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てらまち・ねっと



 「人間はアタマがいい、感性がユタか」と思っている、私たち人類。
 でも、そうじゃないよ、という研究をする人たちもいる。

 昨年の話だけど、記録してあったので、整理してみた。
 「チンパンジーが、他のチンパンジーが見せる喜怒哀楽の表情に敏感に反応している」つまり、
 「チンパンジーも顔色読む」。
 京都大学野生動物研究センターの機関の発表だった。
    ・・読まれているのは人間だったりして・・・

 同系列の「京都大学霊長類研究所」は縁がないわけではないので、なお、興味深く読んだ。
 霊長研のウエブデータもぱらぱらっと見たら、「チンパンジーの子どもの記憶は人間のおとなよりも優れている」という表現まであった。
  京都大学霊長類研究所は愛知県犬山市にあって、ユニークな活動で知られていた大島清さんとの打ち合わせのためにに、研究室をたずねて行ったことがあるから身近に感じる存在。
    大島清/日本の性科学者、脳生理学者、京都大学名誉教授。 ウィキペディア

 大島さんには、後日、岐阜市内で講演していただいて、あと、うちでスタッフらと懇親した。
 とても、元気で面白い方だった。

・・・ところで、今日は久しぶりにたっぷり雨が降るらしい。
 すでに雨。朝のノルディックウォークは、一周170歩ほどの半雨天施設でウォークキングしよう。
 ポール(ストック)を使わないので、一周ごとに軽ジョギングをするようにしたら、より楽しくなった。
 今日は一日、原稿を書く。

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  ●林原類人猿研究センターのチンパンジーが熊本サンクチュアリに移動しました 京都大学野生動物研究センター熊本サンクチュアリ

 ●チンパンジー・アイとそのなかまたち 京都大学霊長類研究所

          ★ チンパンジーの子どもの記憶は人間のおとなよりも優れている

●チンパンジー:感情的な刺激への感受性 初めて確認
            毎日新聞 2013年02月26日
 チンパンジーが仲間の表情を見分け、異常を感じていることを、京都大と東京大などの研究グループが脳波測定で明らかにし、26日付の英オンライン科学誌「サイエンティフィック・リポーツ」に発表した。感情的な刺激への感受性がヒト以外で科学的に確認されたのは初めてという。

 京大霊長類研究所の平田聡特定准教授(比較認知科学)らのグループは林原類人猿研究センター(岡山県)の雌のチンパンジー「ミズキ」の脳波を麻酔なしで測定することに世界で初めて成功している。

 実験では、ミズキに脳波測定機材をつないだまま、チンパンジーの群れの生活を写した写真を次々に見せた。その中にチンパンジーが恐怖を感じて歯をむき出しにしている写真を差しはさむと、見た直後に脳波の波形が大きく振れるのを確認した。他人が苦しむ様子をヒトに見せた際の脳波の動きと似ており、ミズキが仲間の危機に強く反応したことを示すという。


 平田准教授は「今後、心拍数や体温などの変化を総合的に調べ、チンパンジーがヒトと同様の感情を持つのか突き止めたい」と話している。【五十嵐和大】

●チンパンジーも顔色読む 京大、滋賀県立大など 脳波の反応確認
          京都新聞 2013.2.26
実験でチンパンジーに見せた写真。上の「情動画像」は、おびえたように歯をむき出すなどチンパンジーが感情をあらわにしており、「中立画像」は毛繕いやナッツ割りなどをして穏やかな表情を浮かべている=平田准教授提供

 チンパンジーが、他のチンパンジーが見せる喜怒哀楽の表情に敏感に反応していることが、京都大霊長類研究所の平田聡准教授や滋賀県立大の上野有里准教授、東京大などによる実験で分かった。情感やコミュニケーションの進化を考える上で重要な成果といい、27日に英科学誌サイエンティフィック・リポーツで発表する。

 グループは、林原類人猿研究センター(岡山県玉野市)の雌のチンパンジーに、野生のチンパンジーが歯をむき出しておびえているような表情を見せるなど感情をむき出しにした写真や、毛繕いしながら穏やかな表情を見せている写真などを無作為に見せて脳波を調べた。
 感情が出ている写真には人間と同様に0・25秒程度で特定の脳波が強く表れた。チンパンジーが特別な注意を向けたためとみられる。穏やかな表情の写真を見せると、脳波は平たんなままだった。

 平田准教授は「チンパンジーが、感情が出ている写真に、どのような感情を抱いたのかは分からない。第三者の表情を読み取って近づいたり、遠ざかるなど自らの行動に役立てているのではないか」と話している。

●チンパンジーも顔色うかがう? 京大研究所が実験
           日経 2013/2/26
 京都大霊長類研究所の平田聡特定准教授らは、興奮したりおびえたりしているチンパンジーの写真を別のチンパンジーに見せると脳波が大きく変化することを見つけた。チンパンジーも他者の顔色をうかがうことを示す結果で、人間のように感情を理解する能力があるのではとみている。26日付の英科学誌サイエンティフィック・リポーツ(電子版)に発表した。

 実験当時、林原類人猿研究センター(岡山県玉野市)にいた11歳の雌に、歯をむき出しにして興奮している写真3枚と、寝転がったり食事をしたりしてリラックスしている写真12枚を0.8秒ごとに見せ、脳波の変化を調べた。

 その結果、興奮している写真を見た直後に脳波が大きく変化した。この雌が相手のチンパンジーの心理が平常状態とは違うことを察知しているとみられる。
 平田特定准教授らは「チンパンジーも感情を持っている可能性がある」と分析している。人間以外の動物の感情を知る研究につながるとみている。

●チンパンジーも“顔色うかがう”? 京大などのグループ、脳波測定成功
     産経 2013.2.26
 京都大や東京大、林原類人猿研究センター(岡山県)のグループは、チンパンジーに、感情をあらわにした別のチンパンジーの画像を見せ、その際の脳波の変化を測定することに成功した。26日付の英科学誌「サイエンティフィック・リポーツ」電子版に掲載された。グループによると、ヒト以外の生物が、別個体の表情を見たさいの脳波測定に成功したのは世界で初めて。

 グループは、実験当時11歳だったメスのチンパンジー「ミズキ」の頭部に、脳波計を取り付けて実験。ミズキに、別のチンパンジーが口を大きく開けたり歯をむき出しにしたりして感情をあらわにした画像3枚を、エサを食べている画像など日常的な画像12枚にまぜ、0・8秒ごとに80回見せ脳波を計測した。

 その結果、チンパンジーが感情をあらわにした画像3枚を見せると、平均0・21秒後に特徴的な脳波の変化が見られた。その他の画像では大きな変化はなかった。
 京都大霊長類研究所の平田聡特定准教授は「チンパンジーがどう感じているかはわからないが、他のチンパンジーの表情から何かを感じ取っているのは確か」としたうえで、「チンパンジーが音声や接触に限らない高度なコミュニケーション能力を持っている可能性を示せた」としている。

●チンパンジーも表情識別=画像で実験、脳波に変化-京大
           時事 (2013/02/26-19:16)
頭に電極を着け、脳波を測定中のチンパンジーのミズキ(林原類人猿研究センター提供)
 感情をあらわにしたチンパンジーの画像を、別のチンパンジーに見せたところ脳波が大きく変化したと、京都大霊長類研究所の平田聡特定准教授らの研究グループが発表した。相手の表情を認識しているとみられ、こうした実験は世界初という。26日付の英科学誌サイエンティフィック・リポーツに掲載された。

 研究グループは2008年、林原類人猿研究センター(岡山県玉野市)で飼育されている当時11歳の雌のチンパンジー、ミズキで実験。感情が表れている画像3枚と、寝転がっている様子や後ろ姿などの画像12枚をモニターに0.8秒間隔で映し出し、脳波がどう反応するか4日間測定した。

 その結果、3枚のうち、歯をむき出しにして相手をにらんでいるような画像2枚で、脳波の波形が大きく変化した。相手の感情をミズキが素早く察知したとみられる。



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