小坂忠 & Soul Connection "Connected Tour" 大阪一日目

2009年05月14日 | Live

4月13日(月) 晴れ。
ビルボード・ライヴ大阪で行われた小坂忠 & Soul Connection
"Connected Tour"を聴きに行った。

大阪会場のゲストは細野晴臣。
小坂忠、高橋幸宏と共に冒頭から登場し、
小坂忠が自分のことを「細野晴臣です」と名乗ったことから、
細野晴臣は「高橋幸宏です」、高橋幸宏は「それじゃあ、小坂忠です」と
それぞれが別の名を名乗ることになり、
最終的に小坂忠が「てんぷくトリオです」とオチをつけた(笑)。
これに高橋幸宏が「ここは大阪だからそんなこと言うの止めといたほうがいいですよ」
と忠告。小坂忠はその後も怪しげな関西弁と駄洒落を連発し、
ユルユルな感じでステージははじまった。

さて、ライヴのオープニング・ナンバーは三人で「ありがとう」を披露した。
細野晴臣が小坂忠に提供したことで知られる「ありがとう」は、
高橋幸宏が以前ライヴで取り上げていたこともあって、
実に深みのある共演となった。

2曲目「everyday angel」でバンドが勢揃い。
2001年の『People』から7年ぶりとなった新作『Connected』の
プロデューサー佐橋佳幸をバンマスにレコーディング・メンバーを揃え、
素晴らしい演奏を披露した。
佐橋佳幸、Dr.kyOn、高橋幸宏、小原礼のリズム・セクションは
ホーボーキングバンド+ミカ・バンドというラインナップで、
もうこのメンツが再び結集するのは無理という話がちらほら。

細野晴臣は「everyday angel」で一旦ステージを下り、
3曲目からは『Connected』の話題を中心にして、
小坂忠のオリジナル、バンドのメンバーが書いた曲と披露した。
ここからは佐橋佳幸が進行役となり小坂忠と楽しいお喋りを展開した。

新作『Connected』と同時発売となったボックス・セットの『Chu's Garden』。
過去にリリースしたオリジナル・アルバムのリマスター作業中、
1975年のアルバム『ほうろう』のマスターテープが見つかったそうだ。
今、聴き直してもティンパンアレイの演奏が素晴らしいので、
小坂忠のヴォーカルだけ新録音して発表したいと思ってるという。
その『ほうろう』から「ふうらい坊」と「ほうろう」を披露した。

話題はまた『Connected』に戻り、
アルバムに曲を提供した佐野元春とスキマスイッチの大橋卓弥の曲を歌った。
「ふたりの理由、その後」は佐野元春が20年前に書いた「ふたりの理由」に
新たな歌詞とメロディを添えた曲。
小坂忠は「ふたりの理由(わけ)、その後」と曲紹介。
僕は20年間「ふたりの理由(りゆう)」だと思っていたので、
強烈な違和感があった。

本編最後の「Don't you worry babe」はDr.kyOnと小原礼がオリジナルのダンスを指導。
スタンディングとなり大いに盛り上がった。

アンコールで演奏された「機関車」はゴスペルにアレンジされていた。
「ゆうがたラブ」で再び細野晴臣が登場しベースを演奏した。
小原礼とのダブルベース。コール&レスポンスが繰り返され大変な盛り上がりとなった。
最後は小坂忠と佐橋佳幸だけで「夢を聞かせて」を披露した。
佐橋佳幸のギターをバックにした歌唱は素晴らしかった。

■小坂忠 & Soul Connection "Connected Tour"
2009年4月13日(月) Billboard Live OSAKA
Secound Stage 整理番号9番

小坂忠 & Soul Connection:
小坂忠(Vocals, Guitar)
佐橋佳幸(Guitar)
小原礼(Bass)
高橋幸宏(Drums, Vocals)
Dr.kyOn(Keyboards)
藤井真由美(Backing Vocals)
鈴木桃子(Backing Vocals)
山本拓夫(Saxophone)
西村浩二(Trumpet)

GUEST:
細野晴臣(Vocals, Guitar, Bass)

Set List
01 ありがとう
02 everyday angel
03 Hard to say 偶然と必然の間
04 はぐれ雲
05 Right Boots
06 ふうらい坊
07 ほうろう
08 ふたりの理由、その後
09 Runway
10 ラストピース
11 Don't you worry babe
Encore
12 機関車
13 ゆうがたラブ
14 夢を聞かせて
コメント
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