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てらまち・ねっと



 民主党の圧勝の側面は、大量の、政治と無縁か選挙の事前運動は長くやってきたけど、実際の政治や議会の現場に踏み込むのは初めて、そういう新人議員が多いということ。

 議員の勉強会をずっと前から企画・開催してきた。
 私たちは、政党や組織に関係ない議員の仲間として、全国のそういう議員に呼びかけている。
   (興味がある人は ⇒  議会や選挙に関連した運動など )

 そこに、初めて参加してくる人をみていると、共通して分かることがある。
 自主的にあちこちに出かけて勉強したりしている人もでも、日常的に行政側、職員と対等に渡り合い、議場や委員会など公式の場でガンガンと議論できていると見受けられる議員は、申し訳ないけど、本当に少ない。

 そういう勉強をあまりやっていない人は、・・・言うに及ばず・・・

 「1期目はいろいろと勉強する、議員の仕事は2期目から」なんてことを古参議員に言われてその気になっている議員すら、たまにいる。

 そんな議員たちには、そりゃ、違うでしょ、と言う。
 「有権者に仕事をしますと約束したんだから、その日から仕事しなくちゃ公約違反でしょ。
  4年なんてあっという間だよ。
 1期目から仕事ができなきゃ、2期目になってもできないよ・・・」

 もちろん、最初から講座に来ている人たちは、それぞれ、最初からしっかりやっている。

 今回当選した民主の新人議員の風景についての9月6日の朝日新聞の東海版(下記の紙版・画像)には新人の弁が記録されている。

  「党のマニフェストを読み、政策の勉強も始めた。
   教育問題に取り組みたいと思う一方、
   『1年生議員にできることは少ないかも』と感じる」

 ちょっとちょっと・・・

 別の新聞には次のようにある。

  「同党幹部らは、当選者の半分近くが新人という事態に
    『当面は、地元にいてもらうしかない』との認識だという。
   党本部からは、地元であいさつ回りや
   街頭での『つじ立ち』を徹底するようにと指示が出ている。」

 と、とりあえず、地元で下積みを、ということらしい。

 新人が少数なら、党や組織も周りの議員がフォローできる範囲だけど、大量新人だとそうもいかない。

 議場や委員会で議案の採決のときの「数合わせ議員」は、「政権交代の実現」という点では「必要な仕事」だけど、
 高額の歳費を使う国会議員という公務員としては、「まず、勉強」なんてノンビリ姿勢はお断りしたい。

 なお、昨日のブログは、落選した議員と、伴う自民の秘書の失業、民主の秘書の不足を見てみた。

  ⇒ 「落選議員の引越しは2.3日内に/自民党の大負、秘書の大量失業も/秘書不足の民主は親族の公設秘書解禁」

 今日は、新人議員の(不)勉強のこと、明日は・・・

 ところで、こちら山県市は昨日7日が9月定例会の開会日。

 今日12時が、一般質問(9月18日)の通告期限。
     今回は、いつもとはまったく違うパターンで質問を構成。
     ということで、文案の推敲。

 夕方5時からは、岐阜県庁裏金住民訴訟の弁護団会議。

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●浮かれるな! 民主「急造議員」教育にピリピリ
(写真をクリックすると拡大。写真右下あたりのクリックでさらに拡大)
 画像は東海版 文字データは全国版
       朝日 2009年9月6日18時45分
 民主党は新人の「教育」を始め、メディア対応も指南。「小泉チルドレンの轍(てつ)を踏ませるな」と神経をとがらせている。

 「新・国会事典」「特別会計のはなし」「立法と調査」……。机の上に本や書類の束が30センチほど積み重なった。「初登院までに、この資料に目を通して」。谷岡郁子参院議員(愛知選挙区)の指示に、磯谷香代子さん(43)がうなずいた。

 磯谷さんは比例東海ブロックの最下位当選者。みんなの党の候補が復活当選に必要な票数に届かず、民主の名簿の41位だった磯谷さんに最後に議席が転がり込んだ。

 立候補の働きかけは公示3日前の8月15日だった。「人が足りない」。小沢一郎代表代行から電話を受けた谷岡議員の頭に、干潟の清掃などで知り合った磯谷さんが思い浮かび、その日のうちに戸籍抄本など書類を整えさせた。

 磯谷さんは一人暮らしの無職。大学卒業後、フルタイムで10年以上働いた会社はアルバイト扱いで本採用されず、亡くなった両親の看護もあって定職に就けずにいる。

 当選が決まって報道されると、インターネット上で「フリーター議員」「杉村太蔵の女性版」など批判交じりの話題に。慌てた党本部から「指導するように」と谷岡議員に指示があったという。

 3日にはマスコミ各社の取材に「職が見つからず苦労し、希望を持てずにいる人たちの気持ちが私は分かる」と抱負を語った。ただ、取材には谷岡議員らが常に付き添い、質問を遮ることも。谷岡議員は「当選したばかりで慣れていない。やじ馬的な興味の対象にされたくない」とかばう。

 同ブロックの名簿40位で当選した大山昌宏さん(39)も駆け込み候補。当選後、党本部から「ゴシップを扱うメディアに注意するように」「(取材に)何でも答えればいいわけではない」などの指示がファクスで届いたという。

 地元で学習塾を経営する。小沢氏の政治塾に参加したことがあり、小沢氏本人から8月14日に誘いの電話を受けた。

 関西電力社員の松岡広隆氏(27)は5日、上京したが、当選証書付与式への出席は取りやめた。「党本部が代理で受け取ってくれると言うので」と言葉少なだ。選挙ではやはり比例で当選した室井秀子氏(53)の事務所を実質的に間借りした。当選後、松岡氏には大山氏と同様のファクスが届いた。室井氏にもメールで党本部から「思わぬダメージを受けることがないよう慎重な対応をお願いします」と指示があった。

 5日午前に開かれた民主党大阪府連の常任幹事会では、平野博文・府連代表らが新人議員らに、「小泉チルドレンのようなスキャンダルのネタを作るな。飲み歩いて浮かれるな」と注意したという。

●民主党県連:初当選組対象に勉強会開催検討 /兵庫
       毎日新聞 2009年9月2日
 民主党県連は衆院選小選挙区(8月30日投開票)で初当選した新人議員5人らを対象に、国会議員としての基礎を学ぶ勉強会の開催を検討している。国政経験が豊富とは言えない初当選組に、ベテランの議員経験者が知識や経験を伝授する。

 参議院OBらを講師役に、比例代表近畿ブロックで初当選した県内関係の3人にも呼びかける。4年前の郵政選挙では自民党の「小泉チルドレン」が大量当選し、当初、その自由奔放な言動が耳目を集めたが、大半が今回の選挙で落選した。

 民主党県連の黒田一美・選対委員長は「与党として県民のあらゆる層の意見を聞いて、国政に反映させる仕事を担ってもらう。そのための下準備」と説明。今後、日程や内容を検討する。【川口裕之】

●民主新人「センセイ修業」スーツ選びも先輩指導
         2009年9月5日14時42分 読売新聞
谷岡参院議員(左)に相談しながら、初登院用の服を選ぶ磯谷香代子さん=高橋はるか撮影 公示3日前に候補になったフリーター、27歳の電力会社社員、米国で働いていた眼科医……。

 衆院選で308議席を獲得して大勝した民主党。このうち初当選した143人の中には政治経験の全くない人も目立ち、地元の先輩議員らによる指導が始まっている。16日には同党の鳩山由紀夫代表を新首相に選ぶ特別国会が召集されるため、党本部は新人向けの勉強会などの準備を急いでいる。

 衆院選4日後の3日昼、名古屋市内のデパートでは、民主党の谷岡郁子参院議員(55)が、一人の女性を連れ歩いていた。

 衆院選比例東海ブロックで、最後に当選を決めた磯谷香代子さん(43)。市民プロジェクトで知り合った谷岡議員に頼まれ、選挙直前の8月15日に比例候補に名を連ねるまでは、アルバイトや契約社員を転々とするフリーターだった。

 政治経験はゼロ。党本部は谷岡議員を教師役として指名。本格的な指導初日となった3日は、デパートで初登院用のスーツ2着を選ぶことから始めた。

 その後は、谷岡議員の案内で、地元国会議員へのあいさつ回り。最後は、国会の議事録、それに政府の特別会計など資料の束を手渡され、「読み込んで疑問点が出てきたら、相談して」と宿題も。党のマニフェストも改めて渡された。「わからないことだらけで、受験勉強よりもハード」と磯谷さん。特別国会まで上京予定はなく、谷岡議員の下で勉強を続けるという。

 同党の東海ブロックからは、8月26日に米国メリーランド州の勤務先から急きょ帰国して、衆院選に臨んだ眼科医の吉田統彦さん(34)も当選した。地元の愛知県議に付き添われ、あいさつ回りをこなすなど政治家修業に動き出した。

 同党幹部らは、当選者の半分近くが新人という事態に「当面は、地元にいてもらうしかない」との認識だという。党本部からは、地元であいさつ回りや街頭での「つじ立ち」を徹底するようにと指示が出ている。しかし、その後の教育や処遇については未定で、あるベテラン議員は「しっかり教育をしたいが、我々にその余裕があるかどうか」と不安を隠さなかった。


 同党大阪府連は5日、新人議員10人を集め、研修会を開いた。講師役は尾立源幸参院議員(45)。「みなさんの一挙一動が国民から注目されている。自らを律して公人として振る舞ってほしい」と心構えを説いた。研修に先立っては、新政権の官房長官に内定した平野博文衆院議員(60)が「スキャンダルのネタは作らないように」と注意を促した。

 同党には今回、当選した候補のうち最年少者もいる。比例近畿ブロックで議席を得た松岡広隆さん(27)。関西電力で法人営業を担当していたが、学生時代に選挙を手伝った民主党の室井邦彦参院議員(62)の推薦で比例候補になった。今後は同社を休職して、政治の世界に足を踏み入れる。秘書の選び方などを指導している室井議員は「テングになってはいけない」と忠告したという。

●民主・磯谷香代子氏:「スーツ買うの初めて」先輩と品定め
          毎日新聞 2009年9月4日

●しぶしぶ民主名簿登録…当選しちゃったバイト女性
            スポニチ 2009年09月04日
 衆院選の民主党比例東海ブロックで初当選した磯谷(いそがい)香代子氏(43)が注目を集めている。同党の比例候補者が足りなくなるため、公示3日前に打診を受けしぶしぶ名簿に登録。国会議員になるつもりはなかったが、同ブロック最下位の41位でまさかの当選。16日召集予定の特別国会での初登院に向けて3日にはスーツを購入。「スーツを持つと、国会まで半歩前進したよう」と気を引き締めた。

 磯谷氏は名古屋駅近くのデパート婦人服売り場を約1時間回り「落ち着いた印象を与える」と、ベージュのスーツやワンピースなど5点を購入。「値段を見ずに(思い切って)買わないと。普段と1ケタ違うから」と財布を気にしていたが、スーツ上下約4万6000円で「予算内に収まった」とホッとした様子だった。

 出馬の打診を受けたのは公示3日前の朝。比例代表の候補が不足するとみた同党の小沢一郎代表代行が「誰かいないか」と谷岡郁子参院議員に連絡。谷岡氏の知人の中で「仕事を辞める必要がなく、立候補に必要な住民票などをすぐに出せる人」という条件に合ったのが磯谷氏だった。

 断り切れずに名簿に記載され、選挙戦のキャッチフレーズは「一般人を国会へ!」。街頭に立ったのはわずか2回だ。


 先月31日午前2時、当選の知らせを受けると「まさか自分まで議席が回るとは…」と苦笑い。スタッフから「代議士」と呼ばれると「両親が天国でひっくり返っとるわ」と三河弁でおどけた。

 この議席はみんなの党が獲得したものだったが、同党の重複立候補者が小選挙区の得票で比例復活要件を満たさず、議席が民主党へ割り当てられ“棚ぼた”で当選した。

 正社員として働いたのは過去に1年間だけ。病気がちの両親の看病をしたりと、定職にはつかずパートやアルバイトを転々とし、現在は友人のデータ処理の仕事を1日2時間ほど手伝う日々。昨年母が亡くなり、仕事が手に付かない時期もあったという。打診に対し「腰が抜けそうだった」「(05年衆院選で自民党の公募を経て候補者となった)杉村太蔵君のほうがまだマシ」と周囲に漏らしたという。

 当選後は取材依頼が殺到し、スーツを買うだけでも10社以上のマスコミが密着取材。買い終えて「気は引き締まったが、まずは勉強」と自らに言い聞かせた磯谷氏。「将来にリアルな不安を感じている私が、当事者として声を上げていきたい」と抱負を語った。

 ◆磯谷 香代子(いそがい・かよこ)1965年(昭40)10月15日、愛知県生まれの43歳。88年愛知県立大文学部卒。01~02年ごろ、愛知万博に向けた市民プロジェクトに参加した際、谷岡氏と知り合う。03年、金融系の企業に就職、1年後に退職。趣味は性格占い。独身。

●小泉チルドレン激減 大逆風、再選は10人のみ
       中日 2009年8月31日
 2005年の郵政選挙で初当選した自民党の「小泉チルドレン」83人のうち、今回も立候補した77人の大半は厳しい戦いとなり、再選は比例復活を含めてわずか10人。佐藤ゆかり(東京5区)、片山さつき(静岡7区)両氏らも落選した。

 当時の小泉純一郎首相が巻き起こした追い風に乗ったチルドレンは今回、攻守所を変え「政権交代」を求める有権者からの逆風をもろに受ける結果となった。

 自民党からは73人が立候補したが当選は計9人。小選挙区では稲田朋美(福井1区)、赤沢亮正(鳥取2区)両氏らが再選を果たした。

 平将明(東京)、北村茂男(北陸信越)、阿部俊子(中国)各氏ら4人は、小選挙区で敗れたものの比例代表で復活当選。長島忠美氏(北陸信越)ら比例単独でブロック1位の2人も議席を守った。

 自民党を離党して出馬したのは4人。みんなの党に移った山内康一氏が北関東比例で当選したが、ほかは落選した。

◆“民主チルドレン”量産 全新人の9割占める
 今回の衆院選で当選した新人議員は、大量の「小泉チルドレン」が生まれた前回2005年の郵政選挙より57人多い158人。現憲法下では1949年衆院選の192人に次いで多い。政党別では民主党が最も多く143人が当選し、全新人の90・5%に上る「民主チルドレン」が量産された。

 自民党は5人、公明、共産両党はそれぞれ1人、社民党は3人。みんなの党、無所属が各2人で新党日本は1人。国民新党はゼロだった。改革クラブは新人を擁立しなかった。

 新人全体の内訳は小選挙区77人、比例代表81人。比例で当選した新人は小選挙区比例代表並立制が導入された1996年の衆院選以降で最多。全衆院議員に占める割合は32・9%に達した。

 新人の最年少議員はいずれも民主党で、27歳の横粂勝仁、松岡広隆両氏。最高齢は民主党の沓掛哲男氏(79)だった。


●議員宿舎が足りない! 自宅ない新人大量当選
         2009/09/07 09:28 【共同通信】
 衆院選で民主党が圧勝し、東京に自宅がない多数の新人が当選したことで、衆院の議員宿舎が足りなくなる見通しだ。特別国会の召集は16日に迫るが、宿舎確保の妙案はない。関係者は「古い宿舎を再利用しては」「自分でマンションでも探してもらうしかない」と頭を悩ませている。

 衆院議員用の宿舎は、国会から徒歩で通える距離の赤坂議員宿舎(東京都港区、300戸)だけ。部屋の広さは約80平方メートルあり、使用料は月額約9万2千円と格安で、衆院解散前は286人が入居していた。

 東京23区内に自宅を所有する議員は入居できない規則になっており、衆院の定数480人全員分が用意されているわけではない。

 民主党は今回、143人の新人が当選。大部分の議員に入居資格があり、民主党事務局は「アンケートを実施したが入居希望者は多く、部屋が足りなくなるだろう。入れない人には自分で探して住居を借りてもらうようお願いするか、考えているところ」と話す。

 衆院事務局によると、今月8日に各党派の協議会が開かれ、獲得議席数に応じて部屋が割り当てられた後、希望者が順次入居する。他党の部屋が余った場合は、譲り受けられる可能性もある。

 ただ今回の衆院選では、海部俊樹元首相、中川昭一前財務相ら自民党の大物が多く落選。こうした議員の多くは宿舎に入居しておらず、第2党の自民党から余りが出る見通しは立っていない。

 衆院が解散された7月21日の議院運営委員会で、こうした事態に備え、現在は使用していない青山議員宿舎(港区)に電気や水道を通して再利用することも提案されたが、選挙戦突入でそのまま立ち消えになっている。

●議員要覧ガラリ 158人が初当選、新たな役職誕生も
        
毎日新聞 2009年9月4日

 ◇来月刊行 プロフィル作り四苦八苦
 国会議員の経歴などを掲載している「国会議員要覧」を出版している国政情報センター(東京都渋谷区、中島孝司社長)が、10月上旬予定の改訂版発刊に向け大忙しだ。今回の衆院選では、定数の3分の1近い158人が初当選で、これほどの大改訂は93年の細川政権誕生以来。さらに、政権交代で新たな役職誕生も予想され、同社は担当者を数人増やして準備を進めている。

 議員要覧は新書判(約400ページ)で、議員の顔写真や経歴に関する情報と、委員会名簿、党派別議員一覧などを掲載している。83年の発刊以降、毎年2月と8月の2回、定期刊行しているほか、衆参両院選後、約1カ月をめどに臨時刊行している。今年は、衆院選が行われる見通しだったため、8月の発刊は見送っていた。

 議員に関する情報は、事務所に出向いて収集する。過去に当選経験がある場合は、経歴の追加や確認で済むが、新人議員の場合は情報を一から集めなければならない。新人については、新聞やインターネットで調べた情報を書き込んだ仮の元原稿作りを進めている。社員4人が元原稿を作り、別の4人が経歴を調べている。

・・・ 同社は10月上旬までに出版にこぎ着けたい意向。中島社長は「05年の郵政選挙でも自民党に大量の新人議員が誕生したが、党が経験のある秘書をつけたので作業は楽だった。今回は秘書も新人が多くなる見込みで、プロフィル作りがうまく進むか心配」と話す。

 今回は通常の5万部より、2割ほど増刷する。予定価格は2750円。【篠原成行】


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