43マイクロワールド

1/43スケールのカーモデルキットの製作を中心に、模型の話・レースの話・クルマの話・なぜかサッカーや映画の話題など。

福井プラホビーコンテスト (2)

2008-06-17 | 模型

さてさて、我らがカーモデルですが、低調と言わざるを得ません。
メーカーからはC2や250テスタロッサなど意欲作が発売されているにも関わらずこれらを作ってきてる人はいませんでした。GTRは何台かありましたけどね。
こうゆう現実が、今後メーカーの商品展開にどう影響するのか…

F1マシンも例年にない少なさ。私のを除けば、タミヤのMP4/4が一台…
今後のメーカーの…(ry


やはり人気は現行フェラーリなんですかね。とは言え、フジミの製品を持ってきてくれたかたがかろうじてひとりふたりいた程度。
非常に美しい塗装で、やはり塗装の美しさに関してはカーモデラーのこだわりは尋常じゃありませんね。ただ、これだけキレイに塗らないといけないのか…と思われると、ビギナーさんには敷居が高くなったりしちゃうんでしょうか。一見、戦車や飛行機のほうがずっと塗りやすいと思われてしまいそう。
全然、そんなことはないんですけどね。どのジャンルでも極めようとすれば難易度は同様に高くなってゆきます。逆に、「それなり」に塗っても、塗装の楽しさというのは味わえるはずですし。


国産旧車を、遊び心たっぷりで仕上げてきたかたの作品。改造やドレスアップもキレイにまとまっていて、ポップな作風の中にも技術的なバックボーンを感じます。
このかたは息子さんも同様に改造車などを作ってきていて、しかもお父さんに負けないハイレベル。
今の模型趣味は、30代40代が中心だと思いますが、そのジュニア世代が模型を作る楽しみを教わって引き継いでくれるといいですよね。文化というものは、伝承されてゆくべきです。


ポップと言えば、これもポップと言うんでしょうか、秘かに話題の「痛車」
カーモデルに美少女フィギュアの組み合わせとかは楽しいと思うんですが、デカールにして貼ってしまうと…ま、まあ、他人様の趣味をとやかく言うつもりはございませんが、ホントに模型って自由な発想で展開できていいですね。
実車では躊躇してしまって出来ないことも、模型なら思い切って出来ますしね…

なんて思っていたら、聞いた話では実際に実車を痛車にするのがまず趣味としてあるそうで、痛車模型っていうのは模型ではこその発想ではなく、立派なスケールモデルってことになるんですね。なんともまあ…


こちらは1/16のビッグスケールにフィギュアの組み合わせ。
私もこれくらいならやってみたい、って範囲です。
私は作ったり買ったりしないんですが、美少女フィギュアって何気に嫌いじゃないんですよ。


こちらのフィギュア、自作って書いてありましたけど、画像では分かりにくいですがプロポーションや服の表現など非常にレベルが高く、ホントに自作?って思ってしまうほどの出来です。こういうのはずっと見てても見飽きません。

フィギュアの世界はよく分かりませんが、美少女フィギュアに関しては日本が誇るポップアートとして認められていると聞きます。ロリコン、ヌードなど際どい表現も絡んでくるので一般の模型展などには参加しにくい事情もあるんでしょうけど、大人の判断でこうゆう世界も同じ模型としてもっと展示会に入ってきてもいいんじゃないですかね?
さすがに、子供さんの参加も多いこのイベントでは何でもOKってわけには行かないでしょうけど、大人が最低限のモラルを持っていれば質の高い作品を展示することは低年齢層にとっても害になるばかりではないと思いますよ。


話が逸れましたが、カーモデルに関してあんまり語れるほど作品がなかったんですよねえ。
この作品はラリー・シーンのジオラマですね。これは私もやりたいと思っていました。
ピカピカに仕上げるのが定番のカーモデルですが、ラリーで戦うクルマは泥んこになっていてもカッコイイ!もっともっと、こうゆう作品が出てきてもいいと思いました。
そして、ジオラマにするんならサイズは小さいほうがよくありませんか?
ぜひ、みなさん43で…さいわい、ラリー車ならエレールから安いキットが出てますしね。
ってか、自分がやれよって話ですかそうですか。


私の43は総勢10台参加させていただきましたが、やはり広い会場では小さすぎて、誰の目にも止まらないような…当然、キットに込められたディティールとか、なかなか分ってもらえないですよねえー。
今回、43は私の以外ではバンダイのSC430とZが数台あっただけで、このスケールの衰退ぶりはカーモデルの中でも絶滅寸前の酷さじゃないですか…

まあ、一般の模型展に参加するのがちょっと違うってのもあるかも知れませんが、私としてはあくまでミニカー趣味の派生ではなく、模型趣味の仲間として43をやって行きたいので、国内メーカー様のこのスケールへの参入が待たれます。

そのへんも含めて、書き足りないこともあるので、またまた「続く」でございます。