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てらまち・ねっと



 STAP細胞発見の小保方氏らの論文について、理化学研究所は、同氏の「捏造・改ざん」であるとする報告書を発表した。
 昨日午前の会見を、NHKのテレビの生送で解説していた。
 明確な認定に、やっぱり、ふむふむと思った。
  もうこれで、決着、かと感じた。
 
 ところが夕方聞くと、小保方氏は承服できないので不服申し立てするという。
 そこで、主張の違いについて、簡単な比較。

 理化学研究所はウエブに報告書を載せている(ブログでリンクした)。
 どんな点について判定したか。
   ★学位論文の画像に酷似した画像を論文に使用したことを「ねつ造」
   ★論文で電気泳動画像を切り貼りしたことを「改ざん」と認定し、「研究不正行為を行った」
   ☆それぞれ小保方氏1人の不正だったとし、共同研究者は不正行為を行っていない。

 これに対して、小保方氏が代理人を通じて発表した「調査報告書に対するコメント」の冒頭は次。
 ◆≪・・驚きと憤りの気持ちでいっぱいです。・・理化学研究所の規定で「研究不正」の対象外となる「悪意のない間違い」であるにもかかわらず、改ざん、ねつ造と決めつけられたことは、とても承服できません。・・
 このままでは、あたかもSTAP細胞の発見自体がねつ造であると誤解されかねず、到底容認できません。
   ■見やすい写真を示したいと掲載したにすぎず、そのまま掲載した場合に得られる結果と何も変わらない。。
   ■酸処理による実験で得られた真当な画像であると認識して掲載したもので、単純なミスで、不正の目的も悪意ない。≫


 STAP細胞の存在が事実かどうかが一番興味のあるところだから、小保方氏の主張には一理あるので様子を見ることにしよう。
 今後の展開については毎日新聞がわかりやすかった。
 ●≪研究不正が認定された場合、懲戒委員会を経たうえでの不正認定を受けた研究者の処分▽研究費使用の禁止▽研究費の返還--などの対応が取られる可能性がある。 処分については、対象者の弁明を聞く機会などを設定するため、懲戒委の結論が出るまで1カ月程度はかかるという。≫

 ところで、今日は、昨日から一人でお泊りに来ている2歳半過ぎの孫とお付き合い。
 今朝は、彼は、 ペダルなし自転車 で、私たちのノルディックウォークに同伴して「散歩」してもらう約束。昨夜もヘルメットをかぶって、やる気ムンムン。
 今は、横で一人でスヤスヤと眠っている。
 今日のウォーキングは、朝食後にして、いつもより少し遅めの出発にする予定。

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 ●独立行政法人理化学研究所 研究論文の疑義に関する調査報告書/平成 26年3月31日

●「小保方氏はねつ造・改ざんに当たる研究不正を行った」 理研の調査委が判断
           ITmedia ニュース 2014年04月01日
「STAP細胞」問題で理研が調査報告書。小保方氏について「研究不正行為を行った」と判断し、「研究者倫理とともに科学に対する誠実さ・謙虚さの欠如が存在すると判断せざるをえない」と指摘

 理化学研究所は4月1日、所属する小保方晴子氏などの研究グループが英科学誌「Nature」に発表した「STAP細胞」の論文に不自然な点が相次いで指摘された点について、調査委員会による報告書を発表した。小保方氏について「ねつ造・改ざんに当たる研究不正行為を行った」と判断し、「研究者倫理とともに科学に対する誠実さ・謙虚さの欠如が存在すると判断せざるをえない」と指摘した。

 小保方氏が学位論文の画像に酷似した画像を論文1に使用したことについて、「ねつ造にあたる研究不正を行った」と判断。「STAP細胞の多能性を示す極めて重要なデータであり、小保方氏によってなされた行為はデータの信頼性を根本から壊すものであり、その危険性を認識しながらなされたものであると言わざるをえない」と指摘した

 また論文1で電気泳動画像を切り貼りしたことについても「改ざんにあたる研究不正を行った」と判断した。「データの誤った解釈を誘導する危険性を生じさせる行為」とし、「データの誤った解釈へ誘導することを直接の目的として行ったものではないとしても、そのような危険性について認識しながらなされた行為であると評価せざるをえない」と判断した。

 共著者で、理研発生・再生科学総合研究センター(理研CDB)の笹井芳樹副センター長、以前理研CDBに所属していた若山照彦山梨大学教授については、「ねつ造に関与したものではなく、研究不正行為はなかった」としたが、「データの正当性と正確性等について自ら確認することなく論文投稿に至っており、その責任は重大」と判断。共著者で理研CDBの丹羽仁史プロジェクトリーダーについては、論文作成の遅い段階でこの研究に参加しており、研究不正行為は認められなかった」としている。

 調査委は報告書で「このような行為やずさんなデータ管理の背景には、研究者倫理とともに科学に対する誠実さ・謙虚さの欠如が存在すると判断せざるをえない」と指摘。理研に対してはチェック機構が働かなかったことの検証に加え、研究の立案から実施、成果の取りまとめと発表に至るまでのプロセスを点検し、不正の再発防止に必要な具体的措置を早急にとるべきとした。

 理研は4月1日午前から午後にかけて都内で会見し、詳細を説明する。

●3年分の実験ノートは2冊だけ──「不正行為は小保方氏1人」 理研の調査委、STAP細胞自体には踏み込まず
              ITmedia ニュース 2014年04月01日 14時06分
「STAP細胞」問題について理研の調査委が会見。2点の研究不正を認定した。小保方氏の3年分の実験ノートが2冊しかないことが判明するなど、データ管理のずさんさが改めて浮き彫りになっている。

 理化学研究所は4月1日、所属する小保方晴子・研究ユニットリーダーなどの研究グループが英科学誌「Nature」に発表した「STAP細胞」の論文に不自然な点が相次いで指摘された点について、調査委員会による最終報告書を公表し、記者会見で説明した。2点の研究不正を認めた上で、それぞれ小保方氏1人によるものだったとの判断を示した。

 一方、小保方氏は調査委の報告に「驚きと憤りの気持ちでいっぱい」「悪意のない間違いであるにもかかわらず、改ざん、ねつ造と決めつけられたことは、とても承服できません」というコメントを発表。理研に不服を申し立てる意向を明らかにした。

 中間報告段階で継続調査とした4点のうち、(1)学位論文の画像に酷似した画像を論文1に使用したことを「ねつ造」、(2)論文1で電気泳動画像を切り貼りしたことを「改ざん」と認定し、「研究不正行為を行った」と判断した。それぞれ小保方氏1人の不正だったとし、共同研究者は不正行為を行っていないとしている。

 調査を通じ、小保方氏の3年分の実験ノートが2冊しかないことが判明するなど、データの管理がずさんだった点が改めて浮き彫りに。報告書では「研究者倫理とともに科学に対する誠実さ・謙虚さの欠如が存在すると判断せざるを得ない」と指弾する。

 相次ぐ疑惑を受け、STAP細胞の存在が疑われる自体にまで発展しているが、調査委は「不正を確認するのがミッション。STAP細胞があるかどうかは科学的な研究が必要で、ミッションを超えている」(調査委委員長で理研上席研究員の石井俊輔氏)と踏み込まなかった。

 調査委員会は石井上席研究員を委員長に、千葉大学の岩間厚志教授、理研グループディレクターの古関明彦氏、東京医科歯科大学の田賀哲也氏など理研内外の6人で構成。調査対象は、理研発生・再生科学総合研究センター(理研CDB)研究ユニットリーダーの小保方氏に加え、論文の指導に当たった理研CDBの笹井芳樹副センター長、丹羽仁史プロジェクトリーダー、以前理研CDBに所属していた若山照彦・山梨大学教授。複数回にわたるヒアリングやデータ提出を受けて調べた。

学位論文と酷似した画像「ねつ造」 実験ノート、3年間でわずか2冊

 論文1に、学位論文の画像と酷似した画像を掲載していた(1)の点について、論文1では、「酸処理で作成した脾臓由来のSTAP細胞」としていたが、学位論文の画像は「細いピペットを通過させて作った骨髄由来のSTAP細胞」と説明するなど、細胞の由来も作製方法も異なっていた。

 小保方氏と笹井氏からは2月20日、「間違った画像を掲載したため差し替えたい」との申し出があり、調査委は差し替え用の画像を受け取ったが、その際、間違って掲載した画像が学位論文と同じ画像だとの説明はなかったという。

 調査委は、「明らかな実験条件の違いを認識せずにこの画像を作製したとの説明を納得することは困難」「データの信頼性を根本から壊すものであり、その危険性を認識しながらなされたと言わざるを得ない」とし、「小保方氏がねつ造に当たる研究不正を行った」と判断した。

 Nature論文中の画像と学位論文の画像は、文字などに一部異なる点があり、画像の由来を調べるため、調査委は小保方氏から実験ノートの提出を受けたが、3年間の実験ノートが2冊しかなく、記載内容も、日時がはっきりと書かれていないなど荒かったため、科学的に追跡することはできなかったという。

 実験ノートについて、調査委員長の石井氏は「これまでに学生や若いポスドクを数十人指導してきたが、これだけ断片的な記載は経験がなく、実験がフォローできるのか」と疑問を呈した。調査の過程で、3月13日から実験室の閉鎖を行うなど証拠保全を行っているが、小保方氏のノートPCなどは私物だったため提出は受けていないという。

 画像のねつ造は小保方氏が単独で行った行為だが、共同研究者の若山教授は「データの正当性・管理について注意を払うことが求められていた」、笹井副センター長は「データの正当性、正確性を自ら確認することが求められていた」とし、2人について「研究不正行為を行ったわけではないが、その責任は重大」と判断した。

画像の切り貼りは「改ざん」
 電気泳動の画像のコントラスト・明るさ、サイズを変えて切り貼りしていた(2)の問題は、「小保方氏が改ざんに当たる研究不正を行った」と判断した。小保方氏は「切り貼りしてはいけないと知らなかった」と話しており、調査委が小保方氏の説明の通りに画像を切り貼りしても、小保方氏が作成した画像からは少しズレがあったという。

 調査委は切り貼りについて「研究者を錯覚させる危険性があり、手法は科学的な考察と手順を踏まないものだった」と指摘。「データの誤った解釈へ誘導することを直接の目的として行ったものではないとしても、そのような危険性について認識しながらなされた行為であると評価せざるをえない」と判断した。

 切り貼りについて、共同研究者の笹井副センター長、若山教授、丹羽プロジェクトリーダーには「不正行為はない」と判断した。論文提出前にすでに改ざんが行われており、「容易に見抜くことができるものではなかった」ためとしている。

文章コピペは「不正に当たらず」
 他人の論文を引用の記載なくほぼ丸ごとコピーした疑いと、その文章の一部が実際の実験手順と異なっていた点については「不正に当たらない」と判断した。小保方氏は論文内で41の引用論文の出典を明らかにしており、出典が書かれていないのは1カ所のみであること、記載内容の実験手順が一般的で、手法が多くの研究室で共通であることなどを理由にあげている。

 理研は午後、野依良治理事長などが出席する記者会見を改めて開き、調査委の報告を受けた対応を明らかにする。調査委は、報告書に対する調査対象者の不服申し立てを受け付けた上で、その役割を終える。

●理研、小保方氏に「誠実さや謙虚さ欠如」
      日刊スポーツ[2014年4月1日11時27分]
 理化学研究所の小保方晴子研究ユニットリーダー(30)らが1月に発表したSTAP細胞の論文問題で、調査委員会が報告書のまとめとして1日に発表した内容は、以下の通り。

 「2つの点について、小保方さんに研究不正行為があったという結論に達した。研究不正は科学の本質をゆがめ、研究という行為そのものだけでなく、研究者コミュニティーに対する一般社会からの信頼を大きく損ねるものである。研究不正が禁止されるのは、研究者間の健全な情報交換による真理の探究を確保し、科学の進歩を推進するためである。小保方さんは、科学的に許容しがたいプロセスによる2枚の異なる画像データの切り貼りや、条件が異なる実験データの使用など、到底容認できない行為を重ねて行っている。これは研究者としての未熟さだけに帰することのできるものではない。

 一方、実験ノートの記述があまりにも不足しているなど、第三者が小保方氏の実験内容を正確に追跡し、理解することが困難な状況が明らかとなり、この点も健全な情報交換を阻害していると判断される。このような行為やずさんなデータ管理の背景には、研究者倫理とともに、科学に対する誠実さや謙虚さの欠如が存在すると判断せざるを得ない。他方、研究担当者(小保方氏)以外の研究者(論文共著者ら)が慎重にすべての生データを検証するという、当然発揮することが予定されている研究のチェック機能が果たされていなかったと判断される(以下略)」。

●捏造と認定 小保方氏、疑惑まみれの2カ月 擁護論も徐々に薄れ
            産経 2014.4.1
 世界から喝采を浴びた笑顔の記者会見から2カ月。理化学研究所の小保方晴子・研究ユニットリーダーが発表した新型万能細胞「STAP細胞」の論文は多くの疑惑を指摘され、ついに「捏造(ねつぞう)」と認定された。「リケジョ」の成果と注目を集めた論文は、白紙撤回に追い込まれる見通しとなった。

 「新たな生物メカニズムを発見しました。成長した細胞が赤ちゃん細胞になるようなものです」

 1月末、理研発生・再生科学総合研究センター(神戸市)で開かれた記者会見。小保方氏は人気ブランドのミニスカートや指輪を身につけ登壇し、晴れやかな表情で成果を説明した。

 会見後には壁をピンクや黄色に塗った自分の研究室で、白衣代わりの割烹(かっぽう)着姿で撮影に応じる姿がメディアに取り上げられ、人気が急上昇した。

 だが2月初旬、論文の画像などに不自然な点があるとの指摘がインターネット上で相次ぎ、発表からわずか2週間で不正疑惑が浮上する事態に。

 当初は若山照彦・山梨大教授ら共著者から「不作為の単純ミスではないか」と擁護論も出ていたが、3月に入ってSTAP細胞の万能性を示す重要な画像が、小保方氏が早稲田大に提出した3年前の博士論文の画像と酷似していることが判明し、疑念は深まった。

 博士論文を巡っても疑惑が噴出した。冒頭の約20ページが米国立衛生研究所(NIH)のサイト内の文章とほぼ同じだったり、実験結果を示す画像がバイオ系企業のホームページの画像に酷似したりするなどの疑問点が判明。早稲田大は3月28日、調査委員会の設置を発表、学位剥奪の可能性も出てきた。

 小保方氏は平成20年から23年まで、早稲田大の博士課程に在籍しながら米ハーバード大に留学。その後、理研で2年間の客員研究員を経て、25年3月に29歳という異例の若さで研究ユニットリーダーに迎えられた。

 リーダー就任時の理研の広報誌で、信条について「感謝を忘れない」と記していた小保方氏。しかし、明るみに出た不正や捏造は共著者と科学を裏切る重大な行為だった。

●<STAP不正問題>小保方さん「不服申立」へ 「承服できません」(コメント全文)
         (弁護士ドットコム トピックス)2014年04月01日
STAP論文に「不正行為があった」と認定した理化学研究所(理研)の調査委員会の調査報告書を受け、理研発生・再生科学総合研究センターの小保方晴子研究ユニットリーダーは4月1日、「近日中に、理研に不服申立する」と、代理人の弁護士を通じて表明した。

小保方リーダーが代理人を通じて発表した文書は次の通り。

「調査報告書に対するコメント」

 調査委員会の調査報告書(3月31日付け)を受け取りました。驚きと憤りの気持ちでいっぱいです。特に、研究不正と設定された2点については、理化学研究所の規定で「研究不正」の対象外となる「悪意のない間違い」であるにもかかわらず、改ざん、ねつ造と決めつけられたことは、とても承服できません。近日中に、理化学研究所に不服申立をします。

 このままでは、あたかもSTAP細胞の発見自体がねつ造であると誤解されかねず、到底容認できません。


(1-2)レーン3の挿入について
 Figure1iから得られる結果は、元データをそのまま掲載した場合に得られる結果と何も変わりません。そもそも、改ざんをするメリットは何もなく、改ざんの意図を持って、Figure1iを作成する必要は全くありませんでした。見やすい写真を示したいという考えからFigure1iを掲載したにすぎません。

(1-5)画像取り違えについて
 私は、論文1に掲載した画像が、酸処理による実験で得られた真当な画像であると認識して掲載したもので、単純なミスであり、不正の目的も悪意もありませんでした。


 真当な画像データが存在していることは中間報告でも認められています。したがって、画像データをねつ造する必要はありません。

 そもそも、この画像取り違えについては、外部から一切指摘のない時点で、私が自ら点検する中でミスを発見し、ネイチャーと調査委員会に報告したものです。

 なお、上記2点を含め、論文中の不適切な記載と画像については、すでにすべて訂正を行い、平成26年3月9日、執筆者全員から、ネイチャーに対して訂正論文を提出しています。

以上
(※編集部注:コメント文中の「(1-2)レーン3の挿入について」は、理研の調査報告書で改ざんに当たる研究不正と判断された画像についての記述。「(1-5)画像取り違えについて」は、捏造に当たる研究不正と判断された画像についての記述)

●“捏造・改ざん”に顔面蒼白 小保方氏、猛反論
         テレ朝 (04/02 00:05)
 新たな万能細胞とされる「STAP細胞」の論文を巡り、理化学研究所は、小保方晴子氏が捏造(ねつぞう)や改ざんを行ったとする最終報告書を発表しました。

 調査委員会・石井俊輔委員長:「小保方氏については、2つの点について研究不正行為があったと判断しました」
 調査委員会は、STAP細胞がリンパ球からできたことを示す実験結果の画像が加工されている点について、小保方氏が改ざんを行ったとしました。また、博士論文で使われていた別の実験の画像を流用した疑惑については、「捏造」だと判断しました。

今回の調査結果を受け、小保方氏は、「驚きと憤りの気持ちでいっぱいです。研究不正と認定された2点については、理化学研究所の規程では対象外となる悪意のない間違いであるにもかかわらず、改ざん、捏造と決めつけられたことはとても承服できません」などとコメントしました。近日中に理研に不服申し立てをするとしています。

●STAP細胞:小保方さん処分は1カ月後 理研
          毎日 2014年04月01日
 小保方晴子・理化学研究所研究ユニットリーダー(30)は昨年3月に現職に就任、神戸市にある発生・再生科学総合研究センター(CDB)に研究室を持った。当初からかっぽう着姿の小保方さんが見られていたという。今年1月末、英科学誌ネイチャーにSTAP細胞の論文が発表された後は、STAP細胞の新たな実験に取り組もうとしていたとされる。

 2月上旬に論文への疑惑が浮上し、理研の調査委員会が設置された後は、研究現場からは離れ、調査委の聞き取りや研究所内の懇親会などのため研究所へ来ていたという。3月14日の調査委中間報告の会見では、小保方さんについて「心身ともに疲れ切った状態」「精神状態があまり良くないと聞いている」などやつれた様子もうかがえた。最近も必要に応じて研究所へ姿を見せる状態という。

 調査委の最終報告では、小保方さんら論文著者らの処分については言及を避けた。理研の「科学研究上の不正行為への基本的対応方針」(2005年)によると、研究不正が認定された場合、懲戒委員会を経たうえでの不正認定を受けた研究者の処分▽研究費使用の禁止▽研究費の返還--などの対応が取られる可能性がある。
処分については、対象者の弁明を聞く機会などを設定するため、懲戒委の結論が出るまで1カ月程度はかかるという。


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