とりあえず、ウインドウ部分をマスキングしてサフを吹いてみました。
こうしないと透明ボディーのままでは、キズやモールドの様子が分かり難い。
全体のモールドやエッジはとてもシャープですが、パネルラインの彫りは意外と浅いです。
パーティングラインは位置が工夫されていて、修正無しでそのまま塗装に入れるようになっているのはさすがプリペイント・キット。
もちろん私は修正しますけどね。
しかしこのキット、精度の良さは大したもんです。
接着剤不要で組めるスナップ・キットなんですが、ピッタリ嵌って外れないし複数のパーツが組み合わさっても、それぞれがちゃんと収まるべきところに収まります。
ガンプラとか作ったことある人なら分かってる事なのかも知れませんが、普段、フランスあたりのほのぼのキット作ってる身には、まさに目から鱗、青天の霹靂、鬼の目にも涙(違う)
タメオの最近のキットが精度高いなーなんて思ってた私はまさにプラモ浦島ですわ。模型の製造技術って、進化してるんですね。
しかし、その精度の良さが災いして一度組んだら外す時にかなりチカラがいります。
多少ディティールアップなんぞしたいと思ってる私は、嵌めたり外したり繰り返すので、その時に塗装を傷めたりすると困るのでピンや穴を削ってゆるゆるにしときます。
(せっかくの精度を…)

ボンネット部分。
左右のエア・アウトレットは一応開口してますが、真ん中に2列ある細かいルーバーは、彫りは深くシャープなものの開口はしてません。
うーん、貫通してない穴を見ると、ムラムラしますなー
(いえ、別に変な意味じゃなくry)
開口委員会から電波がやって来るんですよねー
普通、こうゆう細かいルーバーは、エッチングじゃないと表現しにくいんです。
でも、ゼットモデルからルーバーのエッチングが発売されるかどうか分かんないし(多分、無理)、エッチング自作なんて出来ません。
でもこのボディーに使われてる透明プラ、とても硬くて丈夫なので、もしかしたら彫りこんで貫通できるかも知れない。
という訳で、

開口しました。
いやあ、もともと彫りが深いせいもあって、時間はかかったものの特に難しいこともなく貫通できました。
この硬いプラって、意外と43向きかも知れない。
BBRのレジンみたいに硬いんだけど、プラなので粘りもあって、削り過ぎにもなりにくく割れにくい。エッジのシャープさも保てます。
大きいエア・アウトレットも、フィンを薄く削って開口部を拡げてあります。
これだけスカスカになりますと、エンジン部分も再現したくなりますな。

フロント・フェンダー後方も、完全に塞がっていたので開口しました。
ここは位置的に削りにくかったけど、それでも加工はしやすい。
そのほか、開口できる場所はなるべく開口しました。
うーん、模型作ってるって気分。
(写真:バンダイ1/43 トヨタ・レクサスSC430 スーパーGT07)