Disc-4 “ダコタ” はジョンのハウス・ハズバンド時代後半の2年間にホーム・レコーディングされたデモ音源と「ダブル・ファンタジー」セッションのアウトテイクスで構成されている。①「アイム・ルージング・ユー」は他の「ダブル・ファンタジー」収録曲とは激しく一線を画すエッジの効いたシャープなサウンドにビックリ(゜o゜) それもそのはずで何故かこのヴァージョンだけチープ・トリックのメンバーを起用しているのだ。このストレートなロック・サウンドを聴いて思うのは、「ダブル・ファンタジー」がヨーコとの共作という形態ではなく全曲こんな感じのロックだったらどんなに良かったかということ... まぁ今更言ってみてもしゃあないが、それほどこのヴァージョンは素晴らしい(^o^)丿
③「サーヴ・ユアセルフ」はジョンが激しくアコギをかき鳴らすホーム・レコーディングで、ディランへの返答歌とのこと。ディランの盤は持ってないので何とも言いようがないが、かなりアグレッシヴなトラックだ。④「マイ・ライフ」は「スターティング・オーヴァー」のデモで、まだ曲のアイデアを探っているような感じがする初期ヴァージョンだ。⑤「ノーバディ・トールド・ミー」は「ミルク・アンド・ハニー」収録ヴァージョンよりもジョンのヴォーカルが活き活きと躍動感に溢れ、自由闊達な感じがしてめっちゃエエ感じ。エンディングがブチッと切れてしまうのが残念だ。⑥「ライフ・ビギンズ・アット・40」はジョンがリンゴのために書いたカントリー調のナンバーで、リズムボックスをバックにアコギの弾き語りで歌っている。
⑦「アイ・ドント・ウォナ・フェイス・イット」はノリの良いロック・ナンバーで、ジョンにはこんな感じのストレートなロックをもっともっと聴かせてほしかったというのが正直なところ。スティーヴ・ミラーみたいなドライヴ感溢れるギター・サウンドが印象的だ。⑧「ウーマン」はリズムボックスをバックにアコギの弾き語りで歌うヴァージョンで、そのシンプルの極みのようなサウンドからそこはかとなく漂ってくる哀愁がたまらない(≧▽≦) ⑨「ディア・ヨーコ」ではバディ・ホリーのしゃっくり唱法で軽やかに歌うジョンが面白い。⑩「ウォッチング・ザ・ホイールズ」はアコギ弾き語りによるホーム・レコーディングだが、私は本テイクよりもアップテンポで駆け抜けるこっちの方が好きだ。この手の秀逸な別テイクを集めてジョン曲だけで “ダブル・ファンタジー・アンプラグド” としてリリースしたら売れそうな気がするのだが...(^.^)
⑪「アイム・ステッピング・アウト」は冒頭のセリフが入ってない別テイクで、「ミルク・アンド・ハニー」収録ヴァージョンに比べると何となく物足りない感じがするのは否めない。⑫「ボロウド・タイム」はアコギ弾き語りによるホーム・レコーディングで、曲としてはやや単調に響く。⑬「ザ・リシ・ケシュ・ソング」はジョージのインド趣味をおちょくった歌で、CD解説には “皮肉った” とあるが、私の耳にはネガティヴな響きはなく、ただふざけて作ったようにしか聞こえない。本当のところはどーなんやろ?ジョージの「ブロー・アウェイ」の歌詞とメロディーがそのまんま出てくるところがジョンらしくて好きだ(笑)。
⑮「ビューティフル・ボーイ」はジョンの歌声が本テイクよりも優しさに溢れ、父親としての愛息への想いがダイレクトに伝わってくる微笑ましいヴァージョンだ。⑰「オンリー・ユー」はオリジナルのプラターズであれリンゴであれ正直言って苦手な曲だったのだが、このジョンのヴァージョンだけは別。もう何度でも聴きたくなるような魅力溢れる歌声だ。苦手曲を愛聴曲に変えてしまうヴォーカリスト、ジョン・レノン恐るべしだ(>_<)
ジョンが優しい歌声で “これから一緒に歳を重ねていこう...” と歌う⑱「グロウ・オールド・ウィズ・ミー」はビートルズ・ファンなら涙なしには聴けない大名曲だが、ここで聴けるのはジョンの遺したテープに何とあのジョージ・マーティンがストリングスをオーヴァーダビングして完成させたニュー・ヴァージョン!ただでさえウルウルきてしまう曲に加えて更に涙腺を刺激するストリングス・アレンジはマーティン先生の見事な仕事という他ない。⑲「ディア・ジョン」はジョンが最後に書いた曲だそうで、自分自身への励ましのメッセージのように響く。 “そんなに頑張らなくていいよ。たまには息抜きも必要だ。人生は駆け抜けるものじゃない。” という歌詞がたまらなく好きだ。
ということで12月に入って始めた “ジョン・レノン・ウイーク” は既に取り上げた「ロックンロール」を除く70年代のオリジナル・アルバムを1週間で制覇するつもりが結局「アンソロジー」まで含めて2週間もやってしまったが、一応これで終了ということで... いつものことながら計画性もへったくれもないブログやね(笑)。明日からどないしよ~(>_<)
john lennon grow old with me
③「サーヴ・ユアセルフ」はジョンが激しくアコギをかき鳴らすホーム・レコーディングで、ディランへの返答歌とのこと。ディランの盤は持ってないので何とも言いようがないが、かなりアグレッシヴなトラックだ。④「マイ・ライフ」は「スターティング・オーヴァー」のデモで、まだ曲のアイデアを探っているような感じがする初期ヴァージョンだ。⑤「ノーバディ・トールド・ミー」は「ミルク・アンド・ハニー」収録ヴァージョンよりもジョンのヴォーカルが活き活きと躍動感に溢れ、自由闊達な感じがしてめっちゃエエ感じ。エンディングがブチッと切れてしまうのが残念だ。⑥「ライフ・ビギンズ・アット・40」はジョンがリンゴのために書いたカントリー調のナンバーで、リズムボックスをバックにアコギの弾き語りで歌っている。
⑦「アイ・ドント・ウォナ・フェイス・イット」はノリの良いロック・ナンバーで、ジョンにはこんな感じのストレートなロックをもっともっと聴かせてほしかったというのが正直なところ。スティーヴ・ミラーみたいなドライヴ感溢れるギター・サウンドが印象的だ。⑧「ウーマン」はリズムボックスをバックにアコギの弾き語りで歌うヴァージョンで、そのシンプルの極みのようなサウンドからそこはかとなく漂ってくる哀愁がたまらない(≧▽≦) ⑨「ディア・ヨーコ」ではバディ・ホリーのしゃっくり唱法で軽やかに歌うジョンが面白い。⑩「ウォッチング・ザ・ホイールズ」はアコギ弾き語りによるホーム・レコーディングだが、私は本テイクよりもアップテンポで駆け抜けるこっちの方が好きだ。この手の秀逸な別テイクを集めてジョン曲だけで “ダブル・ファンタジー・アンプラグド” としてリリースしたら売れそうな気がするのだが...(^.^)
⑪「アイム・ステッピング・アウト」は冒頭のセリフが入ってない別テイクで、「ミルク・アンド・ハニー」収録ヴァージョンに比べると何となく物足りない感じがするのは否めない。⑫「ボロウド・タイム」はアコギ弾き語りによるホーム・レコーディングで、曲としてはやや単調に響く。⑬「ザ・リシ・ケシュ・ソング」はジョージのインド趣味をおちょくった歌で、CD解説には “皮肉った” とあるが、私の耳にはネガティヴな響きはなく、ただふざけて作ったようにしか聞こえない。本当のところはどーなんやろ?ジョージの「ブロー・アウェイ」の歌詞とメロディーがそのまんま出てくるところがジョンらしくて好きだ(笑)。
⑮「ビューティフル・ボーイ」はジョンの歌声が本テイクよりも優しさに溢れ、父親としての愛息への想いがダイレクトに伝わってくる微笑ましいヴァージョンだ。⑰「オンリー・ユー」はオリジナルのプラターズであれリンゴであれ正直言って苦手な曲だったのだが、このジョンのヴァージョンだけは別。もう何度でも聴きたくなるような魅力溢れる歌声だ。苦手曲を愛聴曲に変えてしまうヴォーカリスト、ジョン・レノン恐るべしだ(>_<)
ジョンが優しい歌声で “これから一緒に歳を重ねていこう...” と歌う⑱「グロウ・オールド・ウィズ・ミー」はビートルズ・ファンなら涙なしには聴けない大名曲だが、ここで聴けるのはジョンの遺したテープに何とあのジョージ・マーティンがストリングスをオーヴァーダビングして完成させたニュー・ヴァージョン!ただでさえウルウルきてしまう曲に加えて更に涙腺を刺激するストリングス・アレンジはマーティン先生の見事な仕事という他ない。⑲「ディア・ジョン」はジョンが最後に書いた曲だそうで、自分自身への励ましのメッセージのように響く。 “そんなに頑張らなくていいよ。たまには息抜きも必要だ。人生は駆け抜けるものじゃない。” という歌詞がたまらなく好きだ。
ということで12月に入って始めた “ジョン・レノン・ウイーク” は既に取り上げた「ロックンロール」を除く70年代のオリジナル・アルバムを1週間で制覇するつもりが結局「アンソロジー」まで含めて2週間もやってしまったが、一応これで終了ということで... いつものことながら計画性もへったくれもないブログやね(笑)。明日からどないしよ~(>_<)
john lennon grow old with me