8月29日
「ミシン無料修理します」というチラシにつられて、母が使い込んだ30年来の古いミシンを近所の「ニコニコミシン」に持ち込んだ
。よくしゃべる店の主人、一目見て「あー、これは古いですね。動かないですよ。それにこの会社はもうないですから部品交換もできませんしね。廃棄するならうちからしておきましょうか?」とたたみかけ、それからは最新型ミシンの営業を滔々と。
どうやったらそんなことが言えるのか?
人の想い出をなんだと思ってやがるんだ。
もちろん、最新のミシン事情を取材できるだけ取材してさっさと帰ってきた。
そうはいってもどうしたものか、と悩むこと2日。先週知り合ったばかりの素敵な方の紹介で、とあるミシン屋さんをダメ元で訊ねた。
店は小さくて古く、町工場のようだった。
それでも、60代半ばごろの女主人は私が持ち込んだ超重いミシンを愛おしそうに車から運んでくださり、
「ああ、これはいいミシンですね。古いミシンはモーターがしっかりしていて最近のものよりもずっと性能がいいんですよ。お母様のものですか?動けるようにしましょうね」とその場で言ってくださった。
直線縫いだけしかできなくても、ボビンケースを使う面倒臭いタイプでも、糸調整が手動でも、自動糸通しや糸切りがついていなくても、私にとっては宝物。
ニコニコミシンで言われたことを伝えると、
「廃棄なんてとんでもない、どうしてそんなことが言えるんでしょう」と、ムッとした表情を見せてくれた女主人の職人気質。
このお店に直してもらえるミシンは幸せだ。私も。きっと母も。
「ミシン無料修理します」というチラシにつられて、母が使い込んだ30年来の古いミシンを近所の「ニコニコミシン」に持ち込んだ
。よくしゃべる店の主人、一目見て「あー、これは古いですね。動かないですよ。それにこの会社はもうないですから部品交換もできませんしね。廃棄するならうちからしておきましょうか?」とたたみかけ、それからは最新型ミシンの営業を滔々と。
どうやったらそんなことが言えるのか?
人の想い出をなんだと思ってやがるんだ。
もちろん、最新のミシン事情を取材できるだけ取材してさっさと帰ってきた。
そうはいってもどうしたものか、と悩むこと2日。先週知り合ったばかりの素敵な方の紹介で、とあるミシン屋さんをダメ元で訊ねた。
店は小さくて古く、町工場のようだった。
それでも、60代半ばごろの女主人は私が持ち込んだ超重いミシンを愛おしそうに車から運んでくださり、
「ああ、これはいいミシンですね。古いミシンはモーターがしっかりしていて最近のものよりもずっと性能がいいんですよ。お母様のものですか?動けるようにしましょうね」とその場で言ってくださった。
直線縫いだけしかできなくても、ボビンケースを使う面倒臭いタイプでも、糸調整が手動でも、自動糸通しや糸切りがついていなくても、私にとっては宝物。
ニコニコミシンで言われたことを伝えると、
「廃棄なんてとんでもない、どうしてそんなことが言えるんでしょう」と、ムッとした表情を見せてくれた女主人の職人気質。
このお店に直してもらえるミシンは幸せだ。私も。きっと母も。
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