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てらまち・ねっと



 昨日は12時に一般質問の通告期限なので、午前中、質問内容を整理して11時50分過ぎに提出。所要へ。

 夕方5時からは、先週岐阜地裁で門前払いの「却下」判決が言い渡された「岐阜県庁裏金20年分返せ」の住民訴訟の弁護団会議。
 控訴理由を弁護士の皆さんが分担して検討してくれる。
 同時に別件で、新たに住民監査請求する案件について、先日、原案を作ったのでそれを元に議論。
 「今後の支出の差し止め。4億5千万円返せ。・・」
 弁護士の皆さんも乗り気。
       勝てる可能性は高いのでオモシロイ。

           やっぱり、本人訴訟より気楽でいい。

 帰ってインターネットをみたら、
    「千葉県庁 裏金 30億円」 の ニュース。

 岐阜県庁の裏金は、今の知事が任命しいた3人の弁護士が調査した結果、1995年ごろで「裏金、1年間で約4億円」と認定。
 「昭和30年代から続いていた」とも認定。
 しかし、この10年近くはほとんど行われていなかったということで、支出の記録も何も「公文書」が残っていない。役所の文書は、作成してから1年、3年、5年と消えていく。
 裏金関係の解明に必要な書類は、長くて5年保存。

 昨年秋に発覚した会計検査院による「国費をうけた全国の各県の不正支出」の調査手法は、県に書類を出させたあと、業者の書類を直接調べたもの。
 なぜなら、民間業者は税務署の調査の対応のために、「最低でも7年」は書類を保存しているから。

 役所が裏金の記録を消そうとしても、裏金作りに結託させられた(なかば被害者に近い)業者に目をつけた会計検査院はすごい。

 私たちの岐阜地裁の住民訴訟は、何の書類も残っていない中で「知事らの責任を問う」もの。資料がないから訴訟としては大変。
 資料が全部そろっているであろう今回の千葉県の2003年から2007年で3億円の裏金。

 千葉県の5年で30億円ということは、1年間で6億円。
 岐阜県の人口は200万人、千葉県は600万人だから、岐阜県に鳴らせば2億円ということになり、10年前の半分か・・・・ま、そんな計算は不要。

 ともかく、最近の厳しい世論を受けて、自粛してこの額だから、呆れる。

 報道では
  「総務部職員は『バラエティーに富むデタラメさ。やっていない部署を探す方が大変だった』 」。

 今日の午後、森田知事が会見して発表するという。
 知事就任前の裏金を明らかにすることで、支持の挽回か。

 そうそう、今日は政権交代の関連情報にするはずだったけど、
 近年の役所では珍しく、平気で多額の裏金をつくっていた千葉県のことに替わってしまった。
 今朝は8時半から重要会議で出かける。

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●千葉県で不正経理30億円 職員流用の疑いは約1億
           2009/09/07 22:39 【共同通信】
 千葉県は7日、職員らが事務用品の架空発注などを繰り返し、2007年度までの5年間に約30億円の不正経理を行っていたことを明らかにした。森田健作知事が9日に記者会見し、詳細を公表する。

 このうち、本来は業務に必要のない物品の購入など、職員が個人的に流用した疑いのある「使途不明金」は約1億1千万円。取引先の業者の口座に公金をプールする裏金づくりも確認され、不正経理は県庁の約400ある部署のほぼすべてで行われていた。

 千葉県の佐藤忠信総務部行政改革監は「ここまでひどいとは思わなかった。組織的と言われても否定できない」と話している。県は年内にも不正経理にかかわった職員について刑事告訴を含め、処分する方針。

●千葉県不正経理:全部局で組織的に…6通りの手口駆使
        毎日新聞 2009年9月9日 2時30分

不正経理の実態が明らかになった千葉県庁本庁舎=千葉市中央区で2009年9月8日、倉田陶子撮影 千葉県庁で計約30億円の不正経理が発覚した問題で、会計検査院が「不適切」とする6通りの手口すべてが駆使され、実態とかけ離れた会計処理が横行していたことが8日分かった。

 03~07年度にわたって知事部局や県警本部など5部局すべてで不正経理は行われていた。調査に当たった県総務部でも不正が見つかり、職員は「組織的にやっていると言われても仕方ない」と話した。【倉田陶子】

 同部によると、手口は
 ▽職員が物品納入業者に架空の請求書を出させ、代金を業者の口座に振り込んでプールする「預け」
 ▽代金を支払わずに業者に随時納入させ、後から別の物品名目で請求書を出させて、まとめて払う「一括払い」
 ▽発注した物品と異なる品物を納入させる「差し替え」
 ▽発注した物品が納入される前に代金を払う「先払い」
 ▽予算を年度内に使い切るため、発注を装って代金を支払い、翌年度に納入させる「翌年度納入」
 ▽予算不足から代金を支払わずに物品を先に納入させ、翌年度に払う「前年度納入」

--の6通り。

 「預け」と「一括払い」「差し替え」が件数、金額とも多く、知事部局(教育庁を含む)▽企業庁▽病院局▽水道局▽県警本部の全5部局、400部署(課や室)の大半で行われていた。

 特に知事部局は約100の部署すべてで不正が見つかったという。総務部職員は「バラエティーに富むデタラメさ。やっていない部署を探す方が大変だった」と言う。

 県は2月以降、農林水産部の物品購入担当職員3人が詐欺容疑で相次いで逮捕されたことを受け、調査を開始。3人は「預け」で県費約2300万円をだまし取ったとされ、家族や愛人の生活費に使ったり、コンパニオンを呼んで高級料亭で遊興していたことが公判で明らかになった。現金が必要になると、業者に連絡して口座の金を届けさせていた。

 約2300万円は使途不明金約1億1000万円に含まれており、県は残る約9000万円についても調査を続ける。

 全庁にわたる不正経理が発覚し、森田健作知事は「県民の皆さんから税をいただいているのに、残念でならない」と陳謝。県は9日、不正経理の全容を公表する。

●千葉県警でも不正経理 県400部署中の96%が関与
          西日本 2009年9月8日 19:16
 30億円に上る千葉県の不正経理問題で、県の内部調査に対し、県警会計課が不正経理を報告していたことが8日、県関係者への取材で分かった。

 県関係者によると、不正経理の報告があったのは県警や、県庁内の知事部局のほか教育庁や公営企業も含まれ、県全体で約400ある部署のうち約96%が不正経理をしていたという。

 県警は2月以降、県職員3人を公金の詐欺容疑で逮捕し、不正経理発覚の端緒になったが、県警内の不正経理については「県の発表があるまで明らかにできない」(会計課)としている。

 森田健作知事は8日、報道陣に「残念でならない。県民の皆さんにおわび申し上げる」と謝罪。9日午後の記者会見で調査結果を公表する。

 また、県の知事部局のうち、国の補助事業を多く抱える県土整備部と農林水産部に対し、会計検査院が独自に調査に乗り出していたことも判明。

 県関係者によると、検査院は2003~07年まで両部で使われた事務用品の経費や、旅費、賃金を調べたという。

●千葉県で不正経理30億円 県警含めほぼ全部局
       朝日 2009年9月7日22時58分
 千葉県で03~07年度の5年間に、物品を発注したように装って代金を業者の口座にプールするなどの不適正な経理が約30億円に上ったことが、県の調査で判明した。職員の記憶がはっきりしないなどの使途不明金も約1億1千万円にのぼり、私的流用の可能性もあるという。県は9日、調査結果を公表する。

 不適正な経理が発覚したのは、知事部局や水道局、県警など「県所属機関のほとんど」(県総務課)。物品が納められていないのに納入されたことにして代金を支払い、業者に管理させる「預け金」や、業者に事実と異なる請求書などを提出させ、別の物品を納入させる「差し替え」など、会計検査院の検査で「不適正」と区分される項目に該当したという。

 県は、使途不明金の約1億1千万円は本来の業務に必要がないと考えられる、と説明。この中には今年2月や5月、県職員が公金をだまし取ったとして詐欺容疑で逮捕された事件の被害金も含まれているという。県は、使途不明金についてさらに聞き取り調査を進め、場合によっては刑事告訴や何らかの処分を検討するという。

 千葉県は、12道府県で発覚した不正経理問題を受けて、昨年10月から独自調査を実施し、今夏からは外部の専門家を交えて調査や検証をしていた。

●千葉県庁で不正経理30億円、一部私的流用か
       2009年9月8日03時04分 読売
 千葉県で2007年度までの5年間に約30億円に上る不正経理が行われていたことが7日、県への取材でわかった。

 「預け」などの手口で全庁的に行われ、県警も含まれていた。県は、このうち約1億1000万円分は県庁、業者双方に記録がないなど私的流用の疑いがあるとみている。県は9日に調査結果を公表後、不正経理にかかわった職員らの特定を進め、処分などを検討する。

 自治体の不正経理問題は、会計検査院が昨年10月に調査結果を発表して以降、各地で発覚。愛知県では、2008年度までの8年間で約14億9000万円にのぼることが明らかになった。

 千葉県は会計検査院の調査結果発表後、農林水産省と国土交通省の国庫補助事業を扱う部署を対象に内部調査を始めた。

 その後、県警の内偵から、農林水産部職員(当時)が今年2月、「預け」の手口で公金約150万円をだまし取ったとして詐欺容疑で逮捕された。5~6月には他の2人の農林水産部職員(当時)が計約2150万円を詐取したとして逮捕され、3人のうち2人に1審で有罪判決が出ている。

 県は事件を受け、調査対象を全庁に拡大。内部調査を行うとともに、7月には、弁護士など有識者による外部審査委員会を発足させ、検証作業を進めていた。

 内部調査にかかわった県幹部は「処分者が1000人を超えてもおかしくない。ほぼ全部の部署で不正経理が認められた。ここまでひどいとは思わなかった」と話している。


 ◆預け◆ 商品を架空発注して代金を業者の口座にプールして管理させ、後日購入した別の商品の代金などをその口座から支出する手法。正規の予算執行手続きを経ずに物品が購入でき、私的流用の温床とされる。

●不正経理、5年で30億円=1億1000万円が使途不明-千葉県
            時事 2009/09/07-20:40
 千葉県は7日、請求書と異なる物品を購入するなどの県庁の不正経理の額が、2003年度からの5年間で約30億円に上ることを明らかにした。このうち約1億1000万円は、本来業務に不必要とみられる「使途不明金」だった。森田健作知事が9日に詳細を発表する。

 県は昨年秋、会計検査院の検査で他県の農業関連補助金の不適正経理が発覚したことを受け、庁内全体の経理調査を開始。これまで3人の県職員(いずれも懲戒免職済み)が虚偽の事務用品の支払伝票を作成して費用を捻出(ねんしゅつ)し、飲食費などに充てた疑いで逮捕・起訴された。

●千葉県、5年間で約30億円の不正経理
       日テレ 2009年9月8日 14:10
 千葉県で、5年間で約30億円に上る不正経理が行われていたことがわかった。

 これは、千葉県の内部調査で明らかになったもので、07年度までの5年間で約30億円の不正経理が行われ、このうち約1億1000万円が私的流用の疑いもある使途不明金だという。商品を架空発注して代金を業者の口座にプールさせ、その金で別の商品を購入する「預け」などが行われていたという。

 千葉県では今年に入り、公金をだまし取ったとして職員3人が相次いで逮捕されたことを受け、内部調査をしていた。県は刑事告訴も含めて検討する方針で、9日、森田県知事が会見を行う予定。

●千葉県、架空請求などの不正経理の額が5年間で約30億円にのぼると発表
            FNN 09/08 00:29
千葉県によると、事務用品を買ったように装って別の物品を購入したり、偽の支払伝票を作成して架空発注を繰り返すなど、2003年からの5年間でおよそ30億円の 不正な経理処理が行われ、このうち1億1,000万円は、使途不明金だという。
 不正経理は、県のほぼすべての部署で行われていた。
 県では、2009年、これまでに公金の詐欺容疑で3人の職員が逮捕されている。

●千葉県職員らによる不正経理問題 森田県知事が初めて陳謝「残念でならない」
            FNN 09/08 19:27
 千葉県の不正経理問題で、森田県知事が初めて陳謝した。
 森田知事は「何を考えているのか。県民の皆さんから県税をいただいて、残念でならないですよ。冗談じゃない。県民の皆さまに、本当に申し訳ありませんでした」と述べた。
 千葉県によると、不正経理の総額は、5年間で30億円にのぼっており、ほぼすべての部署で行われていたという。
 これまでに判明した使途不明金は、およそ1億1,000万円で、職員が私的に流用した疑いもあるという。
 今後は、使途不明金などについても、調査が行われるもよう。

●千葉県、不正経理30億円 架空発注など私的流用?1億円超 03~07年度
    東京 2009年9月8日
 職員三人が逮捕された公金詐取事件を受け、千葉県が実施した内部調査で、二〇〇三~〇七年度に県庁内で事務用品の架空発注などを繰り返し、不適正に経理処理された公金は約三十億円に上ることが、七日分かった。うち約一億一千万円は私的流用された疑いもある使途不明金だという。

 県総務課によると、架空の伝票で業者に公金をプールする「預け」という手口のほか、伝票と異なる物品を納入させるなどの不適正な経理処理が、県警を含む全部局で行われていた。同課は「組織的な不正経理と言われても否定できない」と話している。

 県は三月から内部調査を行い、七月末から内部調査の結果を外部の有識者に検証してもらう審査委員会を開催。審査委員会がまとめた報告書案を近く発表する予定だ。

 農林水産政策課を舞台にした公金詐取事件では、同課などの職員三人が詐欺容疑で逮捕、起訴された。三人とも起訴内容を認め、うち二人は有罪判決が出ている。


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