一枚の葉

私の好きな画伯・小倉遊亀さんの言葉です。

「一枚の葉が手に入れば宇宙全体が手に入る」

森は祭典

2018-08-05 08:37:53 | 自然



      もはや災害というべきレベルの暑さ!

      生命にかかわるほどの酷暑に辟易。

      しかしそれはニンゲンにとって、
      であって、
      自然界の生きものにとっては
      どうなのであろうか。

      早朝、
      自然流(自己流)ウォーキングをしていると
      森のなかが実に賑やかなのに
      気づかされる。

      おそらく一年で最も賑わう時期。

      金子みすずの詩ではないけど、
      森の祭典のようだ。

      ミンミンゼミにアブラゼミ、
      森の一か所ではシャーシャーと鳴く
      クマゼミ。 

      クマゼミは10年も前に、
      九州の親戚の家ではじめて
      聞いてびっくりしたが、
      いつしか北上したのだろうか。

      それにヒグラシがあっちの森、こっちの
      森で呼応するように鳴いて
      まるで坊さんの読経を思わせる。

      さらに、
      どうしたものか、
      ウグイスが今朝も2ヶ所でさえずっていた。

      例年、ウグイスはどんなに遅くても
      7月中には蝉に押されて鳴かなくなっていた
      ものだが。

      自然界に異変が起きているのだろうか。

      足元の草むらでは、
      ジージーと名前も分からない地虫が
      鳴いている。


      ちょっとホッとするのは
      法師ゼミのツクツクボウシが時たま
      聞こえること。

      ♬ ツクツクボウシ

      これが聞こえると、夏も終わり。
      初秋のはじまりだ。

      子どもの頃はそろそろ夏休みの宿題を
      思い出して
      悲しくなったけど。

      ニンゲンの祭典のほうは
      昨夜、地元商店街の夏祭りで
      浴衣姿のお嬢さんや親子づれが目についた。

      一週に2~3回、
      どこかで花火大会があるらしく
      ドン、ドド~ンと轟音が聞こえる。

           
      私は、というと、
      夏祭りにも行かず
      花火大会にも行かず
      ただ、じっと涼んでいるだけ。


※ 森に朝日が差したころ