津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

■細川小倉藩(136)寛永三年・日帳(六月十二日~十七日)

2020-01-30 06:33:41 | 細川小倉藩

                       (寛永三年六月)十二日~十七日

         
         |     十二日
         |
簗ノ設備ハ三斎領 |一、菅村七太夫・樹下作右衛門、やなノ御奉行申付候処ニ、被罷出、様子被相尋候間、 三齋様御領

分ヲ除ク     |  分を差除、御うたせ可有由、申渡候事、
透ノ香炉箱    |一、すかしの御かうろ箱十ノ儀、上方ゟ被 仰下候ニ付、右ノ御奉行岩田甚太郎中津へ参候をよひよ
つるノ間ニテ鼠害 |  せ、尋申候処ニ、出来仕候を、つるの間ニ入置候由ニて、松ノ御丸へ被持来候、多大分ねずミ損
         |  候を繕せ候、但、手間賃ハ自分ゟ被出候へと申候事、            〃
         |

         
         |     十三日
         |
水野守信使者ノ豊 |一、水野河内様ゟ之御使者、国東郡之豊後へ御通候ニ付、生源寺少九郎・寺戸仁兵衛差遣候処ニ、

後ニ行クヲ見失ウ |             〃〃〃〃  
         |  (築城郡)
         |  椎田迄ハ被参候を見申候、それゟハ見うしない、豊後別苻迄参候へ共、左様之人通り不被申す由申
         |    にて  
         |  之由被申候、今日被罷帰候事、
         |    〃〃〃
         |

         
         |     十四日
         |  〇記事ナシ

         |

         
         |     十五日
         |
透ノ香炉箱    |一、すかしの御香炉箱・しふかミ包一つ、
         |                      (八木)
薬ノ箱 刀箱   |一、御薬ノ入たる箱幷刀箱一つ、本庄勘兵衛ゟ八慶閑へ上せ被申候、
         |      そう(宗珠院)
         |一、いよ殿ゟ〇しゆゐん殿へ、しふかミ包一つ、
         |  (長沢頼長室、沼田清延女)
         |
         |一、方々へ、爰元ゟ遣状共、何も歩ノ御小性山田六兵衛・赤尾茂兵衛被持上候事、
能衣装 鮓 干貝 |一、御能衣装、すし・ほしかい等も、右衆被乗候御船ニ上ス、御船頭ハ乃美十左衛門也、
         |一、右ノ御舟ニ竹や喜兵衛乗上り候事、
         |

         
         |     十六日
         |
牧山番ヲ召抱   |一、佐藤源左衛門、牧山ノ御番者ニ、今日抱申候事、
         | (豊後日田郡)
人返シノ請取切手 |一、日田へ田川ゟ被送遣者ノ請取切手、式ア少殿ゟ今日うつし候て、御取可被成候事、
         |

         
         |     十七日
         |
         |一、沢善十郎、母煩見舞として、権七知行所へ罷越、昨日罷帰候事、
         |                          (鍋、南條元信室、細川興秋女)
三斎手作ノ瓜   |一、御手作之うり廿一、おちうりのよし申候而持来候を、おなへ殿へ上ヶ申候事、
         |一、御家老衆ゟ被差上せ候御小早、徳嶋八兵衛罷下候事
         |  (規矩郡)                    ( 花 瓶 )
忠利国廻ノ時召上 |一、三岳の寺ニて、御国廻之時、被召上くわひんのかわりニ、被遣くわひん二つ、右ノ御舟頭持下
シ花瓶ノ替リ   |  候事
         |

  

 

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