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てらまち・ねっと



 日本の自然科学研究をリードしてきた理化学研究所。
 その理研が、STAP細胞の論文問題で小保方氏をただ一人悪者にし、「ねつ造」だったと結果をまとめ、公表した。
 小保方氏がすんなりと受け入れる話が内部的にまとまったのだろうと思った。

 ところが、小保方氏は、偽装問題のプロといわれる弁護士を筆頭に4人の専門弁護士を3月から雇っていて、明確に反論を出した。
 ★2014年4月2日エントリー⇒ ◆理化学研究所/STAP細胞 論文 捏造・改ざん/小保方氏、猛反論/処分は1カ月後

 そんなことで、理研についてずいぶん内部の話や実態が出ている。
 興味深く、ついつい目を通してしまったので記録しておく。

 小保方氏は、「9日までに不服申し立てをおこなうが、それにあわせて疑義が呈されて以降初めてメディアの前に登場して記者会見を開く予定」(The New Classic編集部)という。
 今後は小保方氏の反論や主張を注目していきたい。

 もう一つは、うらに、iPS細胞の時にも指摘があった巨大資本などとの駆け引きがあるのではないか、そんな観点でも今後も見ていきたい。
  ★2014年2月19日エントリー⇒ ◆「“宝の山”iPS創薬は熾烈な開発競争 欧米巨大資本との戦い」/産経

 なお、今回記録したのは以下の記事。
●STAP細胞で疑義 理研とは/中日 3月15日
●バイオ関連銘柄!iPS細胞、STAP細胞など/デイトレ株情報 1月31日
●利権闘争、セクハラ… 小保方晴子氏が隠し持つ「爆弾」とは/マイナビ 04/04 女性セブン
●小保方さんの主張判明「理研の調査は不十分で最終報告は推測だ」/サンスポ 4.6
●小保方氏 理研の梯子外しに備え弁護士と反撃準備していた/マイナビ 04/06 週刊ポスト
●小保方氏vs理研ドロ沼訴訟「自爆テロ」か「勝算あり」か/東京スポーツ 04月03日
●小保方さんvs理研 法廷バトルなら「10年戦争」に突入か 理研はウミを出せ/日刊ゲンダイ 4月3日
●理研の“秘部”明るみに…小保方さん「反撃会見」の衝撃度/日刊ゲンダイ 4月4日
●特定法人へシャカリキ 理研&文科省が怪しい“自民党詣で”/日刊ゲンダイ 4月4日
●理研の「STAP細胞」否定に小保方サイド全面対決!来週前半に記者会見/楽天WOMAN 04/05
●小保方晴子氏を「犠牲者」にした独立行政法人・理研の組織的欠陥/現代ビジネス 04月05日
●小保方晴子氏の代理人弁護士・三木秀夫氏に注目:その理由とは?/The New Classic編集部 04月04日

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●STAP細胞で疑義 理研とは
             中日 2014年3月15日
ノーベル賞学者輩出 自然科学界をリード
 「STAP細胞」研究論文をめぐる疑惑で14日、中心となった研究員が所属する独立行政法人・理化学研究所(理研)の野依(のより)良治理事長らが会見した。理研といえば、戦前から続く日本を代表する自然科学研究の殿堂だ。現理事長をはじめ、ノーベル賞受賞者たちも輩出してきた。それだけに問題の衝撃はひときわ大きい。 (白名正和)

画像 /原子核分裂の実験装置とともに記念撮影する理化学研究所のメンバーら。戦後、GHQにより解体された=仁科記念財団提供

 理研は幅広い自然科学分野を網羅する総合的な研究機関だ。テーマは病気にかかるメカニズムと予防法の解明、スーパーコンピューター「京(けい)」による災害時の被害シミュレーションなど数多い。所属する研究者らは約3400人、2013年度の予算規模は844億円に上る。

 歴史は大正時代にさかのぼる。1913(大正2)年、アドレナリンの発見者として知られる高峰譲吉氏が、米国視察後に科学研究所の設立を提唱。第一国立(現みずほ)銀行の頭取などを歴任した渋沢栄一氏ら財界人の寄付金などで、4年後に設立された。

 後進資本主義国から脱して、欧米と肩を並べる国力を養おうと、独自の技術力を探求した。戦時中は物理学者の仁科芳雄氏が陸軍の要請を受け、原爆の製造開発に携わった。通称「ニ号研究」で理研構内でウラン濃縮を試みたが、完成できなかった仁科氏は広島の原爆投下時にも軍の問いに対し、この爆弾を初めて「原爆」と確認している。

 敗戦後、連合国軍総司令部(GHQ)は理研の存在を危険視し、仁科氏が開発したイオンを加速する実験装置「サイクロトロン」2基を東京湾に沈めた。さらに48年には理研を解散、株式会社に改組した。

 しかし、58年に特殊法人として復活。再び多分野での研究を進めた。65年には量子電気力学での基礎的研究が認められて、所属する物理学者の朝永振一郎氏がノーベル物理学賞を受賞した。

 戦前からの足跡をたどると、ビタミンを発見した鈴木梅太郎氏、地球物理学の草分けの寺田寅彦氏、人工雪を初めて発生させた中谷宇吉郎氏、中間子を発見してノーベル物理学賞を受賞した湯川秀樹氏ら、日本を代表する自然科学研究のスターを輩出している。

 一方、理研は研究のみならず、事業も手がけた。鈴木氏の研究は後にビタミンAの商品化につながり、製造技術は「理研ビタミン」が受け継いだ。同社は現在乾燥ワカメ、ワカメスープなどの商品で、一般市民にもよく知られている。

「成果主義による影響」 懸念も
 日本の自然科学界をリードしてきた理研。それだけに今回の問題は衝撃が大きい。ちなみに日本分子生物学会は、理研に厳正な対応を求める声明を出した。

 同学会の理事である大阪大の篠原彰教授は「成果主義が理研を含めた学界にまん延している」と、根底的な背景を指摘する。

 「論文が有名な科学誌に出れば、国や民間企業から研究費を取りやすくなる。医療関連の分野はその傾向が強い。目立った者勝ち、成果を出した者勝ちという今の学界の風潮に、理研も影響されている」

 篠原教授は今回、理研の広報体制にも違和感を感じたという。研究員のかっぽう着姿がやたらに強調された。「過剰な露出だった。論文の内容を精査するべき組織が、売り込み役になっているように見えた」

 篠原教授は事態をこう懸念した。「地味な研究には光が当てられず、目立つかどうかばかりが優先されがちだ。そうなれば、まじめな研究者たちは失望する。回り回って、人材の枯渇につながりかねない」

●バイオ関連銘柄!iPS細胞、STAP細胞など
            デイトレ株情報 2014年1月31日
 理化学研究所の研究グループなどが新たな万能細胞「STAP細胞」の作製に成功したと発表したことが刺激材料となり、バイオ関連株が急騰。(2014/1/30)

 ●理研関連株(銘柄)の値上がり率順に表示しています。話題の株や出遅れ株を探そう!

       株価アルゴリズム / 理研関連株(銘柄)の騰落率比較


●利権闘争、セクハラ… 小保方晴子氏が隠し持つ「爆弾」とは
         マイナビニュース   [2014/04/04] /※女性セブン2014年4月17日号
 STAP細胞論文に不自然な点が複数見つかった問題で、理化学研究所(理研)の調査委員会はデータの改さん、ねつ造にあたる不正研究行為があったと判断した。また、これらの不正は、研究ユニットリーダーの小保方晴子氏(30才)がたったひとりでやったことであると結論づけられ、論文の共著者で山梨大学教授の若山照彦氏(47才)や、同じく共著者で理研副センター長の笹井芳樹氏(52才)は、「立場上責任は重大」としながらも、ねつ造への関与はなかったと発表した。

 研究倫理問題に詳しい、東京大学医科学研究所の上昌広教授はこう語る。

「研究の世界において、“ねつ造した”と認定された論文執筆者は永久追放されます。大学でも、普通は退職を余儀なくされますから。今後、なにか論文を書くということ自体が難しくなります。彼女の行為は、それほどまでに罪の重いものです」

 理研によれば、小保方さんは現在、体調不良を理由に有給休暇中だというが、そんな彼女もこの理研の決定には真っ向から反論。さらに彼女の“抵抗”は、これだけではとてもすみそうにないという。理研関係者がこう語る。

「STAP細胞研究は、理研の有力者たちの肝入りで進められたもので、論文を理論構築したのは笹井さんだし、あのピンクの研究室や割烹着のアイディアなど、彼女は功を焦った上層部に踊らされていた側面も強い。こんな状況下で行われた研究なのに、トカゲのしっぽ切りのごとく自分だけが元凶とされたことが許せないんです」

 そして今、小保方さんが隠し持つ“爆弾”に、理研内部の人間は戦々恐々としているという。

「例えば、ユニットリーダーに対して給与とは別に支給される研究費が、理研内部ではどのように使用されているか。年間30億円という巨額の税金で運営される理研で、その予算獲得のために、いかにいびつな権力闘争があるか…などなど。

 もっと突っ込めば、彼女には、実は長年悩んでいるセクハラやパワハラ問題などもあるし、
それこそ今メディアで囁かれている上層部との“関係”についての真相も暴露しかねない。そうなったら、内部は大混乱に陥りますよ」(前出・理研関係者)

●小保方さんの主張判明「理研の調査は不十分で最終報告は推測だ」
        サンスポ 2014.4.6 05:02
 STAP細胞の論文不正問題で、理化学研究所の小保方晴子研究ユニットリーダー(30)が理研への不服申し立てで「理研の調査は不十分で、最終報告は推測にすぎない」と主張する方針であることが5日、分かった。代理人を務める三木秀夫弁護士が明らかにした。

 三木弁護士は、理研が小保方氏に行った聞き取り調査の詳細など、情報開示を理研に求めたが断られたとも説明した。期限の9日までに不服を申し立てる。

 三木弁護士は「小保方氏に不利益な認定をするのに、本人に十分な弁解の機会が与えられておらず、不当だ。推測に基づく結論ありきの調査だった」と強調。理研が情報開示に応じなかった理由については「総合的に判断して(決めた)」と説明されたという。小保方氏の実験ノート2冊も「理研のものという扱いで、(本人の)手元にない」と述べた。

 STAP細胞の論文をめぐり、理研の調査委員会は今月1日、画像の捏造と改竄(かいざん)の2項目の研究不正があったとする最終報告を公表した。

●小保方氏 理研の梯子外しに備え弁護士と反撃準備していた
          マイナビニュース  [2014/04/06] ※週刊ポスト2014年4月18日号
「調査委員会の報告を受けたとき、彼女は呆然としていました。『なんで私がこんなことを言われなければならないの!』といっていた。もともと彼女は論文のコピペ問題を気にしていて、それは謝らなければいけないといっていた。ただ画像については、真正な画像はあり再提出もしているわけで、それを『捏造』などといわれれば、これは研究者としての死刑宣告ですよ!」(代理人を務める三木秀夫弁護士)

 理化学研究所(理研)の調査報告に対して強く反論する言葉に、割烹着を着た「お姫様」のイメージはみじんも感じられなかった。

 4月1日、理研はSTAP細胞論文に関する最終調査報告書で、STAP細胞が万能性を持っている証拠とされる画像を、小保方晴子ユニットリーダーが「捏造」したと断定。しかも、調査委員長は「不正行為は小保方さん一人で行なった」と明言した。理研は懲戒委員会を設置し、1か月後には彼女の処分が決定される見込みだという。

 疑惑発覚当初、理研は「研究成果そのものについては揺るがない」(2月17日)としていたが、3月14日の中間報告では「未熟な研究者」(野依良治・理事長)と小保方氏批判に舵を切り、ついに今回、彼女の“単独犯行”と断じた。


 オボちゃん、万事休すか……誰もがそう思ったそのとき、彼女の「コメント」が発表された。

「驚きと憤りの気持ちでいっぱいです」
「とても承服できません」
「不服申し立てをします」

 理研関係者は、この迅速すぎる対応に驚いたという。

「理研内では、小保方さんは関係良好とは当然いえないまでも上の人たちとは連絡を取り合い、今後の相談をしているものだと思っていた。ところが姿を見せない間に、まさか4人も弁護士を用意していたなんて……、びっくりした」


 彼女は理研の「小保方切り」に備え、反撃の準備を着々と進めていたのである。

 彼女が代理人に選んだ三木秀夫氏は、大阪弁護士会副会長も務めた経験を持つ関西の大物弁護士で、最近では阪急阪神ホテルズのメニュー虚偽表示問題の第三者委員会委員を務めている。

 三木氏を中心に、理系に強い弁護士、人権問題に実績のある弁護士など4人の弁護団が彼女をサポートする。もともとはマスコミなどによる人権侵害に対処するため、小保方氏サイドの要望で3月中旬に結成。それが、現在は対「理研」に戦線を移している。

 三木氏はさっそく調査報告書が出た同日夕方に会見を開き、「やつれた顔がみるみる青白くなった」と小保方さんの心痛を強調した。

「体調が悪く、苦しい時に面談を受けた。その後はメールでのやりとりで、聞かれたことに素直に答えた」

 小保方氏はそうして調査協力したにもかかわらず、一方的に「捏造」認定されたことに憤り、「反論の機会がない」と不服申し立て後の記者会見も検討している。三木氏が「精神状態が安定せず、興奮することもある」というほどだ。

 再び、三木氏がいう。
「刑事事件でも、詐欺は刑罰要件に当てはまらないと刑になりません。その場しのぎの簡単なウソをついただけで有罪になりますか? マスコミも、犯罪者でないのに犯罪報道をしているようなものですよ。不服申し立てが通らなければ、民事訴訟なども状況に応じて考えます。理研とケンカせざるを得なくなりました」


●小保方氏vs理研ドロ沼訴訟「自爆テロ」か「勝算あり」か
            東京スポーツ 2014年04月03日
・・・・・(略)・・・ 午前と午後に分けて行われた理研の会見は、小保方氏1人に責任を押し付ける“欠席裁判”の様相を呈した。

 ノーベル化学賞受賞者でもある野依良治理事長(75)は「著者の一人に研究不正があったと確認され、複数の共著者にデータの正確性と結論の正当性についての確認が不十分だったと分かった。誠に遺憾に思います」と謝罪。捏造なら動機があるはずだが、調査報告書にはない。

・・・・・(略)・・・小保方氏はこの2件について単純ミスを強調している。

 今後、小保方氏は宣言通り理研に不服申し立てをすることになる。申し立てが認められない場合、または再調査でも研究不正の結論が変わらない場合、理研は小保方氏の処分と論文の取り下げ勧告、そして、研究費の返還要求をする。

 ここまでこじれたことで理研関係者が思い起こすのは、2004年に理研が発表した研究員による論文不正騒動だ。
「当時、その研究員は発表が名誉毀損に当たると訴えたのです」と関係者。研究員は依願退職した上で、06年になって東京地裁に5500万円の損害賠償を求め提訴。10年になって和解し、理研は発表内容をホームページから削除した。

 このとき問題になったのは、研究員が積極的に不正を行ったと受け取られる発表内容があったことだ。そこが名誉毀損となってしまった。

「研究員も論文に不適切な点があったことは認めた。このときは研究費の返還は求めていません」と前出関係者は明かす。

 小保方氏はミスを認めつつも、「悪意のない間違い」を強調しており、事情が当時と酷似している。理研幹部は「小保方氏にも名誉毀損で訴えるという選択肢はあるでしょう。理研の規定にのっとり研究費返還請求をしても返還されない場合、刑事にしろ民事にしろ、双方にとって訴訟はあり得ます」と、理研から小保方氏を訴える可能性を否定しない。

 小保方氏がユニットリーダーになった際に、理研からはセットアップ費用1500万円が出ている。研究室の壁紙変更代とは別のようだ。税金が多く使われており、返還を期待する声は大きい。

 3月上旬から有給休暇を取った小保方氏は今、研究室のある神戸で家族と一緒だという。そして代理人弁護士を雇った。

「理研で用意した弁護士ではなく、小保方氏が個人で雇った。それはそうでしょう。敵同士で戦うことになるかもしれないわけだから。報告書を渡すときに弁護士も同席していたのは人権保護の観点から、こちらからも提案したことです」(前出の理研関係者)

 不正が確定すれば小保方氏の研究者生命は絶たれるだろう。それだけは避けたい小保方氏が法廷で、人間関係も含めた理研内部の赤裸々な、様々な裏事情を話すことも考えられる。捏造認定された論文を素通りさせた理研の実態が暴露されることになるかもしれない。

●小保方さんvs理研 法廷バトルなら「10年戦争」に突入か
         日刊ゲンダイ 2014年4月3日
理研はウミを出せ
 泥沼の法廷闘争に突入しそうだ。新たな万能細胞「STAP細胞」の論文問題で、理化学研究所の調査委に「捏造(ねつぞう)」と断じられた小保方晴子研究ユニットリーダー(30)の代理人弁護士が2日、小保方さんが「論文撤回に同意したことは一度もなく、取り下げるつもりはない」などと話していることを明らかにした。

 クロ判定に「到底容認できない」とカンカンの小保方さん。来週前半にも理研に対して調査結果の不服申し立てを行い、その後、“怒りの弁明会見”を開く予定という。

「小保方さんが何を話すのか。理研幹部は戦々恐々としていますよ。改ざん、捏造とされた画像データの切り貼り、使い回しの理由はもちろん、『ネイチャー』論文の構成は一体、誰の指導でまとめたのか。不正に手を貸した研究者は他にいなかったのか。理研内部の管理体制やパワハラ、セクハラの有無など、洗いざらい暴露されたら、クビが吹き飛ぶ理研幹部は1人や2人では済まないでしょう」(科学ジャーナリスト)

●理研の“秘部”明るみに…小保方さん「反撃会見」の衝撃度
          日刊ゲンダイ 2014年4月4日
「トカゲの尻尾切りに走ろうとする理研に、小保方さんは<何で私が!>と怒り心頭なんだそうです」(在阪マスコミ関係者)

 STAP細胞論文疑惑で、理化学研究所から“単独犯”の捏造と断定された小保方晴子さん(30)は、週明けの7日か8日にも不服申し立てを行う。小保方さんは今回の行為は捏造や改ざんに該当せず、「最終的な結果は加工していない」と主張する方針だ。

 小保方さんは今後も理研で働くことを望んでいて、理研と敵対する意思はないというが、それも今後の理研の出方次第だろう。

「小保方さんは、理研に言われるまま調査に協力し、口もつぐんできた。共著者をかばっていたフシもあるのに、あっさりハシゴを外された。上層部に相当な不信感を持っているようです。一方、野依良治理事長も反撃に出た小保方さんにカンカン。<未熟な研究者が何を言う>という心境なんでしょう。理研に残るという小保方さん側の要求を、野依氏が許すかどうか。軟着陸させたい上層部は、かなり焦っているみたいですね」(理研関係者)

代理人弁護士は“偽装問題のプロ”
 というのも、小保方さんに反撃会見を開かれたら、何を言われるか分からないからだ。背後には“偽装問題のプロ”三木秀夫氏ら4人の弁護士が控えている。それも理研には想定外で、一体どんな「爆弾」が飛び出すか戦々恐々というわけだ。

 会見で経緯を説明するとなれば、当然、小保方さんを指導してきた理研の“エース”笹井芳樹・副センター長の話は避けて通れない。

「論文の実質的な執筆者は笹井氏とされる。小保方さんは“潔白”を訴えるために、2人のメールのやりとりを公開するかもしれません。ピンクや黄色の研究室も割烹着も笹井氏のアイデアとされるだけに、研究費の使われ方など、理研が知られたくない内部のお金の流れまで明るみになる恐れもあります。それに報道陣から、情実絡みの“不適切な指導”があったのでは? というツッコミも入るでしょう」(理研関係者=前出)

 もちろん小保方さん側の問題もあるが、ノーベル賞候補ともいわれる笹井氏の権威はズタズタになる。笹井氏に“シロ判定”を出した理研も無傷では済まされない。
「窮鼠猫を噛む」とはこのことだ。

 もっとも小保方さんからすれば当然のことで、今回の「捏造認定」を黙って受け入れれば、研究者人生は終わりだ。自らの手でSTAP細胞の存在を立証する道も閉ざされる。なりふり構わず「反撃」に出るのは容易に想像がつくし、法廷闘争の長期化も覚悟しているだろう。

■「ない」の証明は困難
 訴訟手続きに詳しい筑波大大学院教授の大野正道弁護士は「ヘタをすれば裁判は5~10年かかるかもしれません」と言い、こう続ける。

「理研は泥沼裁判に引きずり込まれるでしょう。存在しない事実を裁判で証明するのは限りなく難しい。理研にとって『STAP細胞』は存在しない、という証明は簡単ではありません。1年かけてSTAP細胞の再現を試みるというが、仮にできなかったとしても“ない”ことの証明にはならない。小保方さん側は『もっと時間をかければできる』『再現できない理研の能力不足』などと反論するかもしれません」

「世紀の大発見」が2カ月後には法廷闘争なんて誰が予想しただろうか。STAP細胞を大々的に広報し、小保方さんを“トリックスター”に仕立て上げた理研にも大いに責任がある。

「若い研究者を裁判で白黒つけるまで追い詰めるようなやり方が果たしていいのか。研究者の育成体制を含め、理研の管理能力の乏しさが今回の事態を招いたのです」(前出の大野正道弁護士)

 理研もSTAP細胞の再現だけでなく、今回の問題をきちんと検証し、ウミを出すべきだ。

●特定法人へシャカリキ 理研&文科省が怪しい“自民党詣で”
        日刊ゲンダイ 2014年4月4日
「STAP細胞」騒動で、理化学研究所は国から巨額の予算が付く「特定国立研究開発法人」への指定を先送りされてしまったが、これでアウトかというとそうではない。理研を所管する文部科学省が水面下でせっせと自民党に根回しに動いているのだ。

 小保方論文を“捏造”だと発表した今月1日、野依良治理事長は下村文科相を訪ね、最終報告を伝えた。翌2日には自民党の会議(文部科学部会/科学技術・イノベーション戦略調査会合同会議)に出席していた。桜田文科副大臣も一緒で、「皆さまから意見を賜りたい」と頭を下げた。

「自民党の部会に独立行政法人の幹部が自ら出て行くなんてことは通常、あり得ません。普通は文科省の担当者が説明する。『特定研究法人』の指定は、自民党の了承という手続きを踏んでから閣議決定、法案提出へと進みます。野依理事長がわざわざ出向いたのは、『反省しています』という姿勢を見せ、自民党の批判を和らげようという狙いでしょう。文科省の役人と相談した上でのことです」(霞が関関係者)

●<今週のワイドショー>理研の「STAP細胞」否定に小保方サイド全面対決!来週前半に記者会見
      楽天WOMAN 2014/04/05
小保方晴子チームリーダーの「STAP細胞」真偽論争は、理化学研究所が「改ざん」「捏造」と決めつけたことで新局面に入った。小保方側は調査委員会の最終報告に全面反撃に出た。

<理研の「改ざん」「捏造」に小保方晴子リーダー猛反論!「近く記者会見します」>(日本テレビ系「スッキリ!!」)、
<「小保方VS理研」全面対決!「私一人をウソつき呼ばわり許さない」>((テレビ朝日系「モーニングバード!」)、
<小保方晴子リーダー大逆転への期待!「ほら、これがSTAP細胞です」の発表ないのか?>(フジテレビ系「とくダネ!」)と伝えた。

さらに、ワイドショーは幕引きを急ぐ理研幹部にうさん臭さを嗅ぎとった。<「小保方問題」しっぽ切りで幕引き急ぐ理研の思惑!背景に安倍政権の成長戦略>(「モーニングバード!」)と指摘する。
来週前半に小保方氏は不服申し立てをして記者会見ですべての経緯を説明するとしている。ワイドショーもこの話題で持ちきりになりそうだ。(テレビウォッチ編集部)

●小保方晴子氏を「犠牲者」にした独立行政法人・理研の組織的欠陥 
       現代ビジネス 04月05日 井上久男「ニュースの深層」
 新型万能細胞「STAP細胞」論文で理化学研究所の小保方晴子ユニットリーダーの研究手法に不正があったとして、同研究所の野依良治理事長は4月1日、記者会見して謝罪、論文の取り下げを正式に勧告するなどと説明した。

「小保方問題」は起こるべくして起きた

同時に小保方氏の処分も検討するという。論文の共著者である笹井芳樹氏(理研発生・再生総合研究センター副センター長)と若山照彦氏(山梨大学教授)については、研究不正は認められなかったとした。

理研の対応を見ていると、小保方氏個人の「不正」として片付けようとしているように映る。果たしてこの問題は、有識者らが指摘しているように小保方氏の研究者としての「倫理観の欠如」から発生したのだろうか、あるいは小保方氏の研究手法を早計に「不正」と断じていいのだろうか、といった疑念がわいてくる。

筆者も文系ながら、かつて大学院の博士後期課程で学んで学位論文(ベンチャー論)を書こうと試みていた時期があり、国立大学法人でも2年間特任講師を経験した。期間は短いとはいえ、アカデミックな分野での経験は多少ある。こうした経験も踏まえて、今回の問題を考えてみたい。

そこで筆者は、理研のベテラン研究者に、なぜ、この問題が起きたのかを聞いてみた。匿名を条件に率直に語ってくれたところからは、予想通り、理研という組織や日本の科学技術政策の「欠陥」などが浮かび上がってきた。

その研究者によると、「小保方問題」は起こるべくして起き、小保方氏は理研という組織の「犠牲者」といった側面がある。
・・・・・・(続く)・・・

●小保方晴子氏の代理人弁護士・三木秀夫氏に注目:その理由とは?
            The New Classic編集部 / 2014年04月04日
 新たな万能細胞として注目を集めた「STAP細胞」について、理化学研究所(理研)の小保方晴子研究ユニットリーダーらが英・科学誌Natureに発表した論文について、理研が捏造と認定したことに対して、小保方氏は「驚きと憤りの気持ちでいっぱい」とする不服申し立てをおこなうことが明らかとなった。そして同時に、小保方晴子氏の代理人弁護士をつとめる三木秀夫氏に注目が集まっている。

虚偽表示問題などで手腕
その理由は、三木秀夫氏が元大阪弁護士会副会長などを歴任した大物弁護士であることだけに留まらない。船場吉兆による食品偽装問題や、阪急阪神ホテルズでのメニュー虚偽表示問題などで活躍し、「偽装」問題での数多くの実績を持っているためだ。

今回、理研から「捏造」として厳しい指摘を受けた小保方晴子氏の論文だが、同氏はそのことに真っ向から反対しており、世間的にも知名度のある大物弁護士の力を借りて、自らの論文のミスが「悪意のない」ものであると証明しようとしている。

大阪大学法学部を卒業した三木氏は、民事・商事を専門としてNPOや公益法人改革などの分野で活躍してきた。元日本弁護士連合会理事なども歴任した実績があり、船場吉兆の問題においては、女将が長男・湯木喜久郎に対して小声で返答の指示をおこなったことが話題となった同社の謝罪会見にも同席した。
 また昨年話題となった食品偽装問題でも、第三者委員会委員として調査をおこっており、偽装問題の分野でも第一人者として知られている。

憶測は飛び交う
小保方晴子氏は、9日までに不服申し立てをおこなうが、それにあわせて疑義が呈されて以降初めてメディアの前に登場して記者会見を開く予定となっている。

最近でも、香港の大学でSTAP細胞を作製する再現実験に成功したという一部報道があったものの、当該教授がTwitterで否定したり、小保方氏がそもそも論文の撤回に同意していないことが明らかになり、様々な憶測が飛び交っている状況だ。
(関連記事:香港の李教授、「STAP細胞作製の再現に成功か」という報道に懸念 / 小保方晴子氏、論文撤回に同意しておらず:その理由は?)

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