14・15日に開催された「福井プラホビーコンテスト」
毎回冷やかし参加させてもらいお世話になってるんですが、今年も色々楽しませてもらいました。
メーカーさんや模型誌さんも協賛していただき、展示参加も無料と何とも有難いんですが、自主運営ということで参加者がスタッフとなって活動してますんで、手作り感溢れるイベントとなっております。
大してお手伝いも出来ない私が運営方法や段取りについてアレコレ言える立場ではないので、余計な口出しは控えさせていただきまして、展示作品について少しだけ、私なりに紹介してみようと思います。
やはり数が多いのは飛行機。ただ、同じかたが一年に何十機と製作されて持って来られてますんで、実際の作ってる人の数となるとどうなんでしょう…
それにしても、空モノ作るかたはどなたもお上手です。
飛行機のビッグスケールは、カーモデルの標準スケールに相当しますが、そのディティールは明らかにカーモデル以上なんじゃないですかね。
もちろん、それはキットの出来の良さもあるんですけどね…カーモデルと飛行機モデル、作り手と供給側のせめぎ合いは、カーモデル全般にはまだまだ足りないと思います。
一方、72となりますと、ジオラマも大変ですよね…
今年のコンテストのテーマ部門は「SIN(シン)」という言葉から連想するもの、ということで、シン→蜃気楼→ミラージュ ということですね。わかります。
近年、驚くべきは艦船模型のディティールですね。
この作品はすごかった。空母ハンコックの飛行甲板にビッシリと並べられた艦載機群。
チラリ見える甲板下の格納庫にまでちゃんと飛行機が見えましたよ。
レーダーやマストは言うに及ばず、高射砲台座や階段の手すりまでキチンとエッチングで再現してます。
張り線は伸ばしランナー、塗装は筆塗り、特別な技術ではなく根気と愛情で作られた作品であることが伝わってきますよ。
こちらの戦艦も同じかた。…もう、写真では表現し切れません。
もちろん、いずれもウォーターラインシリーズ。1/700ですよ。
本当にすごいの一言でした。
こちらは1/350ですが、これもすごい。水兵さんがズラリと並んでます。
モデラーというのは、どうしてこうも細かいことが好きなんでしょう?w
こちらは、ディアゴスティーニの大和。ちゃんと完成するんですね~。
1/250ってことで、とにかくデカイ!船体は木製、細い板を貼り合せて削ってゆく作りなんですね。
ディティールはともかく、これを完成まで持っていったという事実に驚きですよ。
ここしばらく艦船模型はマイナー化してたような気がしてましたが、今年はすごい作品が見れたり、メーカーさんから意欲的な新製品が発表されてたりと、盛り返しが感じられました。
上の水兵さんと同じかたの作品かな?このヒマワリも細かいです。
AFVは、やはり情景表現がいいですね。
ミリタリー関係では一番血生臭くなりそうなジャンルですから、あえてほのぼのとした情景には癒されます。
こっちも、ほのぼの系。戦車に乗ったサンタクロース。
AFVにはほかにも良い作品がたくさんありました。
ただ、このジャンルは情景ものとして長く作られてきてますから、表現方法にやや煮詰まり感がありますかね。
まあ、煮詰まってると言えば、我らがカーモデルですか。
そちらの紹介は、次に書きたいと思います。と言うことで、「続く」です。