BINTANG GARDEN

2010年08月23日 | 佐野元春 Radio Days

■BINTANG GARDEN
「MALPASO~長田進の30年(くらい)~」
http://funky802.com/service/homepage/index/1623

2010年8月21日(土) FM802 23:00-24:00
DJ: 田中和将(GRAPEVINE)
GUEST: 長田進

Playlist
ROSEBUD/長田進 WITH GRAPEVINE
欲望/佐野元春
DARLIN' FROM HELL/GRAPEVINE
LADY MADONNA~憂鬱なるスパイダー~/LOVE PSYCHEDELICO
俺の車(スペシャルセッション)/長田進×田中和将
FREE WORLD(スペシャルセッション)/長田進×田中和将
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■内容の一部を抜粋
・MALPASO~長田進の30年(くらい)~
プロとして活動をはじめて30年を迎える長田進の奇跡をGRAPEVINEの田中和将が語るプログラム。GRAPEVINEのプロデューサーでもある長田進は今年、「長田進 WITH GRAPEVINE」名義でアルバム『MALPASO』を発表している。

・長田進
セッション・ミュージシャンとしてキャリアをはじめたのでデビューがいつなのか正確に覚えてないそうだ。1958年4月4日生まれの52歳。ギタリスト、プロデューサー、コンポーザー。22歳でプロとしてライヴ活動を開始。1989年にバンド、Dr. Strange Loveを結成。並行して奥田民生、Cocco、PUFFY、井上陽水、浜田省吾などレコーディング、ライヴに参加してきた。

・佐野元春のコメント
「こんばんは佐野元春です。長田くん三十周年おめでとうございます。僕が初めて長田くんと知り合ったのは1986年のことだったと思います。僕のバンドでギタリストが必要だということでオーディションをしました。その日オーディションには5人くらいギタリストが参加してくれました。で長田くんはその5人のうちいちばん最後の参加だったんですね。そのギタリストたちを現場でケアしていたのは僕のローディたちなんですけれど、ローディがツツツと僕のところへやって来まして『佐野さん、あの最後の長田っていうギタリストだけは絶対にバンドに加入させないでください』とこういうふうに言うんですね(笑)。なんでかって訊いたら『態度悪すぎます』そういうんですね(笑)。態度とギタープレイとそれは違いますからギタープレイがよければいいんじゃないかと僕は思っていて。実際オーディションの時間になって彼が部屋に入って来て、それまでのギタリストたちみんな椅子に座って課題曲を弾いたんですよ。ただ長田くんだけは立ち上がって股を広げてね、オレがロックンロール・ギタリストだぞみたいな、そういう態度で弾きはじめたんですよ。内心僕はね、いけるなと。僕の一声でですね、バンドに加入してもらった。彼は多様な音楽性を持ったギタリストだと思います。僕自身も作る楽曲がロックンロールもあるし、R&Bもあるし、ヒップポップもあるし、いろんなタイプの楽曲があるんですけれども、それをこなしてくれるギタリストということで、かなり音楽的な引き出しが多い人じゃないとやってられないんですね。その点、長田くんのギターのスタイルというのは、ロックンロール・ギターがべースにあるんですけれども、ジャズもR&Bもファンクもそつなくこなしてくれるというか、それぞれの表現にそれぞれにすごくいい表現をしてくれるので、そこがハートランド時代、彼と一緒にやって楽しかったところですね。僕も長田くんも数字でいうとね、三十年やってきたということなんだけれども大好きなロックンロール音楽を淡々と自分のやり方でやってきたと思いますね。僕がソングライターとして、あるいはシンガーとして、彼はギタリストとしてやって来た。今でも彼はいい友達ですし、来年一月から始まる僕の三十周年アニバーサリー・トゥワー。ここでは彼がギタリストとして僕のバンドに復活するという素晴らしいニュースもある。だからなにか過去を振り返って思い出に浸るという気持ちは全然ないですけれども、今の僕にとっては来年アニバーサリー・トゥワー、ここで奏でるサウンドはどんなふうになるんだろうと、それを楽しみにワクワクしている気持ちです。長田くんと最初に会ったオーディションの日。あの日から比べるとですね、立派に成長したなと(笑)。僕はそう思います。来年僕の三十周年アニバーサリー・トゥワー、ごきげんなプレイを期待しています。また一緒に遊ぼう。佐野元春でした」

「佐野元春というのは僕をひとつ上のステージに引き上げてくれた、自分の音楽人生の中ですごく大事な人です」と長田進。
オーディション当日は地方でイベントのライヴの仕事があったそうだが、オーディションには途中で帰らなければ間に合わなかったとか。そこで長田進は「途中で帰ります」と言ってオーディションに行った思い出があるそうだ。

・欲望
「欲望」は佐野元春に呼ばれてレコーディング・スタジオでギターをダビングした曲だという。佐野元春から「イントロにギターを入れてほしいんだけれど、ギターが鳴り出した瞬間に上から神が降ってくる感じにしてほしい」と言われたとか。
コメント (2)
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