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沖縄10万円、豊田市30万円の現実。出稼ぎの人の配置

未唯へ。出稼ぎという制度を知っていますか? 豊田市を中心とした三河地方は日本で一番好景気だそうです。

2日間、出張して帰ってきても、この会社は相変わらず、各自の仕事に対しては無関心です。この職場の人も関連会社の人も「現場」を見ていません。我々の「現場」はココでもないし、販売店本社でもありません。全国にある店舗が現場です。そこから、本当の「現場」である、地域とか地域の人とどういう関係にしていくかです。

NHKの「ドキュメント 日本の現場『出稼ぎアパートの冬~三河自動車産業の町で~』を録画しておいて、今日見ています。青森との関係で見ています。青森の町も本当に産業がないですね。看板は自動車会社と町金融の看板が目立ちます。

青森の販売店には年に一度は行っています。居心地がいいのと、定点観察です。その代りに、必ず、「土産」を持っていきます。新しいシステムの考え方とか、システムのカタチそのものです。そして、ローカルで考え方をお土産でもらいます。この辺が、この職場の人が販売店に行くのと異なる点です。彼らは単なるメッセンジャーです。

「愛知県高浜市の工場街の角にあるアパートが今日の現場です」「地域の格差が広がる中、ふるさとを離れて暮らす人たち」「アパートの日々と見つめます」「六畳間に、冷蔵庫やテレビ、布団が備えられています。台所とフロ、トイレは共同。家賃は1万2,000円が毎月の給料から引かれます」

「愛知県の有効求人倍率は3年連続の全国一。沖縄や青森の4倍です。この工場では、4割ほどが、地方から来た派遣社員。」

「小枝英隆さん、42歳。青森県弘前市からやってきました。バスの運転手でしたが、会社の経営が年々悪化。給料が初任給の15万円を下回った事が、出稼ぎのきっかけでした。」「1か月の給料は残業代を入れて、およそ25万円。そのほとんどを仕送りし、残った4万円ほどで暮らしています。」「また離れた生活が始まるけど、励ましあいながら頑張りましょう。大好きだよ、家族みんなで応援してるから。」

「この2か月、新たに16人が入居し、11人がここを去っていきました。」

こういう格差も含めて、サファイア循環を考えていかないと答にはならないのですね。やはり、青森というローカルがグローバルが使い切れるような仕組みにしていかないと、循環が回りません。
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