Sunday Song Book #1107

2013年12月29日 | Sunday Song Book

2013年12月29日プレイリスト
「年忘れ夫婦放談(ゲスト:竹内まりや)」
1. 家に帰ろう / 竹内まりや "クワイエット・ライフ" "エクスプレッションズ" '92
2. Dear Angie ~あなたは負けない / 竹内まりや '13
3. 光と君へのレクイエム / 山下達郎 '13
4. 夏のモンタージュ / みつき '08
5. YOUR EYES / 竹内まりや '13
6. MajiでKoiする5秒前 / 竹内まりや "マリヤズ・ソングブック" 13/12/04発売
7. 硝子の少年 / 山下達郎 "オーパス" '12
8. いのちの歌 / 竹内まりや '12
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■内容の一部を抜粋
・近況
全国26都市49公演のホール・ツアー「PERFORMANCE 2013」は12月24日(火)、クリスマスイブの中野サンプラザで無事に千秋楽を迎えた。「お出で下さいましたお客様、誠にありがとうございました。また来年もツアーやりますので、また是非、お遊びを。心より御礼を申し上げます」と達郎さん。
「ツアー無事完走おめでとうございます。何よりうれしいのは風邪引かなかったことね、達つぁんがね、本当によかった」とまりやさん。達郎さんはツアー中の健康管理のため加湿器や、ベッドの敷きマット、枕を持ち運びしていたのだという。そういうものは日進月歩で、安眠グッズに気を配り、おかげで疲労度が如実に違うのだとか。バンドのメンバーも全員元気でツアーを終えられたという。

・年忘れ夫婦放談(ゲスト:竹内まりや)
先週に引き続いて毎年恒例、まりやさんをゲストに迎えての「年忘れ夫婦放談」Part.2。先週よりももっと薄く、今年を総括して。

・家に帰ろう
1992年のちょうど今頃のヒット曲。まりやさんの「家に帰ろう」。レコーディングは青山純さんのドラム、伊藤広規さんのベース、難波弘之さんのオルガン、達郎さんのアコースティック・ギターの4人で行ったそうだ。
「これを聴くとね、青山純くんのね、ドラムを思い出しますねぇ。叩いてる姿を」とまりやさん。

・Dear Angie ~あなたは負けない
今年の7月にリリースしたまりやさんのシングル「Dear Angie ~あなたは負けない」。
今年は「たそがれダイアリー」にはじまり配信オンリーの「YOUR EYES」までたくさんリリースしたまりやさん。いよいよデビュー35周年に入った。

・iPodで聴いていたのは?
ライヴで達郎さんは「MY GIFT TO YOU」を歌うとき、「難しいのでiPodに入れて覚えてきました」と話してましたが、そのような場合はご自身が歌ってるものを聴かれるのですか、それともアレキサンダー・オニールの曲を聴くのでしょうか? というリスナーからの質問。
「カラオケですよ。自分のやつの、ステージで使ってる、ひとりアカペラで歌ってるカラオケをiPodに入れて。歌入りだと絶対歌詞なんか覚えられない。歌がないからそれで一生懸命歌詞を思い出してやるので」と達郎さん。

・光と君へのレクイエム
10月12日公開の映画『陽だまりの彼女』は越谷オサムさんの同名小説の映画化。主演は上野樹里さん、松本潤さん。監督は『ソラニン』や『僕等がいた』の三木孝浩さん。達郎さんがこの映画に主題歌「光と君へのレクイエム」を書き下ろした。10月9日発売。
http://hidamari-movie.com

達郎「ライヴで途中から、発売日後から弾き語りでやりましたがですね」

まりや「ギターでやったら大コケしたっていうやつね」

達郎「初日の鹿児島、10月の8日、発売日の一日前ですが、そこでギターで弾き語りやろうとしてですね、バックのリズムと歌のリズムが全然違う曲なんで...」

まりや「キーボードやるにしてもリズムボックスないと、ね」

達郎「駄目です。ということがわかるまでに未熟者でした(笑)」

曲をかけ終えて。

達郎「カップリングのコンポジション。アレ、けっこう自分では気に入ってるんですが。なかなかアレなんですよ。ライヴでやるの難しいですから」

・「クリスマス・イブ」のバック・コーラス
「クリスマス・イブ」の間奏の達郎さんのコーラスは30年前にレコーディングしたものなんでしょうか? ライヴでは30年前のご自身の声をバックに歌っておられるんでしょうか? というリスナーからの質問。

達郎「そういうことですね。そうですね。8時間半かかりましたからね。アレ、もう一回やれといわれたら絶対嫌です、私は」

まりや「いいね、でも自分のコーラスに自分が重なるっていうかさ、自分が年齢を増すとさ、若い頃のコーラスに乗っかるわけだからさ」

達郎「エンディングのTHAT'S MY DESIREというのは1979年のレコーディングだから34年前の声だからね。YOUR EYESは31年前じゃん。そんなもんだよね。なんて言ってるけど(笑)、歌ってる本人はどんどん年取ってくるんだけど、タイムマシーンだね、本当に」

・夏のモンタージュ
まりやさんは11月25日にデビュー35周年を迎えた。アニバーサリー・イヤーの記念企画盤として『MARIYA'S SONGBOOK』が12月4日に発売された。まりやさん自身が選曲、監修、楽曲解説(思い出エピソード)付きで、これまでいろいろな人に提供してきた楽曲をオリジナル音源でコンピレーション。ソングライター、竹内まりやの軌跡を辿った企画盤。この中からみつきさんの「夏のモンタージュ」。みつきさんは2008年にまりやさんの書いた「夏のモンタージュ」でシングル・デビュー。シンガーのときは「みつき」で役者のときは「高畑充希」という名前で、今、NHKの連続テレビ小説「ごちそうさん」に出演している。みつきさんは達郎さんの大阪公演を聴きに行ってブログ(12月23日「懐古と聖夜」)に感想を書いてるそうだ。まりやさんのスペシャル・サイトでは今ちょうどみつきさんのコメント映像がアップされてるとのこと。
http://wmg.jp/mariya/

・YOUR EYES
木村拓哉さん、柴咲コウさん主演のTBS系ドラマ日曜劇場「安堂ロイド~A.I knows LOVE?~」に達郎さんの「YOUR EYES」のカヴァーでまりやさん版の「YOUR EYES」が使われた。もともと「YOUR EYES」はまりやさんのために書いた曲だが、当時まりやさん側のA&Rに「つまらない」と言ってボツられ、それで自分でやったという経緯があるそうだ。まりやさんはそのデモテープを聴いてないという。ああいうメロディなので日本語が乗っかりにくいので、アラン・オデイに作詞を依頼。アラン・オデイが達郎さんの曲に作詞した最初の作品となった。「GET BACK IN LOVE」は鈴木雅之さんのソロ・アルバムのために書いた曲だが、そのときのA&Rに「これは達つぁんが自分でやったほうがいいよ」と言われて自分で歌ったのだとか。
「めぐりめぐって自分もこうやって歌うことがてきてうれしかったし、特にアラン・オデイさんは今年亡くなられたので、アランに感謝を込めて」とまりやさん。
間奏のサックスは宮里陽太くん。「うまいです」と達郎さん。

・今後の予定
今年は「年忘れリクエスト大会」が前倒し収録のためできなかったので、新年に持ち越して「新春リクエスト大会」。一月の一週目、二週目だが、収録は年末に前倒し収録するという。今からリクエストしても間に合わないそうだ。19日からは12月3日に56歳で亡くなった青山純さんの追悼特集。達郎さんの'80年代以降でのほとんどのレコーディング、'90年代末までの全てのライヴを一緒にやってくれたパートナー。極私的な特集なので自分の曲よりも人の曲の方が多いかもしれないとのこと。達郎さんがプロデュースした作品に青山純さんのすごいプレーがあるとか。

・MajiでKoiする5秒前
MARIYA'S SONGBOOK』の初回盤にはデモ・トラックが4曲入っていて、そのうちの3曲は自宅録音で達郎さんのエンジニアリング作品。広末涼子さんの「MajiでKoiする5秒前」のデモ・トラックだけはこの番組でオンエアするためにレコーディングしたとか。

・「PAPER DOLL」でギターを持ち替えるのは?
リスナーからライヴで「PAPER DOLL」はギターを持ち替えて演奏していたのはなぜですか? という質問。
「僕の茶色のテレキャスターはですね、カッティングなので、ときどきマイクのセレクターが動くんですよ。そうするとマイクのセレクターが動いて音変わっちゃって嫌なんで、アレ完全に固定して動かないようになってる。普段はセンターの位置でマイクがふたつあるので、それが両方出てるんだけど、PAPER DOLLの場合はネック側のマイクだけ使ってやるので、アレだけギターを変えてやってるんです」と達郎さん。

いつか『TATSURO'S SONGBOOK』も、というまりやさんに、「私のはですね、ファンクラブだけの通販で出ております。ヒット曲あんまりないです(笑)。アイドル歌謡というのにほとんど書いてない。僕、マッチに5曲書いて、キンキに2曲書いたぐらい。あとは桜田淳子さんに2曲とか。でもそれはアルバムの中の曲なんで」と達郎さん。KinKi Kidsの「硝子の少年」はジャニーズの最大のヒット・シングルだとか。

・硝子の少年
昨年のベスト・アルバム『OPUS』の初回盤に収録されたデモ・トラック。これも番組のためにレコーディングしたものだが、歌だけはマルチテープに残ってたのをミックス。ライヴでは一節だけ披露。「今度はもうちょっと長めにやってみようと思ってます」と達郎さん。

・いのちの歌
今年小学校を定年退職した男性からのリクエスト。卒業式で親御さんに聴いてもらうためにかけたという。2012年のまりやさんの「いのちの歌」。
来年はまりやさんのアルバムが予定されている。「35周年。盛大に行くそうです」と達郎さん。「夏ぐらいには出したいなと思ってるんですけれど。それ以降は達郎のツアーを楽しみにしています」とまりやさん。

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係

2014年01月05日・12日は、「新春リクエスト大会」
http://www.tatsuro.co.jp
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