今週のThanksgivingを前に、今回色々お世話になった不動産会社のJosieから「感謝のしるしにフリー パンプキンパイを差し上げます」というメールがきた。
おお、これはありがたい!とPちゃんとふたりで喜んで事務所にとりに行くことに。でも、私たちには別の“お仕事”が待っていた。それは・・・
彼女のお客さま用Webサイトの「お客様からの証言」コーナーにのせるため、彼女についてのコメントを撮影する、というもの。
こういうのが苦手なPちゃんは前の日からそわそわして「何を言ったらいい?」と聞くので、「“Hi Josie,はじめて会ったときは写真よりも少しやせててびっくらこいたわ。やせたんちゃう?”って言えば?」というと無視された。
他のお客さんもその他大勢撮るんだろうから、ひとこと何か印象的な出来事でも言えばいいか、くらいの軽い気持ちで私自身は撮影のことをすっかり忘れて気持ちはただ、タダパイに向かっていた。
事務所に到着してパイを受け取った後、彼女の息子が部屋の片隅でデジカメをセットして待機していた。
(やば、何言おうかなんも用意しとらんかった・・)
Pちゃんとふたりでカメラの前に座る。こうなったらPちゃんにしゃべらせて私は相づちマンになっとこ。
「Hi、僕はペドロ。僕たちはつい最近家を購入しました。アメリカで家を買うのはもちろん初めての経験だったけれど、Josieの豊富な知識とけい・・え~っと・・けけい・・けいけい・・あわわわわわ・・あ、今のはテストね」
そんなこんなで何度も繰り返したあげく、「ごめん、ちょっとメモ帳くれるかな?」といってセリフを書き始めるPちゃん。
(いつんなったら終わんねん・・・)
「プレゼンじゃないんねんからさ、さっさとひとこと言っておしまいにしよ。テストなんかいらへんて。さぁさぁ、とっとと本番本番!」と気の短い私。
急かされるのが大キライなPちゃん、一段と表情が硬くなりなんだかお通夜のコメントみたいになってきた。
「Hi、僕はペドロ。(私はSHOKO。←ひとことであとは相槌)・・Josieの豊富な知識と経験のおかげでこんなに早く購入をすることができました(ホッ。ここまではまずまず)・・・サンキュー(サンキュー!)」そして私からもちょっとだけひとこと。
「Josieのアドバイスはプロのリアルエステーター、いやリアルター、いやエステーター・・・あわわわ・・・すんません、今のNGね 」
(・・・いつんなったら終わんねん・・・)
結局30分以上もあーでもない、こーでもないとテストを繰り返し格闘したのち、完ぺき主義のPちゃんもついに観念したのか最後のテイクを見て
「Acceptable. まっ今日はこのへんにしといたるわ!」といって終了。
パイを取りにいって、ついでにアップルサイダーとクッキーもごちそうになるはずだったのに、すっかり撮影に気をとられて忘れていたことに帰りの車の中で気づく。
「え~ん。アップルサイダー忘れてたあああ 引き返そう!」とさわぐPちゃんを押さえつけつつ、家路に向かったのであった。
なお、今日撮影した映像がいつUPされるのかは、不明。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます