草
(橘千蔭タチバナチカゲとも言う)

みり1735~1808
江戸後期の国学者・歌人。江戸生。
本姓は橘、加藤とも。枝直の子。さ
号は芳宜園・耳梨山人・江翁等。
賀茂真淵に学ぶ。
また狂歌を好んで橘八衢と称する。
村田春海と並び称される。
歌風は温雅で、江戸派といわれ、
また書を能くし、一家を成した。
『うけらが花』『万葉集略解』等の著書がある。
文化5年(1808)歿、75才。
(美術人名辞典 ヨリ)

橘千蔭は千蔭流という
和様の書の流派として明治期に人気があった。
当時、貴族や上流階級の令嬢たちの
和歌の師匠として人気のあった中島歌子が
千蔭流の書を嗜んだことから、
その門下生の樋口一葉も千蔭流の書を学んだ。
(ウィキペディアヨリ)

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