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てらまち・ねっと



 ニラの花があちこちに咲いています。

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 梶原会見のその2。
 県関係の公職からは降りるがその他は残るという。
 他の公職は、昨日のブログ、「会見のその1」で引用した中日新聞に列記されている。


「あの人が岐阜県の裏金知事」と銘打たれた広告塔になるつもりなのか。

 そういえば、前知事は、首都機能移転誘致事業では、毎年4億円もの広告費などを使っていた。
 半分は全国紙の新聞の全面広告の費用。「首都機能の移転が実現しなくても、岐阜県の名前が全国に売れればいい」と豪語していた。
 その費用支出を問いかけた住民監査請求・住民訴訟は、岐阜地裁が全面棄却、名古屋高裁は一部勝訴、最高裁では棄却、という結果だった。

ちなみに、その後「一桁」少なくなった岐阜県の首都機能移転誘致事業の予算。
 この予算について、別の理由で、第二次の住民訴訟を提起していた。その判決は、偶然にも今度の14日木曜日。

 ところで、梶原氏の記者会見の日の夕方、県政の記者クラブに、「11日月曜日に、裏金事件に対して、県民の皆さんへの『運動を提唱』をするので、その説明」の会見をお願いした。午後3時半になった。
 もちろん、このブログで紹介する。

 なお、岐阜新聞の裏金問題の特集ページのトップページのイラストが、年度ごとの裏金推移のグラフになっている。とても分かりやすい。
   岐阜新聞・裏金問題特集

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● 梶原前知事、裏金問題で謝罪 9月9日 岐阜新聞

  
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  記事
 県の裏金問題の発覚から約2カ月。第三者機関「プール資金問題検討委員会」から「重大な責任がある」と指弾された梶原拓前知事が8日、岐阜市内で記者会見した。会場には大勢の報道陣が詰め掛け、その言動に注目した。県政を大きく揺るがす事態に発展した裏金問題。梶原前知事の説明責任を追及する声は日増しに強まっていた。「申し訳ありませんでした」と当時の最高責任者として頭を下げた梶原前知事。ただし、裏金問題についてはあらためて関与を否定。事実関係の解明は棚上げし、裏金の返還を最優先する考えを強調した。県民からは「裏金を返せばいいという問題ではない。真実を話すべき」「もっと早く謝罪すべきだった」と厳しい批判が噴出した。

 「多大なご迷惑をお掛けして深くおわび申し上げます」「今省みても恥じることはない」。県の裏金問題で第三者機関「プール資金問題検討委員会」から「責任が極めて重い」と指摘された梶原拓前知事は、当時のトップとしての責任を認めて深く謝罪する一方で、裏金の隠ぺい工作に関しては自身の潔白性を主張した。深刻な事態に陥った県政に責任を感じながらも裏金の点検に消極的な姿勢を示したとの批判は腹に収まらない様子。返還金に関連し、退職金を返納する考えがあるか聞かれると、「4期16年の成果とは関係ない」と突っぱねた。

 梶原前知事が会見するのは8月8日以来1カ月ぶり。前回会見では記者の質問を遮るように約1時間、自己主張を続けたが、今回は冒頭に深く頭を下げながらおよそ10分間、謝罪の言葉を並べた後、質疑応答に応じた。

 前半は神妙な口調で「深く後悔し反省している」などと言葉を並べていたが、主張の矛盾点や責任の取り方について追及する質問が相次ぐと、語気を強める場面も。裏金問題の調査を控えるよう進言したとされる森元恒雄元副知事とのやりとりについて「森元さんの発言によって裏金問題に消極的になったことは一切ない」と釈明。「森元さんとのやりとりに限らず、誰がどう関与したかの事実関係は当面棚上げし、お金の返還を優先したい」と続けた。

 また検討委報告で、梶原前知事の出張時のホテル代の一部が裏金から支出されていたと記述されている点については、「自分のカードで決済していた」と反論。検討委報告とどちらが正しいのかとの質問には「私が正しい」と即答した。検討委が「裏金があるかどうかを調査せず、もし見つかれば厳しく処分するとの姿勢を通したことが、焼却・廃棄などの行為を招いた」と指摘したことについては、「短絡的だ。札束を焼くなどというのは個人の問題」と否定した。

 報告全体については「短期間で詳細にまとめたことには敬意を表したいが、私や関係者にとっては不満な点もある」などと苦言を呈し、「このままでは世間に誤解を招く」として、自身のホームページに説明文を掲載する考えを示した。

総点検の回避了承を否定 森元氏証言と食い違い   記事
 県の裏金問題で、当時の森元恒雄副知事(現参院議員)から裏金の総点検を自重するよう進言を受けたとされる梶原氏は、会見で「臭いものにふたをするという気持ちで動いたことは一切ない」と述べ、裏金の存在を隠すために総点検の回避を了承したとの指摘を否定した。

 検討委員会によると、森元氏が進言したのは、1996(平成8)年ごろとされる。梶原氏の出張の際のホテル代の一部に裏金が充てられていることを挙げて説明した。

 検討委の聞き取り調査に対して、森元氏は「総点検をすれば、職員の間に批判や動揺、相互不信が生じて県庁全体が混乱すると考えた」と証言。「(梶原知事を守るために)おとこ気を出した」と当時の心情を語った。

 これに対して、梶原氏は会見で「臭いものにふたというニュアンスで森元氏が発言したことはありえない」と反論し「認識に食い違いがある。裏金問題で消極的になったことは一切ない」と強調。森元氏が進言の中で、裏金の存在を具体的に示していれば「総点検をしていた」と述べた。

 その上で梶原氏は「まずは裏金の返還が最優先の課題であり、事実関係の解明は棚上げしたい」
とし、金の返還のめどがつくまで証言の食い違いには言及しない姿勢を示した。


県民不満・怒り  記事
 県の裏金問題に関する記者会見で「トップの責任を痛感している」として謝罪した梶原拓前知事。だが、県民からは「信用できない」「真実を語るべきだ」などと厳しい声が相次いだ。

 岐阜市の会社員沢田さん(36)は「知らなかったはずはない。早く返済してほしい。今回の裏金の件で岐阜県のイメージが全国的にも悪くなってしまった」と、不満をもらした。

 「口で謝っても信用できない。まさに怒り心頭」と言うのは、同市の主婦酒井さん(47)。「汗水流して働いたお金が勝手に使われて、私たちは泣き寝入りするだけ。税金を県民に返してほしい。たとえOBの手で返還されても、どう使われるのか分かったものではない」と不信をあらわにする。

 関市栄町のパート女性(48)は「この時期に会見を開いて、今さら関与を否定する姿にあらためて怒りを覚える。謝ってお金を返せば良いという問題ではない。梶原さんが先頭に立って、真実を話すべき」と憤る。

 大垣市のカフェ経営の男性(31)は「謝罪したことは評価できるが、『やましいことはない』というのでは、前知事というトップとしての謝罪になっていない」と憤慨。「前知事の立場で知らなかったという時点で、すでに問題がある。裏金問題は県民として恥ずかしいし、言葉で言い表せないぐらい憤りを感じている。これを機会に誤った体制を根本から改めてほしい」と注文する。

 飛騨市古川町の会社員の女性(36)は「もっと早く県民に謝罪すべきだった。県の公職を辞めたのも、自ら進んでというより、他人に指摘されて仕方なしという印象。個人的にやましいことはないと言われていたが、本当にそうなのか、腑(ふ)に落ちないところがある」と話す。

 土岐市泉町大富の主婦(69)は「頭を下げて済む問題ではない。当時のトップとして知らなかったでは済まされない」と怒りをぶつけた。また梶原前知事が関与を否定したことに「これだけ旧幹部の関与が明らかになっているのに、自分だけ知らないはずがない」と指摘し、「裏金の存在を知らず、肩身が狭い思いをしている現職職員がかわいそうだ」と話していた。



 ● 梶原氏 報告書に反撥 市民からは批判も 
 9月9日 毎日
 


● 裏金問題、岐阜前知事が陳謝 返済の考え示す 9月9日 朝日新聞

 

   9.8朝日 2006年09月08日21時13分
 岐阜県の裏金問題で、梶原拓前知事が8日、岐阜市内で記者会見し、「適切な時期に徹底的な裏金の調査をしなかった。県民、国民に多大な迷惑をかけた」と謝罪した。他の県職員OBとともに、裏金を返す考えも示した。ただ、具体的な返済額には言及せず、裏金の隠蔽(いんぺい)を了承したとの指摘も従来と同様に否定。「今は裏金の返還に専念し、事実関係の検証は棚上げにしたい」と述べた。
 会見の冒頭、梶原前知事は「適切な時に裏金の調査をしなかった判断ミス、多額の裏金があったことを知り得なかった情報ミスがあった。深く後悔し、反省している」と頭を下げた。
 弁護士による検討委員会は、梶原前知事は森元恒雄元副知事(現・自民党参院議員)に裏金隠しを進言されて了承し、その際、東京出張のホテル代の一部が裏金でまかなわれていることを知らされた、と指摘している。
 これに対して梶原前知事は、裏金の使用については、自分のクレジットカードでホテル代を払っていたことを根拠に全面的に否定したうえで、「今は裏金の返還に専念したい。言った言わないとなると収拾がつかなくなるので、事実関係の検証は棚上げにしたい」と言及を避けた。
 自分自身での裏金の返還については「重大な責任に見合う返還をする」としたが、具体的な金額は今後、県職員OB間で相談すると述べるにとどまった。
 県関係の公職は辞職したが、それ以外の団体の役職については退く意思がないことも明らかにした。
 梶原前知事の会見について、検討委の委員長を務めた幅隆彦弁護士は「返還額を明らかにしないなど、当時の最高責任者として情けない対応だ。政治的な責任の重さを認識し、他の退職者に範を示してほしい」と話した。

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