とうやのひとり言

佐藤とうや ブログ

酒田港からコメ輸出の第一歩

2011年01月22日 | インポート

004  「割高な日本のコメは輸出できるのか」長年の懸案であった。たゆまぬ技術革新と品種改良により、価格が半分以下に抑えられ、安全安心な日本のコメが日本食ブームと共に、国際的な認知度が上がった。農業の進歩である。
 中国に日本のコメの需要があるという。昨年、日中の政府間で日本から20万トンのコメを輸出する覚書が交わされた。今までも10トン単位の輸出はあった。山形県でも昨年10トン、一昨年18トンの実績がある。中国にコメを輸出するには、指定精米工場と病害虫を駆除する登録燻蒸倉庫での処理が義務付けられている。
 条件を満たす施設は神奈川県一か所で、全国すべてのコメがここに集荷され中国へ出荷される。20万トンともなれば、施設を増やすことになり昨年末から燻蒸倉庫の登録を募集していた。全国30か所から応募があり、その中の8か所が選ばれ東北では唯一「酒田港西埠頭上屋」がノミネートされた。これから3ヶ月かけて調査され、問題がなければ、指定精米工場とのセットで条件が整うことになる。
 昨年の暮れにある企業を訪問した際「公募に山形県はどうしているのか」と聞かれた。早速、農林水産部に電話したが話がかみ合わず「調査します」だった。数日後「すべて条件は整わないが、手を挙げます」と連絡があった。そして1月19日「酒田港が東北で一つだけ選ばれました。一歩前進です」と、うれしい知らせが入った。頑張ってくれた関係各位に感謝感謝である。

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