村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

はるのはつかぜ

2024-03-22 20:10:57 | 村雨庵 稽古 

 大江廣海
かたおかの毛山の
ひごもり
うち霞
いがきを
もるる
春の初風

昨日は木曜稽古
掛けものは懐紙
春 懐紙
というように
春にふさわしい
といわれる掛けものだ

筆者は大江廣海 オオエヒロミ
明和6 - 天保5
1769 - 1834
江戸時代後期の国学者だ。
字は景迹。
号は檉園、健斎。
村田春海に学び、京都で活躍した。
とのこと

ひごもり とは
農作業の安全と豊作を祈願し
氏神様や天神様の境内で
お酒やごちそうを楽しむ。
日中に境内に籠もることから
日籠りというようだ

いがき とは
「斎垣」と書くようだ
(みだりに人の入ることを許さない)
神社のまわりの垣。
玉垣。
瑞垣(みずがき)。

わたくしめ七十四歳になったが
まだまだ
知らない言葉がたくさんある

コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« つくしつみにし春し思ほゆ | トップ | かげもくもらぬ春の空かな »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

村雨庵 稽古 」カテゴリの最新記事