goo blog サービス終了のお知らせ 

哲学はなぜ間違うのか

why philosophy fails?

目的論的認知システム

2013年10月20日 | xxx6目的の起源

Gustave_moreau_glosy 意図を持つ主体が目的を追求して行動することで世界の物事が推移するという世界観は目的論と呼ばれ、アリストテレスから近代哲学に至る西欧哲学の系譜のひとつになっています(BC三三〇年頃 アリストテレス形而上学』既出、一七八一年 イマニュエル・カント純粋理性批判』既出)。このような哲学、あるいは認知システムは、私たちが人間や動物の動き(あるいは心理現象や社会現象)を見る場合しばしばこういう見方をしているというところから来ている、といえます。

拝読ブログ:shorebird 進化心理学中心の書評など

拝読ブログ:人間の幸福と生命の目的 ~人生論 その1~

コメント

○○したくて○○する

2013年10月19日 | xxx6目的の起源

人類ではこれがさらに強化されて、注目に値するすべての現象、すべての物事の変化の中に目的を見る、という感じ取り方をするようになっています(拙稿31章「哲学の科学: 私はなぜ、なぜと問うのか(4」)。人間は、他人、人間集団(国家、会社、部族など)、あるいは動物、あるいは気象や化学変化など非生物の自然現象、その他すべての事象に対してその目的を言語を使って表現します。「XXが○○したくて○○する」という言語様式です(拙稿18章「私はなぜ言葉が分かるのか」)。

拝読ブログ:勉強 | ライフネット生命保険社員ブログ

拝読ブログ:ワクワクしたくなったら見るべき地球に感動する写真いろいろ - ローリーJ 夢の彼方へ! - Yahoo!ブログ

コメント

類人猿の目的認知

2013年10月18日 | xxx6目的の起源

Gustave_moreau_europa これは人類だけでなく言語を持たない類人猿にも共有されている認知機構でしょう。仲間の動作を見て、それが自分の運動形成機構に共鳴を引き起こすことで、行動の目的を感じ取る認知神経機構が下敷きになっているようです。類人猿は仲間のサルや猛獣や人間など利害関係にある動物の行動の中に目的を感じ取れることが観察されます(二〇〇八年 ジャスティン・ウッドル、マーク・ハウザー『人類以外の霊長類における行為把握:運動シミュレーションか推測法か

』既出)。

拝読ブログ:京都岡崎 ~類人猿舎より~ チンプたち喜んでくれたかな

拝読ブログ:猿も人並みに。 ブログで天竜峡、南信州ご紹介/ウェブリブログ

コメント

身体に備わった認知機構

2013年10月17日 | xxx6目的の起源

人類の身体に備わった認知機構がこのような見方を作り出している、と考えることができます。そうであれば、人類は言語を使用するよりもずっと以前からこのような見方で世界を理解していたと思われます(二〇〇七年 ゲルゲリ・シブラ、ギョルジ・ゲルゲリ『目的に憑かれて:人類における行為の目的論的解釈の機能と機構 』既出)。

拝読ブログ:【胸が弱点】米軍に超人兵士「アイアンマン」“パワード・スーツ”の実用化計画 : 理系にゅーす

拝読ブログ:【認知】ゾウは人の「指示」を特に訓練を受けなくても理解することができる/英研究 : 理系にゅーす

コメント

アリストテレスの目的論

2013年10月16日 | xxx6目的の起源


Gustave_moreau_bathsheba アリストテレス が、物事は目的を持って存在しているとする哲学(目的論という)を唱えたのも、そもそもは子供のように素朴な、このような認知感覚から来ているのでしょう。世界の物事の変化は、だれかがある目的を持ってそれをしようと思うから起こる。物事に関してのこういう見方は、私たちの使っている言葉(人類の自然言語)の根底を作っています(拙稿18章「私はなぜ言葉が分かるのか?」 )。

 

拝読ブログ:アリストテレスへ帰ろう ハイデガー『存在と時間(一)』熊野訳、梗概

拝読ブログ:「恋知」とは何か 完結!(5)まとめ (アリストテレスの目的因は、神学化への変質を用意)

コメント