中野さなえ活動日誌

花には太陽を こどもらには平和を

障害者自立支援法の県の説明会に参加

2005年11月24日 18時08分15秒 | 活動日誌
    (我が家の庭になった柿・今年は良く実をつけました)


 多くの反対で、一度は廃案になった障害者自立支援法が国会を通り、来年10月からの実施、自立支援医療は4月から実施という急な事態に、障害者はもとより自治体も大慌てです。

 県障害福祉課は県下10箇所での説明会を開く予定、今日は長野市で行われました。会場になった勤労者福祉会館のホールは、関係者で一杯でした。

 介護保険と同じように、利用料の一割負担を障害者に押し付ける大変な弱いものいじめの法律ですが、不備だらけでのみきり発射、実際実行できるのかどうかさえ危ぶまれています。

 ホームヘルプサービス一つ見ても、今まで無料で受けられていたものが、低所得者の方でも7千5百円から1万2千3百円の新たな負担です。
 厚生施設入所者で見ると、現在5万3千円の負担をしている人が8万1千円にも跳ね上がる例もあります。
 障害基礎年金8万3千円の人は、5万5千円払わなくてはならなくなります。どうやって暮らせというのでしょうか。「2万円残るではないか」といった国会での答弁を思い出し、むらむらとしてきました。

 私が心配しているひとつは、今まで制度としてあった「移動支援」が廃止されたことです。
 障害者の皆さんが社会的な活動をしようと思えば、例えばお使いひとつでも介助が必要なことは多くあります。
 「移動介助」は制度からはずされて、市町村の責任で内容も量も決定するようになって、補助事業となりました。市町村の財力によっては、充分補償されるかどうか?

 参加者のみなさんは、特に障害者とそのご家族と見られる方々は、怒りと不安を隠せない様子でした。
 私は、次の会議に出席のため中座してしまい、みなさんのご意見を聞くことができませんでしたが、これは大変な事態を生むと心配です。

 ヒロシマでの小学生が無残な行為で命を奪われたニュースでは、私も心が痛みかわいそうでなりません。かわいそうなどいう言葉では、とても表現できない深いやるせない感情です。

 細かい事情はわかりませんが、誰もが、人が大切にされない、徹底した勝ち組、負け組みを作り出している自民党政治のもとで、人の心が荒れているということが根っこにあると考えているのではないでしょうか。
 
 次々起こる痛ましい出来事に、私は小手先の解決では追いつくものではなく、深くゆがんだ日本の政治を転換しなければと、共産党が大きくなるしかないではないかと、力を出そうと決意を新たにしました。

 
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