佐野元春、iTMSで楽曲配信

2005年08月05日 | 佐野元春

アップル・コンピュータが昨日、iTMSの国内サービスをスタートさせた話の続きです。ITmediaのサイトによると、佐野元春は東京国際フォーラムで開催された「アップル・スペシャル・イベント」で自主独立レーベル「DaisyMusic」としてiTMSに参加することを表明し、次に挙げる楽曲、アルバムの配信を予定していると話してます。

◎インターネットで無料配信された「光-The Light」の完成版などが含まれる『THE SUN』の特別版『THE SUN STUDIO EDITION』。

◎年末にリリースが予定されている6曲入りミニ・アルバムからシングルカットされる楽曲の限定配信。

◎ライブ音源に佐野元春のコメントをつけた特別版。

◎佐野元春が構成したポッドキャスティングの配信。

また、今日の早朝にアップされたBCNランキングの記事に佐野元春のコメントが掲載されていました。以下引用。

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「スペシャルイベント」に姿を見せたミュージシャンの佐野元春氏は、シャッフルするという新しい音楽の楽しみ方について次のようにコメントした。「アルバムの曲順というのはアーティストの意図を反映したもの。だから、作る立場として、バラバラに聞かれるのはどうかなと『昔は』思っていた。ただ、音楽は、とくに僕らがやっているロックンロールは、リスナーの楽しみにつながるのが一番大切なこと。もしリスナーが新しい楽しみ方をしたいというなら、僕は『それに合わせて別のアイディアを出すよ』という感じで柔軟になってきた。僕らより上の世代だと、アルバムで育って、曲順を壊されるのは嫌だと考えるかもしれないが、僕はぜんぜんかまわない」。

 また、曲の「バラ売り」については、「今の時代、僕たち音楽をつくる者たちは嵐の中にいるようなもの。これまでは旧来の仕組みの中で守られていた部分もあった。だけど僕らは権利を守るために音楽を作り出しているわけではない。良い音楽を作り出すために必要なことではあるけれど、権利は誰かにしっかり守ってもらいたい。厳しい時代であるからこそ、良い楽曲をつくるということに対してもっとチャレンジしていくべきだと思う。曲の対価が150円であれ200円であれ、僕らはビジネスマンたちが作った構造に負けないくらいのいい楽曲を作りつづけていくしかない。ソングライターとしてそう思っている」と語った。
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新しいアルバムの曲をシャッフルして聴く人は少ないんじゃないかな。佐野元春でいうと未CD化作品がまだあるのでSMEの参入に期待したいところ。
コメント
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