Sunday Song Book Playlist

2009年05月17日 | Sunday Song Book

<05月17日プレイリスト>
[棚からひとつかみ]
片想い/山下達郎 "アルチザン" '91
APPLES, PEACHES, PUMPKIN PIE/JAY & THE TECHNIQUES '67
LADY YOU ARE/ONE WAY "LADY" '84
ARE YOU THERE?/THE CENTER STAGE '71
BRIDGE OVER TROUBLED WATER(LIVE)/SIMON & GARFUNKEL "LIVE 1969" '09
DIDDILLY DIDDILLY BABE/THE FOUR LOVERS '56
ONLY THE LONELY/山下達郎 "カラオケソフト使用"
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■内容の一部を抜粋
・近況
昨年の12月から続いてきた全国コンサート・ツアー(全50本32ヶ所)は5月11日(月)の中野サンプラザで千秋楽を迎え、無事に終了した。「全国のお出でいただいたお客様、誠にありがとうございました」とタツローさん。沖縄で鼻がグズグズいってたらしいが、必死で蓑虫状態になって耐えたのでライヴには支障がなかったそうだ。久しぶりのツアーだったので、おっかなびっくりではじめたそうだが、体調もよく、声もよく出てたので、「これならまだ当分やれるかな(笑)」と自信を持ったらしい。「メンバーが何人か代わりまして、いろいろなリスクが多かったライヴなんですけれども、メンバーの諸君もすごく円熟したプレイを聴かせてくれまして、いいライヴができたと思っております。また近いうちに、あまり次は間を空けずに、またライヴ・ツアーをやってみたいと思っております」とタツローさん。

・曲書き
ライヴが終わったばかりだが、また曲書きの仕事が入ってきたそうだ。今回はタイトな仕事で、しかもプロジェクトが大きいそうで、「しっかり仕事しなくっちゃ」とライヴの余韻どころではなく、ウチにお籠りなのだという。

・棚からひとつかみ
ここ1,2週間は曲書きでにっちもさっちもいかないので、今週、来週は「棚からひとつかみ」。
ツアーの間の5ヶ月間、レコードを買っても全く聴けなかったので、新着のオールディーズのシングル盤、最近、日本、英米で出たオールディーズもののCDから選んでお届けする久しぶりのレギュラー・プログラム。

・片想い
5月がテーマの曲「片想い」。1991年のアルバム『アルチザン』収録曲。

・APPLES, PEACHES, PUMPKIN PIE
ジェイ&ザ・テクニクスは白人黒人混合のヴォーカル・インストゥルメンタル・グループ。'60年代フィリー・ダンサー。リード・ヴォーカルがジェイ・プロクターという人なのでジェイ&ザ・テクニクス。「APPLES, PEACHES, PUMPKIN PIE」は1967年のデビュー・ヒット。'60年代フィリー・ソウルの大プロデューサー、ジェリー・ロスの制作。

・ツアー中の生活
夕食を軽く摂って、基本的には夜2時寝の11時起き、もしくは1時寝の10時起き、9時間睡眠だそうだ。昔は10時間寝ないと声帯が回復しなかったそうだが、最近は調子がいいので9時間でいいのだという。そういう生活を厳守したとか。

・LADY YOU ARE
最近、オールディーズもののコンピレーションをいちばん活発に出しているのはユニヴァーサルだそうだ。
ワンウェイは、もともとはリーダーのアル・ハドソンの名前を付けてアル・ハドソン&ザ・ソウル・パートナーズというグループだったが、それがワンウェイに名前を変えて、'80年代に合わせてちょっとブラコンチックなヒット曲を飛ばした。2月25日発売の『LADY』は世界初CD化。「LADY YOU ARE」は1984年、全米ソウル・チャート5位。

・ステージ・セットの保存は?
リスナーからの質問。ライヴのステージ・セットは基本的にすべて廃棄しているのだという。10年前のアルバム『COZY』のツアーでセットにネオンサインがあったけれど、それは宮治淳一さんが経営しているコーヒーショップ「Brandin」 に飾ってあるそうだ。ステージ・セットは1986年以降はステージ・デザイナーの齋木信太朗さんがずっとやっているとか。基本的なアイディアはタツローさんが提案。今回はイギリスで観たミュージカル『オペラ座の怪人』に屋上のシーンがあったことから、「屋上」という提案をしたのだとか。10年前のアルバム『COZY』のツアーでは「南フランスのどこかの田舎町」でどうかと提案したそうだ。室内よりも室外のほうが空が見えて、夜、昼がきれいに作れるとタツローさん。

・ひろっさんのムラマメ日記
舞台監督末永博嗣さんのブログ(5月13日「終わった。」)にステージ・セットの画像があります。
http://plaza.rakuten.co.jp/surfmakaha/diary/200905130000/

・ARE YOU THERE?
センター・ステージは5人組の黒人グループ。4曲しかレコーディングがないそうだ。1971年前後にマイナー・レーベルでシングル2枚。アレンジがダニー・ハザウェイだったことで知られている。「ARE YOU THERE?」はバカラックの曲で、1965年にディオンヌ・ワーウィックがシングル・カットしてちょっとヒットした。

・BRIDGE OVER TROUBLED WATER(LIVE)
サイモン&ガーファンクルの1969年のツアーを集大成したライヴ盤『LIVE 1969』が最近リリースされた。日本盤もまもなくリリース。アルバム『BRIDGE OVER TROUBLED WATER』リリース直前のツアーなので、ハル・ブレイン、ジョー・オズボーン、ラリー・ネクテル、フレッド・カーター・Jr.が参加している。「BRIDGE OVER TROUBLED WATER(LIVE)」はラリー・ネクテルのピアノにポール・サイモンのヴォーカルがかぶさる。ニューヨーク・カーネギーホール公演から。

・ミューズ
TBS系テレビ全国28局ネット『総力報道!THE NEWS』(月曜~金曜 17:50~19:50)のテーマ曲。まだモノラル・ヴァージョンしかない。ステレオ・ヴァージョンをミックスする時間がないとのこと。次のシングルのカップリングになる予定。

・今回のライヴ音源
ライヴ音源をオンエアするとすぐにYouTubeなどでながれてしまう。最近はラジオの著作隣接権が蹂躙に近い形になっている、そういうつもりでライヴ音源をオンエアしてないので考えているところだという。

・ライヴでいちばん印象に残った場所は?
リスナーからの質問。今回は大阪フェスティバルホール、クローズのために企画したライヴなので、12月28日の大阪フェスティバルホールだとタツローさん。「最後のTHAT'S MY DESIREが終わってもお客さんが帰らないんですね(笑)。昔、'84年のサンプラザでそんなことが一回ありましたですけれどね。正真正銘のダブル・アンコールで、なかなか印象に残っておりますですね。でも本当に、全国いろいろな場所で、すごくいいお客さんで、八戸、秋田、長野、前橋、静岡、そうやって上からどんどんどんどん下っていくと、たくさん印象に残ったところがございます」とタツローさん。

・DIDDILLY DIDDILLY BABE
フォー・ラバーズは白人ドゥーワップ・グループ。フォーシーズンズの前身として知られるグループ。フランキー・ヴァリをリード・ヴォーカルに何枚かシングルが出た。ちゃんとしたCDが出るのは今回初めて。

・オープニングのアカペラ
カスタム・メイドで発売されてない。「バラ色の人生~ラヴィアンローズ」のバリエーションだという。

・ONLY THE LONELY
4月12日の放送でロイ・オービソンの「OH PRETTY WOMAN」を市販のカラオケでタツローさんが歌ったヴァージョンをオンエアしたところ、すごく反響があったのだとか。ああいう音源はファンクラブの年末のCDのために制作しているもので、一般発売はしないそうだ。今回のロイ・オービソンの「ONLY THE LONELY」は2007年にファンクラブの年末のCDのために制作したもの。

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM「山下達郎サンデー・ソングブック」係

■今後の予定
05月24日は、引き続きレギュラー・プログラム「棚からひとつかみ」
http://www.smile-co.co.jp/tats/
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