一枚の葉

私の好きな画伯・小倉遊亀さんの言葉です。

「一枚の葉が手に入れば宇宙全体が手に入る」

一声は一声でも

2012-12-04 13:44:49 | 雑記


    今日、衆議院議員総選挙の公示日。
    朝10時、近くの集会所の前を通ったら二人の候補者
    の写真がすでに貼られていた。
    30分後、帰りにはもう1枚増えていて、これから又
    用事で出かけるのだが、ほぼ出そろっていることだろ
    う。(午後3時現在)

    お昼のニュースでは各党の党首がいわき、福島市、
    飯館(いずれも福島県内)で第一声を上げたと伝え
    ていた。
    原発、消費税、景気、TPP……問題は山積みだか
    ら、選挙までの12日間は選ぶ側も問われる日々で
    ある。

    こちらは一声は一声でも候補者ではなく「汽笛一声」
    のこと。
    といえば新橋駅のSL広場である。

    1872年(明治5)新橋ーー横浜間を初めて汽車が
    走った。 
    1972年(昭和47)鉄道百周年を記念して、新橋
    駅前に写真のようなSLが設置された。
    (これは「C11 292号」とのこと)
    
    今では渋谷のハチ公前と同じように待ち合わせの場所
    となっている。

    なぜこんなことを思い出したかというと、先週末、
    学生時代のサークルの集まりがあって、新橋に出かけ
    たからである。
    SLの前では日に3回(12時、15時、18時)に
    数秒間汽笛が鳴ることになっていて、ちょうどその時間
    帯に通ったものだから、昔懐かしい「ボオーッ」という
    音を聞いた。

    で、肝心の集まりは20名ほど。
    物故者も少なからずいて、誰彼の噂から病気のはなしへ。
    当日の出席者はそれなりに元気だった。
    (元気だから出てくることができた!)
    それでもそれなりに病歴はあって、勤めていた頃とちが   
    って時間も(それなりの)お金もある現在、最も関心
    のあるのは健康ということか。

    脂ぎって野性味のある昔日を思うと、ちょっと寂しい気
    がしないでもない。
    もっともこれはお互い様でもあるが。

    誰でも老いることはできる。
    だが、誰しも自分の思ったように老いることはできない。

    帰りの電車の中でそう思った。
    (おのれの肝に銘じることとして)

    


最新の画像もっと見る

コメントを投稿