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引き続き、池田昌子さんとのシンクロ

未唯へ。昨日に引き続いて、池田晶子さんです。本を読んでいると、そこにいる感じです。47歳ですか! そういえば、今日は東富士のNAKさんの41歳の誕生日ですね。何となく、彼女の個性を思い出します。

『あなたの親は親ではない』⇒同じ家族観です。

 「私はひたすら自分で自分になってきたという感じしかない。たまたま彼は父であり、たまたま私は娘だった」

 「親が、自分は子供の親であり、子供は自分の子供なのだと思い込んでいるからです。親が子を自分の製作、だから自分の所有なのだと錯覚しているからなのです。ある精子とある卵子の結合としてのある生命がその人であるなんて、これこそ奇跡、どうしてそれが人間の親がそうしようとしてそうしたことなんかであるもんですか! そういう不思議に思いを致さず、子供は自分の製作であり、自分の腹から出たから子供は自分の所有である。ほとんどの親はそう思っています」

 「我々、それぞれが寄る辺なき魂として、この無辺際の宇宙の中で、どこから来てどこへ行くのかを全然知らない。それが、どういうわけだか、人はある人の腹の中に宿り、親子となる。数十年かの親子の縁を結ぶことになるのですが、その前後、無辺際の宇宙の中で、瓦いに互いが誰であるのか、完全に闇のうちに沈んでいます。いずれ我々、宇宙の旅人なんですから」

『変人道まっしぐら』⇒私も変人ですよ

 「本人としては、自分が変わっているなど思ったこともない。なにしろ、自分は自分なんだし、まして子供の頃は、自分と他人を比較する目があまりない。いったいどこが変わっているのか。こんなに普通なのに」

 「私には、人が「自分」というこの最も普通のことについて考えていないということなど思いもよらなかった。「感じる」と言った方がむしろ正確かもしれないその感じについて感じないことなど、どうしてできますか」

 「世問のほとんどの人は、こういう当たり前のこと、当たり前すぎることについて、考えるということを滅多にしていない。どころか、そういう事柄が存在しているということにすら気がついていない」

 「こう生まれちゃったんだから、こう生きるしかないじゃないですか。時々、「今度生まれるとしたら」、普通の人になりたい、そういう感慨に捉われます」

我々は宇宙の旅人です。また、どこかで邂逅しましょう。
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