Motoharu Radio Show #135

2012年12月13日 | Motoharu Radio Show

2012/12/11 OnAir - 2nd. Week - 特集:2012年 今年のレコメンド・トラックス
01.Emeli Sande:Next to Me
02.Elton John vs Pnau:Sad
03.Kindness:Anyone Can Fall In Love
04.Neil Young & Crazy Horse:Twisted Road
05.Alabama Shakes:I Ain't the Same
06.佐野元春:La Vita e Bella (ラ・ヴィータ・エ・ベラ)
07.佐野元春 & 雪村いづみ:トーキョー・シック (at Billboard Live Tokyo)
08.Jake Bugg:Two Fingers
09.Muse:Madness
10.Beach House:Wild
11.佐野元春:クリスマス・タイム・イン・ブルー-聖なる夜に口笛吹いて-
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■内容の一部を抜粋
・2012年 今年のレコメンド・トラックス
今年リリースされたレコードの中から番組が選んだ推薦盤を紹介する。

・Next to Me
エメリ・サンドの「Next to Me」。

・Sad
エルトン・ジョンとオーストラリアのエレクトロ・デュオ、ペナウが組んで作った「Sad」。

・Anyone Can Fall In Love
UKのダンス・ポップ・ユニット、カインドネスの「Anyone Can Fall In Love」。

・3PICKS!
「Motoharu Radio Show」では毎月番組推薦盤3枚のCDをピックアップしている。今月12月の「3PICKS!」はニール・ヤング『Psychedelic Pill』、テイラー・スウィフト『Red』、そしてマイケル・キワヌーカ『Home Again』。どのレコードも心に響くよいソングライティングと素晴らしいサウンドがあると元春。この中から今週はニール・ヤング『Psychedelic Pill』。

・ニール・ヤング
「ニール・ヤング、もはやロックンロールの良心といってもいい存在だと思います。'60年代から現在までロック音楽がカウンター・カルチャーだった頃の精神をそのまま持ちこたえている、しかもそれをメイン・ストリームで実践している尊敬すべきミュージシャンです。僕は'90年代の初め頃、ニール・ヤングの自宅で彼と会って、いろいろな話を聞かせてもらった経験があります。そのこともあってニール・ヤングの音楽はいつ聴いても自分にとって近い存在としてあります」と元春。
ニール・ヤングが新しいアルバム『Psychedelic Pill』を出した。今回はずっと昔から一緒に演奏しているバンド、クレージー・ホースとのレコード。かなり長い演奏の曲もあってスタジオ・レコーディングのアルバムだがライヴを聴いてる印象がある。
ニール・ヤングというとよくアンチMP3のミュージシャンとして引き合いに出される。いわゆるダウンローディングした音楽ファイルのサウンドのこと。またそれを再生するデジタル音楽プレーヤーの音にもニール・ヤングはかなり不満を述べている。彼はこう言ってる。「我々はデジタル時代に生きている。しかし残念ながら音楽には良い影響をもたらしていないばかりかむしろ悪くなっている」
「僕はニール・ヤングは正しいと思います。おそらくアーティストや音楽に意識的なリスナーのみなさんも同じことを感じてるんじゃないでしょうか。MP3の音はオリジナル音源と比べるとだいぶ違います。またCDをMP3やAACに変換すると複雑な音の豊かさがかなり失われます。これはスタジオでいろいろと工夫しながらレコーディングしている僕らミュージシャンにとってはとても残念なことです。出来ればスタジオで鳴ってるいい音をそのままリスナーのもとに届けたいというのが理想ですね。しかし現代ではMP3の音で十分だと思ってるリスナーも多いです。どのレベルで音を追い求めるか、それは人それぞれということになるだろうと思います。'60年代、アナログ・サウンドの素晴らしさをよく知ってるニール・ヤング。おそらく彼はこのデジタル・サウンドについて一切妥協することなく彼にとってベストな音を求め続けていくんだろうなと思います。きっと頑固な親父なんでしょうね」と元春。
新しいアルバム『Psychedelic Pill』から「Twisted Road」。
曲をかけ終えて。
「曲の中でははじめてLike A Rolling Stoneを聴いたときマジックを感じて心に留めた、そんなことを歌ってます」と元春。

・I Ain't the Same
今年出たバンドの中で元春が気に入ってるのはアラバマ・シェイクス。米国アラバマ州出身のバンド。リード・ヴォーカルのブリタニーはジャニス・ジョップリンやアレサ・フランクリンのようにとてもソウルフル。デビュー・アルバムから「I Ain't the Same」。

・GreenPeople
環境問題に取り組むユースたちを紹介するレポート「GreenPeople」。毎週このコーナーでは環境を巡る社会活動を通じて様々なアクションを起こしている人たちを紹介。このコーナーの協力はNHKの環境特集番組「エコチャンネル」。
http://www.nhk.or.jp/eco-channel/

今週は早稲田大学農楽塾。早稲田大学の学生たちが中心となって農作業を実践している。普段農業を経験できない人にその機会を提供している。

・La Vita e Bella (ラ・ヴィータ・エ・ベラ)
「2012年もあっという間に過ぎてしまいました。自分のこの一年を振り返ってみると今年はいろいろと新しいことに取り組んだでみた年でした。東京、大阪、ビルボード(ライブ)でのマンスリー・ライヴ。雪村いづみさんをゲストに迎えるなどして楽しい景色が胸に残っています。夏にはコヨーテバンドとサマー・ツアーに出かけました。久々に訪れる街もあって、各地での熱い声援に励まされました。そして2013年。まもなく発表を控えてる新作アルバムのレコーディングもありました。オリナル・レコーディングとしては『COYOTE』に続くアルバムとなります。そして現在、コヨーテバンドとの冬ツアーがはじまっています。みなさんの街の近くまで行くことがあれば、是非会場まで来てください。18歳以下のキッズはキャッシュバックしてるので是非、僕らの本物のロックンロール・ライヴを体験してみてください」と元春。

・トーキョー・シック (at Billboard Live Tokyo)
初公開となる5月に行われたビルボードライブ東京でのライヴから元春と雪村いづみで「トーキョー・シック」。
「実を言うと雪村さんとレコーディングしたのはこの曲だけではありません。もう一曲雪村さんに書き下ろした新曲があります。前田憲男率いるビッグバンドでのレコーディング。さらに僕のレパートリーから[Bye Bye Handy Love]、そして[こんな素敵な日には]、この二曲も同じビッグバンドでレコーディングしました。これがなかなかいい仕上がりになっています。この音源はちゃんとまとめて是非みなさんにも聴いていただきたいたいと思ってます。また番組で紹介するので是非楽しみにしていてください」と元春。

・Two Fingers
・Madness

・ビートルズ・デビュー50周年記念 オール・フロム・ザ・ビートルズ
12月27日、19時20分からのオンエア「ビートルズ・デビュー50周年記念 オール・フロム・ザ・ビートルズ」のホストは音楽評論家の岩本晃市郎さん。
http://cgi.nhk.or.jp/navi/detail/index.cgi?id=12f26420121227

・伊藤銀次
リスナーからの伊藤銀次さんを迎えてのジョージ・ハリスン特集についてのコメントを読んで。
「そうですね、ジョージ・ハリスンの音楽に詳しい伊藤銀次。ゲストで番組に来てくれました。僕も楽しかったですね。そういえば銀次と話すときは9割以上が音楽の話題ですね。それだけ僕らが大好きな音楽の話題は尽きないということなんですが、今度食べ物の話とか、音楽以外の他愛ない世間話をしたらどうなんだろうと、ちょっと興味があるので一回やってみたいと思います」と元春。

・Wild

・クリスマス・タイム・イン・ブルー-聖なる夜に口笛吹いて-
リスナーからたくさんのリクエストがあったという。
「今年一年、Motoharu Radio Showを楽しんでいただき、どうもありがとう。メリー・クリスマス。みなさんにとって2013年が素晴らしい年になりますように。またご家族、友人とよい新年をお迎えください」と元春。

・番組ウェブサイト
「番組ではウェブサイトを用意しています。是非ご覧になって曲のリクエスト、番組へのメッセージを送ってください。待ってます」と元春。
http://www.moto.co.jp/MRS/

・次回放送
2013年1月8日火曜日 午後11時
「新年明けてまたお会いしましょう」と元春。
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