一枚の葉

私の好きな画伯・小倉遊亀さんの言葉です。

「一枚の葉が手に入れば宇宙全体が手に入る」

年の瀬

2008-12-15 08:35:47 | 

     年をとると、なぜかくも時間の経過が早いのだろうか。
     年に何回もためいきをつき、ことに年の瀬はその思いを
     つよくする。
     子供の頃は楽しみで仕方のなかった年末の行事やお正月
     がいまや……。
     
     この大人と子供の時間にたいする感覚のちがい。
     一体、人間の内に絶対的な時間をはかる器官みたいな
     ものはあるのだろうか。
     時間の経過というのはその時の心理状態も大きく影響し
     ているような気もするし。
     大人でも、楽しい時間はあっという間に過ぎてしまうのに、          
     イヤな仕事や会議は退屈で仕方がないものねえ。

     一方で、同じ1年でも子供には長く、大人には超特急
     ですぎてゆく現実。
     どうやらこれは、経験による時間のズレというものだ
     そうです。
     こどもにとってはすべてが未知で、右をみ、左をみて、
     目的地に着くのがすごく長い。
     大人にとってはすでに経験したこと、いつもの道なので
     あっという間に過ぎる。

     そういえば、知らない所にはじめてゆく時は長く感じ
     られるが、たしかに帰り道はほっとして早い。2度目
     3度目になるともっと早い。
     そんな感覚が体内時計を左右しているらしいのですが。
     
     でも、それが分かっても、誰も時間の経過は止められ
     ない。
     (写真はある人が送ってくれた小学生の作品展から。
      小学1年生のもの)     

     
     
     

  

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