一九九〇年国際宇宙会議はドイツ統一直後のドレスデンで開かれました。次期会長を推薦する指名委員だった筆者は、五代富文氏の推薦スピーチをして、日本から初の会長を出した記念の会議です。東ドイツだったドレスデン市街は荒廃した瓦礫の中に王城が残っていてそこに国立美術館がありました。目当てのルーカス・クラナッハ(父) 『ザクセン公ハインリヒ4世とカタリナ・フォン・メクレンブルクの肖像』(1514) を見つけて絵ハガキを買おうとしましたが、売店でそういうものはない、と言われてしかたなく、分厚い所蔵品カタログを買いましたが、白黒で当時の価格で六千円でした。

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ドレスデン国立美術館
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ドレスデン美術館で見ることができる名画を紹介