2012/12/04 OnAir - 1st. Week - 特集:音楽配信の現状とこれから ~ 山口哲一氏を迎えて ~
01.David Byrne & St. Vincent:The One Who Broke Your Heart
02.Patterson Hood:Disappear
03.Trey Anastasio:Let Me Lie
04.The Rolling Stones:Doom and Gloom (Jeff Bhasker Mix)
05.Cat Power:Cherokee
06.Aerosmith:Oh Yeah
07.ADELE:Skyfall
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■内容の一部を抜粋
・音楽配信の現状とこれから ~ 山口哲一氏を迎えて ~
ゲストにソーシャル・メディアや音楽配信について詳しいジャーナリスト、山口哲一(のりかず)さんを迎えて「音楽配信の現状とこれから」について対話する。
・The One Who Broke Your Heart
CDが最も売れたのは15年ほど前のこと。7000億を超えるところまでいったが、今では半分以下から1/3くらいまで落ちている。ただ最近は落ち方が少し緩やかになってるという。なぜCDが売れなくなったのかという簡単な答はないが、デジタルが進んで生活の様式が変化したことや様々な要因があると思われる。レコード会社もマネージメント会社も相当深刻だということが言える。いちばん大変なのはミュージシャンでCDを作るお金さえない状況だとか。今までの音楽ビジネスはパッケージがエコシステムの中心にあって、そこからいろんな投資だったりバッファ部分をレコード会社の産業全体で持っていた。レコード・ビジネスというのはある部分、文化事業の一端でもあるからアーティストを育成していくというのに大変なお金がかかる。そこのバッファがなくなってきているという大変な状態。
これまでのCDの売上の指標だったチャートも形骸化してきている。オリコンチャートの、特にシングルのウィークリー・チャート、デイリー・チャートというのは一昔前までは人気のある曲、ヒットしている曲の指標だったが、今音楽聴いてる人でシングルのトップ10を見ても自分の知ってる曲がひとつもないと感じるようになっている。おんなじCDを複数買わせる施策だとか様々なことがあるが、ただ一曲のためにCDシングルを買うという行為がなくなってきているので、実際に人気のある曲とチャートインしている曲とではかけ離れており、チャートが形骸化しているのが現状。
・Disappear
国内のメジャーな音楽配信ストアはiTunes Store、amazon MP3、music.jp、mora、レコチョクといったところ。シェアでいうとレコチョクが圧倒的でモバイル、携帯電話向けの配信とパソコン向けのインターネット配信は概ね9:1でモバイルが多い。これは国際的にみて特殊な状況で、海外では国によって様々だが、欧米はiTunes Storeがデフォルトになり、アメリカでは6割から7割のシェアがiTunes Store。2年ほど前のデータによると国内はモバイル配信が9割でレコチョクがその中の6割から7割のシェアを占めていた。
今年2012年11月までメジャーの国内向け配信で全て違法コピーを防ぐ技術、いわゆるDRMが外された。今年の10月1日から著作権法改正が行われて違法ダウンロードの刑罰化の法律が通った。レコード会社を中心にインターネット上で、合法な音楽を聴かせなきゃいけないという社会的な責任が出てきていて、コピーガードは外していくという動きになっている。これは著作権法改正のプラスの側面といえる。
2011年の一年でモバイル、携帯電話の着うたが激減している。いわゆるガラケーの着信音で聴く着うたが日本における音楽配信の売上の大半だったが、スマートフォンに主軸が移りつつあり、着信音の前提となるデバイスがなくなってきているので、着うたはもう数年のうちに終わってゆくだろうとみられている。これもレコード会社にとっては大変な事態だといえる。
またiTunes Storeで11月からソニー・ミュージックの音源が買えるようになった。おそらくこれも違法ダウンロードの刑罰化の影響だろう。音楽配信もダウンロードして自分のデバイスで聴くというかたちから、クラウドがハットとなってスクリーミングで聴くというサービスに主体が移っていくことになるだろう。アメリカやヨーロッパではもうすでにその兆候が出てきている。日本も主戦場はスクリーミングだとみてソニーも方針を変えたという見方がある。今年はそういう意味ではエポックな年。
・Let Me Lie
これまで日本でiTunes Storeが広まらなかったのは日本特有のCDレンタルというビジネスがあったから。CDレンタルに客が流れたのはiTunes Storeにソニーの楽曲がなかったから。一方でパッケージはどうなのか。海外に比べて日本ではまだまだCDは売れている。これはかなり特殊な状況でCD専門店のチェーン店が残ってるのは今や日本ぐらいなもの。全国チェーン店はタワーレコード、HMV、TSUTAYA、新星堂の4つ残ってる。この他にも山野楽器、十字屋といった地域店やCDを扱う雑貨屋がある。日本ではアーティストの関係性の証としてのパッケージのコレクションとしての価値は残っていくだろう。NTTドコモが親会社のタワーレコードとローソンが親会社のHMVは、何年かは資金があるので経済的合理性からいって、あと2、3年は今の店舗数を減らすことはなく、HMVは渋谷に改めて旗艦店を出したくて土地を探してるという情報があるし、タワーレコードもリニューアルして世界で一番大きな店が渋谷にあるので、日本の観光名所になるかもしれない。音楽家からみると音楽とアートワークはひとつにつながってるので、意識的なアーティストであればあるほどパッケージは大事。自分のフィールドのひとつであると理解している人がいる。アーティストはどうしてもアルバム単位で考えるので、リスナーの方もアルバム単位で作られたものを受け止めたいという気持ちがあるので、パッケージで聴く意味があるというふうにいえる。'60年代、'70年代にはコンセプト・アルバムという形態があり、1曲目から12曲目までひとつのストーリーとなっていた。'50年代のようにシングル曲のコレクションではなく作品性が高くなっていた時代があった。そのコンセプト・アルバムの楽しさを享受していた世代にとってアルバム、パッケージというのは大切なものであるという理解のアーティストたちはひじょうに多い。そのアーティストをリスペクトしているリスナーにとってはパッケージという形態は大事なのだろう。日本でまだそのようにパッケージに理解があり、その価値をきちんと認めているというのは素晴らしいこと。コンパクト・ディスクという規格は今年30周年。これだけデジタルの時代に業界標準の規格が30年前のものというのは、これだけ技術の進歩の時代になかなかないこと。しかしレコード会社の問題としてはもっとユーザーにとって魅力的な商品を開発していくべき。高音質、利便性を高めるような、そして2,800円という値段についても、アメリカは9ドルから12ドルで1円が80円で計算すると千円切ってしまう。ヨーロッパでも1,500円くらい、アジアだと300円から500円くらいというのがCDの標準価格。2,800円取るならば高音質で圧縮の一切ない音源で、しかも買った瞬間に、例えばCDショップでPOSを通したらスマートフォンでその瞬間から聴けるとか、それぐらいのことはやるべき。アーティストとしても自分たちがレコーディング・スタジオで作ってる良い音楽をファンのリビング・ルームで直接届けたいという欲望がある。技術の進歩でそのようなことが昔に比べてやりやすくなったのでそうしたテクノロジーをもっと活かすべき。
・Doom and Gloom
・トゥイッター
「さて、Motoharu Radio Showでは今番組を聴いてくれている全国リスナーのみなさんがインターネット上で楽しくコミュニケーションできるトゥイッターを公開しています。ここに参加したいという方は今からURLをお知らせするので是非書き取ってください。www.moto.co.jp/MRS/ 番組からトゥイッターのお知らせでした」と元春。
http://www.moto.co.jp/MRS/
・Cherokee
米国では伝統的なラジオがインターネット・ラジオに置き換わってる。パンドラというストリーミング・サービスはリスナーの嗜好に合わせた音楽の選曲を自動的にしてくれる無料のサービス。リコメンドの精度がひじょうに高いので人気となっている。スポーティファイはオンデマンドのストリーミング・サービス。無料でも聴けるが制約や広告が入る。月額1,200円から1,500円払うと制約や広告がなくなりモバイルでも聴けたりオフラインの状態でも聴けるようになる。無料から月額課金にお客さんを誘導している。今、アメリカ、ヨーロッパで有料会員が500万人を超えたという発表が最近あった。ソーシャル・メディアとの親和性も高くスポーティファイを使ったいろんなアプリも作られていて支持を集めている。今、インターネットが情報の窓口になっているので興味を持った曲があれば検索してYouTubeで聴くようになっている。YouTubeはギリギリ違法ではないサービスだが音楽オリエンテッドのサービスではないし、公式の情報と間違った情報が混在している。またノイズもある。確実な音源で公式な情報を与えられるインターネット上のデフォルトの試聴機の座というのをストリーミング放送が担うようになれば音楽ファンにとって意味のあることになる。人々のライフスタイルと紐付けた音楽サービスもいずれ出てくるだろう。
・Oh Yeah
これからの音楽はアート・ワーク付きの音楽、パッケージと、アート・ワークなしの音楽、ノン・パッケージに別れていくことになるかもしれない。パッケージもコンパクト・ディスクじゃなくアナログ盤でもいいかもしれないし、もっと高音質のサービスでもいい。いろんな形態があってファンのほうで選んで聴くようにすればいい。これからはユーザーが音楽を作っていく時代になるだろう。アーティストは自分の権利を自分で守るようにならなければならない。
・Skyfall
・番組ウェブサイト
「番組ではウェブサイトを用意しています。是非ご覧になって曲のリクエスト、番組へのメッセージを送ってください。待ってます」と元春。
http://www.moto.co.jp/MRS/
・次回放送
来週は今年最後の放送になる。
01.David Byrne & St. Vincent:The One Who Broke Your Heart
02.Patterson Hood:Disappear
03.Trey Anastasio:Let Me Lie
04.The Rolling Stones:Doom and Gloom (Jeff Bhasker Mix)
05.Cat Power:Cherokee
06.Aerosmith:Oh Yeah
07.ADELE:Skyfall
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■内容の一部を抜粋
・音楽配信の現状とこれから ~ 山口哲一氏を迎えて ~
ゲストにソーシャル・メディアや音楽配信について詳しいジャーナリスト、山口哲一(のりかず)さんを迎えて「音楽配信の現状とこれから」について対話する。
・The One Who Broke Your Heart
CDが最も売れたのは15年ほど前のこと。7000億を超えるところまでいったが、今では半分以下から1/3くらいまで落ちている。ただ最近は落ち方が少し緩やかになってるという。なぜCDが売れなくなったのかという簡単な答はないが、デジタルが進んで生活の様式が変化したことや様々な要因があると思われる。レコード会社もマネージメント会社も相当深刻だということが言える。いちばん大変なのはミュージシャンでCDを作るお金さえない状況だとか。今までの音楽ビジネスはパッケージがエコシステムの中心にあって、そこからいろんな投資だったりバッファ部分をレコード会社の産業全体で持っていた。レコード・ビジネスというのはある部分、文化事業の一端でもあるからアーティストを育成していくというのに大変なお金がかかる。そこのバッファがなくなってきているという大変な状態。
これまでのCDの売上の指標だったチャートも形骸化してきている。オリコンチャートの、特にシングルのウィークリー・チャート、デイリー・チャートというのは一昔前までは人気のある曲、ヒットしている曲の指標だったが、今音楽聴いてる人でシングルのトップ10を見ても自分の知ってる曲がひとつもないと感じるようになっている。おんなじCDを複数買わせる施策だとか様々なことがあるが、ただ一曲のためにCDシングルを買うという行為がなくなってきているので、実際に人気のある曲とチャートインしている曲とではかけ離れており、チャートが形骸化しているのが現状。
・Disappear
国内のメジャーな音楽配信ストアはiTunes Store、amazon MP3、music.jp、mora、レコチョクといったところ。シェアでいうとレコチョクが圧倒的でモバイル、携帯電話向けの配信とパソコン向けのインターネット配信は概ね9:1でモバイルが多い。これは国際的にみて特殊な状況で、海外では国によって様々だが、欧米はiTunes Storeがデフォルトになり、アメリカでは6割から7割のシェアがiTunes Store。2年ほど前のデータによると国内はモバイル配信が9割でレコチョクがその中の6割から7割のシェアを占めていた。
今年2012年11月までメジャーの国内向け配信で全て違法コピーを防ぐ技術、いわゆるDRMが外された。今年の10月1日から著作権法改正が行われて違法ダウンロードの刑罰化の法律が通った。レコード会社を中心にインターネット上で、合法な音楽を聴かせなきゃいけないという社会的な責任が出てきていて、コピーガードは外していくという動きになっている。これは著作権法改正のプラスの側面といえる。
2011年の一年でモバイル、携帯電話の着うたが激減している。いわゆるガラケーの着信音で聴く着うたが日本における音楽配信の売上の大半だったが、スマートフォンに主軸が移りつつあり、着信音の前提となるデバイスがなくなってきているので、着うたはもう数年のうちに終わってゆくだろうとみられている。これもレコード会社にとっては大変な事態だといえる。
またiTunes Storeで11月からソニー・ミュージックの音源が買えるようになった。おそらくこれも違法ダウンロードの刑罰化の影響だろう。音楽配信もダウンロードして自分のデバイスで聴くというかたちから、クラウドがハットとなってスクリーミングで聴くというサービスに主体が移っていくことになるだろう。アメリカやヨーロッパではもうすでにその兆候が出てきている。日本も主戦場はスクリーミングだとみてソニーも方針を変えたという見方がある。今年はそういう意味ではエポックな年。
・Let Me Lie
これまで日本でiTunes Storeが広まらなかったのは日本特有のCDレンタルというビジネスがあったから。CDレンタルに客が流れたのはiTunes Storeにソニーの楽曲がなかったから。一方でパッケージはどうなのか。海外に比べて日本ではまだまだCDは売れている。これはかなり特殊な状況でCD専門店のチェーン店が残ってるのは今や日本ぐらいなもの。全国チェーン店はタワーレコード、HMV、TSUTAYA、新星堂の4つ残ってる。この他にも山野楽器、十字屋といった地域店やCDを扱う雑貨屋がある。日本ではアーティストの関係性の証としてのパッケージのコレクションとしての価値は残っていくだろう。NTTドコモが親会社のタワーレコードとローソンが親会社のHMVは、何年かは資金があるので経済的合理性からいって、あと2、3年は今の店舗数を減らすことはなく、HMVは渋谷に改めて旗艦店を出したくて土地を探してるという情報があるし、タワーレコードもリニューアルして世界で一番大きな店が渋谷にあるので、日本の観光名所になるかもしれない。音楽家からみると音楽とアートワークはひとつにつながってるので、意識的なアーティストであればあるほどパッケージは大事。自分のフィールドのひとつであると理解している人がいる。アーティストはどうしてもアルバム単位で考えるので、リスナーの方もアルバム単位で作られたものを受け止めたいという気持ちがあるので、パッケージで聴く意味があるというふうにいえる。'60年代、'70年代にはコンセプト・アルバムという形態があり、1曲目から12曲目までひとつのストーリーとなっていた。'50年代のようにシングル曲のコレクションではなく作品性が高くなっていた時代があった。そのコンセプト・アルバムの楽しさを享受していた世代にとってアルバム、パッケージというのは大切なものであるという理解のアーティストたちはひじょうに多い。そのアーティストをリスペクトしているリスナーにとってはパッケージという形態は大事なのだろう。日本でまだそのようにパッケージに理解があり、その価値をきちんと認めているというのは素晴らしいこと。コンパクト・ディスクという規格は今年30周年。これだけデジタルの時代に業界標準の規格が30年前のものというのは、これだけ技術の進歩の時代になかなかないこと。しかしレコード会社の問題としてはもっとユーザーにとって魅力的な商品を開発していくべき。高音質、利便性を高めるような、そして2,800円という値段についても、アメリカは9ドルから12ドルで1円が80円で計算すると千円切ってしまう。ヨーロッパでも1,500円くらい、アジアだと300円から500円くらいというのがCDの標準価格。2,800円取るならば高音質で圧縮の一切ない音源で、しかも買った瞬間に、例えばCDショップでPOSを通したらスマートフォンでその瞬間から聴けるとか、それぐらいのことはやるべき。アーティストとしても自分たちがレコーディング・スタジオで作ってる良い音楽をファンのリビング・ルームで直接届けたいという欲望がある。技術の進歩でそのようなことが昔に比べてやりやすくなったのでそうしたテクノロジーをもっと活かすべき。
・Doom and Gloom
・トゥイッター
「さて、Motoharu Radio Showでは今番組を聴いてくれている全国リスナーのみなさんがインターネット上で楽しくコミュニケーションできるトゥイッターを公開しています。ここに参加したいという方は今からURLをお知らせするので是非書き取ってください。www.moto.co.jp/MRS/ 番組からトゥイッターのお知らせでした」と元春。
http://www.moto.co.jp/MRS/
・Cherokee
米国では伝統的なラジオがインターネット・ラジオに置き換わってる。パンドラというストリーミング・サービスはリスナーの嗜好に合わせた音楽の選曲を自動的にしてくれる無料のサービス。リコメンドの精度がひじょうに高いので人気となっている。スポーティファイはオンデマンドのストリーミング・サービス。無料でも聴けるが制約や広告が入る。月額1,200円から1,500円払うと制約や広告がなくなりモバイルでも聴けたりオフラインの状態でも聴けるようになる。無料から月額課金にお客さんを誘導している。今、アメリカ、ヨーロッパで有料会員が500万人を超えたという発表が最近あった。ソーシャル・メディアとの親和性も高くスポーティファイを使ったいろんなアプリも作られていて支持を集めている。今、インターネットが情報の窓口になっているので興味を持った曲があれば検索してYouTubeで聴くようになっている。YouTubeはギリギリ違法ではないサービスだが音楽オリエンテッドのサービスではないし、公式の情報と間違った情報が混在している。またノイズもある。確実な音源で公式な情報を与えられるインターネット上のデフォルトの試聴機の座というのをストリーミング放送が担うようになれば音楽ファンにとって意味のあることになる。人々のライフスタイルと紐付けた音楽サービスもいずれ出てくるだろう。
・Oh Yeah
これからの音楽はアート・ワーク付きの音楽、パッケージと、アート・ワークなしの音楽、ノン・パッケージに別れていくことになるかもしれない。パッケージもコンパクト・ディスクじゃなくアナログ盤でもいいかもしれないし、もっと高音質のサービスでもいい。いろんな形態があってファンのほうで選んで聴くようにすればいい。これからはユーザーが音楽を作っていく時代になるだろう。アーティストは自分の権利を自分で守るようにならなければならない。
・Skyfall
・番組ウェブサイト
「番組ではウェブサイトを用意しています。是非ご覧になって曲のリクエスト、番組へのメッセージを送ってください。待ってます」と元春。
http://www.moto.co.jp/MRS/
・次回放送
来週は今年最後の放送になる。