Motoharu Radio Show #170

2013年12月04日 | Motoharu Radio Show

2013/12/03 OnAir - 1st. Week - No Damage ~ Deluxe Edition特集
01.佐野元春:スターダスト・キッズ
02.佐野元春:ソー・ヤング
03.佐野元春:グッドバイからはじめよう
04.Arcade Fire:We Exist
05.佐野元春:バック・トゥ・ザ・ストリート (LIVE AT THE SUNPLAZA 1983)
06.佐野元春:ナイトライフ (LIVE AT THE SUNPLAZA 1983)
07.佐野元春:ロックンロール・ナイト (LIVE AT THE SUNPLAZA 1983)
08.佐野元春:サムデイ (LIVE AT THE SUNPLAZA 1983)
09.佐野元春:みんなの願いかなう日まで
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■内容の一部を抜粋
・No Damage ~ Deluxe Edition特集
番組後半は佐野元春 with The Heartland の『LIVE AT THE SUNPLAZA 1983』から'80年代のライヴ・レコードを特集する。

・スターダスト・キッズ
元春の'80年代のコンピレーション・アルバム『No Damage』から。

・ソー・ヤング
・グッドバイからはじめよう
'80年代のコンピレーション・アルバム『No Damage』のデラックス盤『No Damage DELUXE EDITION』が12月25日にリリースされる。

・3PICKS!
「Motoharu Radio Show」では毎月番組推薦盤3枚のCDをピックアップしている。今月12月の「3PICKS!」はアーケイド・ファイア『Reflektor』、ガバメント・ミュール『Shout!』、そして佐野元春『No Damage DELUXE EDITION』。どのレコードも心に響くよいソングライティングと素晴らしいサウンドがあると元春。この中から今週はアーケイド・ファイア『 Reflektor』。

・アーケイド・ファイア
アーケイド・ファイアはカナダのモントリオール出身のバンド。結成して今年で10年目を迎える。これまでスタジオ録音盤を3枚出している。ヴォーカリストのウィン・バトラーを中心とした6人編成のバンド。ロック・バンドには珍しくアコーディオンやヴァイオリンも入っている。これまでヨーロッパ、アメリカをはじめとして世界各地でツアーをやってきた。米国の音楽ジャーナル誌「ローリング・ストーン」マガジンでもアーケイド・ファイアは今最もライヴが素晴らしいバンドとして高く評価している。この番組では前作の『The Suburbs』を3PICKS!に選んでいる。このアルバムは第53回グラミー賞で最優秀アルバム賞を受賞している。カナダ出身のインディ・バンドがグラミー賞を授賞したということで当時ずいぶん話題になっていた。そのアーケイド・ファイアが新しいレコード『Reflektor』を出した。すでに米国、英国でも大きなヒットとなっている。とにかく過去に出してきたアルバムはすべて世界的にヒット、そして専門家からの評価も高いということで特にアーケイド・ファイアの新作はみんなから期待されていたようだ。
「僕も早速聴いてみました。楽しかったですね。ロックとダンス・ミュージックのクロスオーバーですね。そこに文学的なリリックが乗っかってるという、正にコンテンポラリーな表現になってます」と元春。
アーケイド・ファイアの新作『Reflektor』から「We Exist」。

・GreenPeople
環境問題に取り組むユースたちを紹介するレポート「GreenPeople」。毎週このコーナーでは環境を巡る社会活動を通じて様々なアクションを起こしている人たちを紹介。

今週は学生団体「サステコ編集部」。環境問題をおしゃれにわかりやすくというテーマのもと大学生向けのフリーペーパーを発行している。



佐野元春 : さて12月に入りました。今年一年みなさんはどのように過ごしましたか。一年を振り返ってみて思うのは自分の場合はやはり音楽の活動ですね。レコードのリリースやライヴ、それに伴ういろいろな活動です。特に自分が'80年代に作ったレコードやライヴがここに来てなぜか注目されました。それはとても光栄なことです。先日も『SOMEDAY』名盤ライブというコンサートがあって、'80年代に出したアルバム『SOMEDAY』をレコードどうりに再現するというライヴをやりました。これはとても好評で僕もうれしかったです。バンドも当時アルバムを作ったミュージシャンたちに集まってもらいました。不思議なのはそこで懐かしいといった気持ちがあまりなかったことです。しかしこれはいいことだと思いました。昔の曲を懐かしんで演奏するのではなくて現在に響かせるということですよね。この『SOMEDAY』名盤ライブで僕がやりたかったことは正にそこにあります。また最近ではこの『SOMEDAY』名盤ライブと並んで『No Damage』というかつて'80年代に出した自分のレコードのデラックス盤が発表されるという、これもまたとても光栄なことです。当時二十代ということで、言ってみれば肩で風を切って歩いていた頃ですよね。それまで日本にはなかった新しいサウンドとソングライティングを聴いてもらおうということでいろいろな冒険をしました。この『No Damage』という自分の初期のコンピレーション・アルバム。ここにはそんな自分の二十代の頃のクリエイティヴな冒険、そしてちょっとした青臭い気取りですね。それがこの作品の中にあります。アルバムを出したのは1983年。当時のオリジナル・スタジオ録音盤を新しいマスタリングで収めています。それと一緒にこれは僕も本当に驚いたんですけれども、この1983年に行ったライヴの録音テープが見つかりました。アナログ24チャンネルというとてもいい状態で残されていました。このテープをもとに当時のライヴを再現しようということでエンジニアががんばってくれました。ここに完成したのが『ROCK & ROLL NIGHT LIVE AT THE SUNPLAZA 1983』というライヴ・レコードです。このライヴ盤には1983年3月18日中野サンプラザホールで行った僕とバンドの演奏の全てが記録されています。そこで今夜のMotoharu Radio Show。リスナーのみなさんに是非ラジオを通じてこのライヴを聴いて、また感じていただきたいと思います。早速聴いてください。佐野元春 with The Heartland『LIVE AT THE SUNPLAZA 1983』から「バック・トゥ・ザ・ストリート」、そして「ナイトライフ」2曲続きます。

・バック・トゥ・ザ・ストリート
・ナイトライフ

佐野元春 : そうですね。まず聴いて驚いたのは僕とバンド、目一杯やってるなぁということです。とにかくあらゆる力を出し切ってやってるという感じですね。バンドは6人編成でしたけれども、キーボード二人を添えた当時としては珍しいバンド編成でした。よくこれだけの少人数でオーケストラのような、かつダイナミックな多彩なサウンドを出してたなぁと思います。全ての編曲は自分がやりましたけれども、僕の音楽的なヴィジョンはこのバンドがいなかったら描くことはできませんでした。今でもバンドのミュージシャンたちにとても感謝しています。では佐野元春 with The Heartland『LIVE AT THE SUNPLAZA 1983』から長い曲になりますが2曲聴いてください。「ロックンロール・ナイト」、そして「サムデイ」。

・ロックンロール・ナイト
・サムデイ

佐野元春 : Motoharu Radio Show。今夜は1983年に行った僕とバンドのライヴの記録を聴いていただきました。同じ時代のどのロック・アーティスト、どのロック・バンドと比べても決して負けない最強の記録ではないかと誇りを持っています。改めて当時、僕らのライヴを楽しんでくれたみなさんにお礼が言いたいです。どうもありがとう。さて、Motoharu Radio Show。この一年番組を聴いてくださったリスナーのみなさんにも感謝を込めて今夜は特別に僕の新曲を持ってきました。クリスマスをテーマにした曲です。クリスマスの曲というと自分の場合は「Christmas Time In Blue」という曲が既にあるんですが、この曲はそれと並ぶ僕の2曲目のクリスマス・ソングということになります。今年ももう残すところあと少し。年末にかけてみなさんも慌ただしい毎日になると思います。是非、よいクリスマスを迎えてください。ではメディアで初公開となります。僕の新曲を聴いてください。コヨーテバンドと一緒に演奏して歌ってます。「みんなの願いかなう日まで」。

・みんなの願いかなう日まで

・番組ウェブサイト
「番組ではウェブサイトを用意しています。是非ご覧になって曲のリクエスト、番組へのメッセージを送ってください。待ってます」と元春。
http://www.moto.co.jp/MRS/
コメント
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