「しんぶん赤旗」日刊紙9月10日付に、松野官房長官の発言の矛盾を取り上げている。
先月30日の記者会見で松野博一官房長官は、関東大震災当時の朝鮮人虐殺の事実について記録は政府内に「見当たらない」と述べ、その事実を覆い隠すような発言をし、この発言をいまだに撤回していない。ところが、松野氏は、2011年7月27日の衆院文部科学委員会において、朝鮮人虐殺が実際にあったことを示す公的な記録をもとに質問を行っていたことが、会議録から判明した。
松野氏は、「当時の日本国の正式な発表は200名前後(関東大震災での朝鮮人虐殺死者数)で、数千人というのは事実に対する事象がまったく変わってきている」などと発言。虐殺の被害を矮小化するための発言とはいえ、松野氏が公式な記録をもとに虐殺の事実があったことを前提とした質問をしていたことが明らかとなった。「記録は見当たらない」という会見での発言と大きく矛盾する。
公式記録を調べて見ようとはしない、史実を歪曲し、なかったことにする、とんでもない発言であり、まさに戦前に国民を騙してきた大本営発表と似たような、政治のウソに怒りの声を広がっている。
先月30日の記者会見で松野博一官房長官は、関東大震災当時の朝鮮人虐殺の事実について記録は政府内に「見当たらない」と述べ、その事実を覆い隠すような発言をし、この発言をいまだに撤回していない。ところが、松野氏は、2011年7月27日の衆院文部科学委員会において、朝鮮人虐殺が実際にあったことを示す公的な記録をもとに質問を行っていたことが、会議録から判明した。
松野氏は、「当時の日本国の正式な発表は200名前後(関東大震災での朝鮮人虐殺死者数)で、数千人というのは事実に対する事象がまったく変わってきている」などと発言。虐殺の被害を矮小化するための発言とはいえ、松野氏が公式な記録をもとに虐殺の事実があったことを前提とした質問をしていたことが明らかとなった。「記録は見当たらない」という会見での発言と大きく矛盾する。
公式記録を調べて見ようとはしない、史実を歪曲し、なかったことにする、とんでもない発言であり、まさに戦前に国民を騙してきた大本営発表と似たような、政治のウソに怒りの声を広がっている。