春の訪れ

2月のほとんどは極寒のイリノイを脱出していたおかげで、こちらに戻ったら心なしか春を思わせる陽射しに変わっていた。
そう、もうあっという間に3月。とはいえ、まだまだ零下の日々が続いている。

そんな元通りの生活に、日本から春がやってきた！
そう、今年も神戸地方の春の風物詩「いかなごのくぎ煮」をはるばる神戸の友人が送ってくださったのだ。


こんな特製シールがあるところが、さすが郵便局。


見てください。この色合い！
生姜、山椒、柚子、の三種類の風味。
ごはんが進むったらありゃしない。

友人によると、「土曜日に比べると(日曜は漁がお休み)、たった２日間で「えっ!」というぐらい成長していましたが、それでもやや小ぶりなサイズだそうです。今日買いに行くと、またびっくりするぐらい大きくなっていました。このあたりが、いかなごの難しいところです。１日に焚ける量は限られているのに、やつらは日々予想を超える成長を見せます。
とにかく、年々、解禁日も早くなっているので、前年のダイヤリーを参考にできなくなりました(ちなみに、去年は７日から焚き始めました」
とのこと。
水あめを多めにしてカチカチに焚く人もいるけれど、私はこれっくらいの、ご飯にのっけるとぱらりと広がる硬さが好き。

Pちゃんもこの“いかなごのくぎ煮”が大好きで（3種類の味の違いはわかっているかどうかは不明だが）、ふだんはあんまりお替わりしないご飯をお替わりしておいしい、おいしい、と食べていた。
本当においしかった。
これがやってくるとなんだか春到来という気分になり、さぁやるぞ～と気持ちが盛り上がってくる。

*ところで、今回は新しく手に入れた“リコー・カプリオ”にて撮影してみました。1cmまでの接写がキレイにできるのが最大の特長。今年はコレにめいっぱい働いてもらいましょう。