前回のポール特集の時に当ブログ最高顧問のみながわさんから「ウイングス・オーヴァー・アメリカ Ⅱ」というブート盤を教えていただいた。 “オーディエンス録音の面白さの見本のような盤” で “「ソイリー」がカッコイイ!” と言われては、“ハードにシャウトするロックなポール”が大好きな私としては何としても聴きたくなってくる。すぐにヤフオクや eBay で探してみたが残念ながらどこにも出ていない。そこでオークションがダメならCD通販があるわいいとグーグルの画像検索で探してみると、運良く浜松の音楽萬屋kentというお店に在庫があることが分かり即オーダー。2,800円だった。
しかし最近の私はホンマにツイてない。水曜日に仕事から帰ってくるとブツが届いていたので早速聴こうと思いディスクを取り出そうとしたところ、あろうことかCDがパリッと真っ二つに割れてしまったのだ。まるでせんべいが割れるようにである。一瞬何が起こったのか分からず茫然とする私...(・o・) ブートも含めCDは何千枚と聞いてきたが、SPじゃあるまいしCDが割れるなんて初めての経験だ。我に返って割れた2枚の断片を合わせてみると熱か乾燥のために(?)盤が変質して反っている。期待が大きかった分、奈落の底に突き落とされたような気分だ。
納得がいかないのでクレームのメールを入れたところ翌日すぐに返信がきて “ご迷惑をおかけして申しあけありませんm(__)m” と平謝りされ、“もう1枚在庫があるからすぐに送ります” とのこと。シカトされたり開き直られたりしたらムカつくなぁ...と思っていただけに(←最近鬱陶しいこと続きでめちゃくちゃマイナス思考に陥ってるもんで...)この迅速かつ誠実な対応は嬉しかったし、何よりも諦めかけていた音源が聴けるようになった喜びが大きく、木・金曜はただもうそれだけを心の支えに(←大袈裟な...)過ごしていたようなものだった。
そして土曜日、メール便でディスク1が届いた。大喜びでディスクをそーっと(笑)取り出すと、レーベル面に印刷されているタイトルは「Wings Over America II」ではなく「BLACK BIRD / The Answer is Here」となっており、曲目も全然違うものばかり。“え~、間違って全然違う盤を送ってきよったんか???” と焦りながらCDをかけてみると大歓声に続いて「ヴィーナス・アンド・マース」のイントロが聞こえてくる。念のためディスク2も確認してみたらディスク1と同じデタラメなレーベル表記だ。まぁ中身が正しければ文句はないのだが、それにしてもビックリしたなぁ...
この「オーヴァー・アメリカⅡ」はウイングスのUSツアー最終日(6/23)にあたるロスのフォーラムでのコンサートの模様を完全収録したブート盤で、サウンドボード録音をも凌駕するといわれるぐらいに高音質なオーディエンス録音で名を馳せたマイク・ミラードというテーパー(←録音機を偽装するために車椅子を利用していたというプロ中のプロ!)が隠密録音した “ミラード音源” を使用したものらしい。ポールのブンブン唸るベース音が大きく入っていてしかもツアー中のベスト・テイクを選りすぐって “ライヴ・ヴァージョンによって構成されたベスト盤” 的な性格の強い正規盤とは違い、みながわさんがおっしゃるように “かぶりつきの客席で聴いているような臨場感” を感じさせるサウンドが実に新鮮だ。当然ながら曲間のポールのおしゃべりもノーカットで入っているし、正規盤にはなかった「レディ・マドンナ」のリプライズ演奏も愉しめて言うことナシだ。
音が極端に右チャンネルに偏っているのが難点と言えば難点だが、2・3曲聴けば耳のイコライザーが働いて慣れてしまうし、「ヴィーナス・アンド・マース」と「マグネット・アンド・チタニウム・マン」の曲の途中で音がふらつくところがあるが、演奏に引き込まれて聴いているうちに気がついたらちゃんと元に戻っている(笑)ので問題ない。それより何よりサウンドボード録音とは又違った生々しい音が聴けて大満足だ。特に「バンド・オン・ザ・ラン」~「ハイ・ハイ・ハイ」~「ソイリー」と凄まじいノリでたたみかけるように迫ってくるラスト3連発の圧倒的な臨場感には言葉を失う。コレはホンマに病み付きになる生々しさである。CDが割れるという災難はあったが(笑)、大騒ぎして手に入れた甲斐があったというものだ。
「ウイングス・オーヴァー・アメリカ」に関してUKアナログ盤の音で自己完結していた私にオーディエンス録音ブート盤の魅力を改めて教えてくれたこの「オーヴァー・アメリカⅡ」... みながわさん、エエ盤を教えて下さり本当にありがとうございました(^o^)丿
Wings Over Los Angeles (←必聴の「Soily」は2:05:00あたりから)
しかし最近の私はホンマにツイてない。水曜日に仕事から帰ってくるとブツが届いていたので早速聴こうと思いディスクを取り出そうとしたところ、あろうことかCDがパリッと真っ二つに割れてしまったのだ。まるでせんべいが割れるようにである。一瞬何が起こったのか分からず茫然とする私...(・o・) ブートも含めCDは何千枚と聞いてきたが、SPじゃあるまいしCDが割れるなんて初めての経験だ。我に返って割れた2枚の断片を合わせてみると熱か乾燥のために(?)盤が変質して反っている。期待が大きかった分、奈落の底に突き落とされたような気分だ。
納得がいかないのでクレームのメールを入れたところ翌日すぐに返信がきて “ご迷惑をおかけして申しあけありませんm(__)m” と平謝りされ、“もう1枚在庫があるからすぐに送ります” とのこと。シカトされたり開き直られたりしたらムカつくなぁ...と思っていただけに(←最近鬱陶しいこと続きでめちゃくちゃマイナス思考に陥ってるもんで...)この迅速かつ誠実な対応は嬉しかったし、何よりも諦めかけていた音源が聴けるようになった喜びが大きく、木・金曜はただもうそれだけを心の支えに(←大袈裟な...)過ごしていたようなものだった。
そして土曜日、メール便でディスク1が届いた。大喜びでディスクをそーっと(笑)取り出すと、レーベル面に印刷されているタイトルは「Wings Over America II」ではなく「BLACK BIRD / The Answer is Here」となっており、曲目も全然違うものばかり。“え~、間違って全然違う盤を送ってきよったんか???” と焦りながらCDをかけてみると大歓声に続いて「ヴィーナス・アンド・マース」のイントロが聞こえてくる。念のためディスク2も確認してみたらディスク1と同じデタラメなレーベル表記だ。まぁ中身が正しければ文句はないのだが、それにしてもビックリしたなぁ...
この「オーヴァー・アメリカⅡ」はウイングスのUSツアー最終日(6/23)にあたるロスのフォーラムでのコンサートの模様を完全収録したブート盤で、サウンドボード録音をも凌駕するといわれるぐらいに高音質なオーディエンス録音で名を馳せたマイク・ミラードというテーパー(←録音機を偽装するために車椅子を利用していたというプロ中のプロ!)が隠密録音した “ミラード音源” を使用したものらしい。ポールのブンブン唸るベース音が大きく入っていてしかもツアー中のベスト・テイクを選りすぐって “ライヴ・ヴァージョンによって構成されたベスト盤” 的な性格の強い正規盤とは違い、みながわさんがおっしゃるように “かぶりつきの客席で聴いているような臨場感” を感じさせるサウンドが実に新鮮だ。当然ながら曲間のポールのおしゃべりもノーカットで入っているし、正規盤にはなかった「レディ・マドンナ」のリプライズ演奏も愉しめて言うことナシだ。
音が極端に右チャンネルに偏っているのが難点と言えば難点だが、2・3曲聴けば耳のイコライザーが働いて慣れてしまうし、「ヴィーナス・アンド・マース」と「マグネット・アンド・チタニウム・マン」の曲の途中で音がふらつくところがあるが、演奏に引き込まれて聴いているうちに気がついたらちゃんと元に戻っている(笑)ので問題ない。それより何よりサウンドボード録音とは又違った生々しい音が聴けて大満足だ。特に「バンド・オン・ザ・ラン」~「ハイ・ハイ・ハイ」~「ソイリー」と凄まじいノリでたたみかけるように迫ってくるラスト3連発の圧倒的な臨場感には言葉を失う。コレはホンマに病み付きになる生々しさである。CDが割れるという災難はあったが(笑)、大騒ぎして手に入れた甲斐があったというものだ。
「ウイングス・オーヴァー・アメリカ」に関してUKアナログ盤の音で自己完結していた私にオーディエンス録音ブート盤の魅力を改めて教えてくれたこの「オーヴァー・アメリカⅡ」... みながわさん、エエ盤を教えて下さり本当にありがとうございました(^o^)丿
Wings Over Los Angeles (←必聴の「Soily」は2:05:00あたりから)
Over America II 入手おめでとうございます。
しばらく間が空いたと思っていたのですが、とんでもない事が起こっていたんですね、いくらブート盤でもそれはないですよね。
kentって聞き覚えあるお店だったので調べてみたらWings LIGHTSPEEDというDVDを買ったお店でした。
でOver America II エエでしょ、正規盤より音質が劣っていても、多少音がヨレていても気にならなくなるのが不思議ですね。
ただのオーディエンス録音ではなくプロの仕業だったとっは驚きでした。
ウィングスのライブのブート盤ではこの盤と「ラストフライト」が特に素晴らしいと思います。
あとは定番ですが'65年のオーストラリアですかね、それは上記LIGHTSPEEDで聞けます(見れます)(笑)。
あと話はウィングスから話がそれるのですがyoutubeにキャンディーズ日劇キャンディーズショーの音源があるのをご存じですか。
http://www.youtube.com/watch?v=-UzrkaJK4YM
これは例の横浜のキャンディーズバーのマスターが会場にカセットデンスケを持ち込んで録音したものらしいです(アップしたのは別の人らしい)、これも '76年の録音ですね。
おかげさまで「OverAmerica II」を入手することができました。
それにしてもあれだけ音が右チャンネルに偏ってるのにちゃんと聞こえるのが不思議ですね。
特に後半に進むにつれてどんどん良くなっていくような感じがするんですが、
耳の錯覚なのかな?
とにかく正規盤では味わえない良さを堪能できました。
ホンマにありがとうございました。
ご推薦の「LIGHTSPEED」、さっそく調べてみました。
「James Paul McCartney」は持ってますが
「One Hand Clapping」完全版と「Fly South」は持ってないので
コレも “買い” ですね。
適正価格で見つけたらすぐにゲットします。
それと「日劇キャンディーズショー」がアップされてるのも知りませんでした。
内容も音もめちゃくちゃエエですねー
レッド・ゼッペリンにウイングスにキャンディーズ...
70年代ネタだけでブログできそうです(^.^)
すっかり海賊盤業者の回し者になっている顧問です。
LightSpeed がKENTで5800円で3ヶ月待ですか、私が何年か前に買ったときはいくらだったかな
調べればわかるのですが、それくらいしたかも。
トレントサイトなどにもあるかもしれないけどセキュリティ上のリスクもあるので人には勧められないですよね。
見つからなかったらなんとか考えますよ(顧問としてはね)。
オーストラリア公演はもちろん75年の間違えです。(笑)
海賊盤業者の回し者に最高顧問になっていただけて実に嬉しいです(笑)
CD時代に入ってからの海賊盤は何が何やら分からんくてほとんど持っていないので
色々とご指導を仰げて本当に助かってます。
LightSpeedは今ネットで色々捜索中です。
トレントサイトは怖くて利用する気になれません。
実はOver America II も最初は海外のサイトからDLしようとしたんですが、
hao123という中国のブラウザにパソコンを乗っ取られかけて慌てて削除したんです。
やっぱりちゃんとしたディスクを通販かオークションで探すのが一番ですね。