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人の邪魔をするのが私の仕事 

未唯へ。昨日に引き続いて、「知恵を殺す」派に対する「知恵を生かす」派の構図を考えています。そこで、東富士時代にあなた達から、「お父さんの仕事は何?」と聞かれたときに応えた言葉を思い出しました。

その時は、とっさに出た言葉は「人の仕事を邪魔する仕事」でした。その当時は300人の部の全てのシステム化を手がけていたので、自分の中に予言者的な要素とか、宣教師的な要素とかシステム設計者的な要素を持っていて、明確に職業を表現できなかったので、感覚で応えました。

あなた達はそのままにとらえていました。一生懸命仕事している人の隣で騒いでいるようなイメージだったと思います。それはそれなりにあっているけど・・・

だけど、この言葉はかなり適格だと思います。皆が気持ちよくやっている仕事を、まるで別の観点、システムの使い方、数学的な志向、後工程とかお客様との観点から、「それはおかしいじゃない」と指摘、さまざまなシステム、パソコン、ソフトを使って、本当に簡単にできる方法を作り出していました。

これが、「知恵を生かす」派の典型的なパターンです。東富士は技術の世界だから、「いいものはいい」がまかり通ったし、設計の課長のように、「知恵を殺す」派に対しての翻訳をしてもらいました。その成功体験が「知恵を殺す」派も説得すれば変わるという人生観を築いたのでしょう。

だけど、名古屋の「知恵を殺す」派はそう簡単ではない。

名古屋では、販売店の仕事の効率化を図るために、仕事の中から見て、データから見て、IT技術から見ていき、それらに数学的なモデル思考も含めて、10年掛けて、サファイアを提案してきている。

だけど、「知恵を殺す」派にとって、私は天敵みたいなものです。メーカーと販売店との仲介という「人間的な」業務を行っている人にとっては、「平和に暮らしているのに、ヨソからとやかく言われたくない」のがホンネでしょう。

本当の意味のシステム化が「智恵を殺す」派の「仕事」をなくすことになります。彼らはそのうちに変わると思っていたが、そうでなく、「智恵を生かす」派を盛んに攻撃してくる理由が分かりました。

昨日の結論どおり、Think Globally, Act Locallyで「智恵を殺す」派にも販売店と一緒になって、知恵が出せることの楽しみを教えていきましょ。
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