Life in America ~JAPAN編

I love Jazz, fine cuisine, good wine

ラジオの時間

2005-02-13 13:22:44 | アメリカ生活雑感
夕べは楽しかった。
電子レンジのせいではなく、実はそのときに500円で買ったおもちゃの防水ラジオのおかげ。
引っ越してからというもの、新聞やインターネットは見られても、“向こうからやっててくる情報”が何もなかったところへこの“神器”。さっそく電池を入れて人のしゃべり声を聞いたときは、おおげさではなく感動した。ご飯支度をしながら、または新聞を読みながら、声だけは耳から入ってくる。この心地よさといったら!
しかもおもしろいことに、電波の状態がよくないので入ってくるのはNHKのテレビの音声だけなのだけれど、たとえ映像がなくても、いや、ないからこそかえってイメージをそそられて泣けてきたりする。そういう意味では今までは情報の洪水の中に甘やかされていたんだなぁ、とつくづく思う。
ちなみに夕方から楽しんだ番組は、まず「鶴瓶の家族に乾杯」。
家族の顔は見えないのに、訪問した町の人々の笑顔がくっきりと浮かんできてほろりとさせられる。いい番組だ。
続いて「司法大改革・あなたは法を裁けますか」。
6年後に控えた陪審員制度導入に、国民がどうやって参加していけるのかを解説した番組。第1夜の今晩はドラマ仕立てになっていたのだが、これがラジオドラマとしても立派に通用する、とてもいい内容だった。三浦友和はいい役者だなと感じた。このドラマに夢中になりすぎて、お風呂場に持っていき湯船につかりながらゆっくりと聞いてしまった。
風呂上りのひとときは「素敵にショータイム」。
ゴスペラーズと夏川りみがなつかしのJ-POPを歌うという、私たちの世代にはこの上もない内容で、中森明菜や安全地帯、山下達郎、オリジナル・ラブ、オフコース・・・といった“カラオケ18番ソング特集”をめっこりと楽しませてもらった。このへんはもちろん、歌詞カードなしで歌えるからひとりで盛り上がってしまった。もちろん彼らの歌唱力も心地よい。今、まさにこういう日本語の歌が今一番聞きたかったのよね~。サイコー。
笑えたのがそのあと始まった「美しき日々」。
テレビでは時々見ていたので何となく筋はつかめていたけれど、こと音声だけになると何がなんだかさっぱりわからんぞ、韓流ドラマ。ジウ姫はほとんど泣いているし、あの英語だか韓国語だかわからない高音の主題歌が5分に1回は流れるし、気がついたら知らない間に終わっていた。

ラジオの奥深さを知った、目からうろこの半日でした。

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