Motoharu Radio Show #005

2009年05月06日 | Motoharu Radio Show

2009/05/05 OnAir - 1st Week
Simply Red:Stars
Smokey Robinson:Being With You
Melody Gardot:Baby I'm a Fool
Fleet Foxes:Sun It Rises
Fleet Foxes:Drops In the River
Al Kooper:Staxability
Counting Crows:Come Around
blur:Tender
Beth Rowley:I Shall Be Released
Tom Petty:Free Fallin'
佐野元春:君が気高い孤独なら
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■内容の一部を抜粋
・連休
春の連休は「ゴールデン・ウィーク」と呼ばれているが秋の連休は「シルバー・ウィーク」というらしい。「まっ、ゴールデンに対してシルバーということだと思いますけれども、本当にこの言い方が普通に使われるようになるのかどうか。どうなんでしょうか」と元春。元春自身は「シルバー・ウィーク」と呼ばれていることを知らなかったそうだ。そもそも「ゴールデン・ウィーク」という名称は、ある映画会社が5月の連休でたまたま興行成績がよかったことからこの期間を「ゴールデン・ウィーク」と名付けたそうだ。この言い方が他の業界にもいい感じに広がっていったことから、今度は秋の連休を「シルバー・ウィーク」と名付けようということになったとか。でも「シルバー・ウィーク」はちょっと聞き馴染みがない。ちなみにNHKでは「ゴールデン・ウィーク」という名称が映画会社の宣伝用語じゃないかということで「大型連休」という言い方で統一している。

・Stars
シンプリー・レッドはヴォーカリスト、ミック・ハックネルを中心としたブリティッシュ・ソウル・バンド。「Stars」は彼らの'90年代のヒット。

・Being With You
「Being With You」は'80年代のヒット。スモーキー・ロビンソンはモータウン・レーベルのスター。素晴らしい曲をたくさん残している。ソングライティングだけではなく、その独特のヴォーカル・スタイルもその後のシンガーに大きな影響を与えた。

・Baby I'm a Fool
シンガー・ソングライター、メロディ・ガルドーのバイオグラフィーには「19歳のときに大きな交通事故に遭って入院中に受けた音楽セラピーがきっかけで作曲をはじめた」と書かれてるそうだ。彼女の最新作『My One And Only Thrill』から曲は「Baby I'm a Fool」。

・3PICKS!
「Motoharu Radio Show」では毎月番組推薦盤3枚のCDをピックアップしている。今月5月の「3PICKS!」はフリート・フォクセズ『Fleet Foxes + Sun Giant EP』、ゴメス『A New Tide』、そしてマデリン・ペルー『Bare Bones』。どのレコードも心に響くよいソングライティングと素晴らしいサウンドがあると元春。この中から今週はフリート・フォクセズの新作『Fleet Foxes + Sun Giant EP』を取り上げる。

・Fleet Foxes
フリート・フォクセズはアメリカ・シアトルの出身で平均年齢23歳の若いバンド。昨年、地元のインディー・レーベル「Sub Pop」からデビュー。彼らは自分たちの音楽のことを「バロック・ハーモニック・ポップ」と言ってる。「フリート・フォクセズの音楽でとても魅力的に感じるのは素晴らしいコーラス・ワークです。コーラス・ワークが素晴らしいバンドといえばビーチボーイズ、クロスビー、スティルス&ナッシュといったバンドがいますが、それと肩を並べるくらい充実しています。音楽的にはゴスペルやフォーク・ミュージックに知識と愛情を持ってるんじゃないか、そんなふうに感じます。演奏もアコースティックな楽器の使い方がとても効果的です。こうした音楽が新しい世代から生まれてくることは本当に歓迎してもいいことだと思います。インターネット、My Spaceにも彼らのページがあるので更に興味のある人は調べてみてください」と元春。
http://www.myspace.com/fleetfoxes

・Staxability
アル・クーパーのニュー・アルバム『White Chocolate』から。「タイトルは"White Chocolate"、[白いチョコレート]ですよね。僕は白人だけれどもブルースのことはよく知ってるぜという、いかにもアル・クーパーらしいタイトルだと思います」と元春。「Staxability」はアル・クーパーがスタックス・レーベル50周年を祝って作った曲。レコードではスタッフ・レコードのサウンドを支えたスティーブ・クロッパー、ドナルド・"ダック"・ダンといったミュージシャンが参加。曲の途中、スタックス・レーベルのヒット曲のフレーズがさりげなく出てくる、洒落た遊びをしている曲。

・GreenPeople
環境問題に取り組むユースたちを紹介するレポート「GreenPeople」。毎週このコーナーでは環境を巡る社会活動を通じて様々なアクションを起こしている人たちを紹介。このコーナーの協力はNHKの環境特集番組「SAVE THE FUTURE」。
今週はNPO法人グリーン・バード。2003年、東京・原宿の商店街の青年会が中心になって発足。ゴミやタバコをポイ捨てしないと宣言すれば誰でも参加できるお掃除ボランティア。企業や個人と協力し、オリジナルの袋を使って街のゴミ拾いを行っている。定期的な清掃活動の他、東京ガールズ・コレクションなどイベントともコラボレート。国内外28ヶ所に支部を持ちパリやスリランカでも活動している。5月30日には全国一斉の清掃イベントを予定している。
http://www.nhk.or.jp/savethefuture/mamoribito/index.html

・Come Around
カウンティング・クロウズのオリジナルとしては5年ぶりのスタジオ録音盤『Saturday Nights & Sunday Mornings』から。サンフランシスコ出身、リード・シンガー、アダム・デュリッツを中心に結成されたバンド。

・Tender
「ブリット・ポップの代表とは本来このバンドのことを言うんだろうなというブラー。1999年のアルバム『13』からの曲を1曲。あのポップでキャッチーなブラーがなぜまじめくさったゴスペル音楽をやるのか。当時はファンのあいだで賛否両論でした。僕たちが持ってる中で愛は何より素晴らしい。そんなことを歌っています。僕は素敵な曲だと思います」と元春。
聞くところによるとこの「Tender 」を書いたデーモン・アルバーンは、ちょうど彼女と別れたばかりだったということで失恋の歌なのかもしれない。

・I Shall Be Released
ボブ・ディランの曲をイギリスの26歳のシンガー・ソングライター、ベス・ローリーがカヴァーしている。
「ゴスペル音楽が教会で奏でられる祈りの音楽としたら、この音楽もまたゴスペルに近いものを持ってるんじゃないかと思います」と元春。

・Free Fallin'
40歳を過ぎて離職し、十代のようにこれからの生き方を模索しているというリスナーからのメッセージ。
「Free Fallin'」はトム・ペティの曲。

・君が気高い孤独なら
アルバム『Coyote』のリード・トラック。新しい季節に元春からプレゼント。

・自分にご褒美をあげたいときはどんなとき?
「来週のオンエアなんですけれども、リスナーのみなさんに僕から是非訊いてみたいことがあります。それは『自分にご褒美をあげたいときはどんなとき?』。何か思いついたら番組宛までを送ってください。楽しいコメント待ってます」と元春。
http://www.moto.co.jp/MRS/
コメント (4)
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